J@Dの備忘録

おっさんの備忘録
このブログに関するご意見等はコメント欄に記載していただきますようよろしくお願いします。

撮影会@三崎港&城ヶ島

2022年10月29日 | 写真


今日は晴れ。今日は写真部の撮影会がある。撮影会に行く前にちょっと寄り道をしていくつもりで朝早く起きるつもりでいたのだが、気が付くと既に時計の針は7時半を回っている。計画は崩れてしまった。
あわてて、カーテンを開けて外を見ると、上空はほぼ快晴で、東の空に一条の細長い雲が浮かんでいるのが見えるが、澄んだ青空が広がっていて朝日が射し込んでいる。外に出てみると、弱い西よりの風が吹いていて、早朝の冷気が散髪をした頭を包んで、目が覚めた。湿度はあるが、空気が清々しくて心地よい。

今日の撮影会の撮影場所は三浦半島の三崎港~城ヶ島である。海の見える街なみや荒波の作り出した奇岩群を撮影し、最後は太平洋へ沈む太陽を眺めに行くという撮影プランとなっている。
そこで、今日の撮影会で使用するカメラはミラーレスカメラ「OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅢ」を使うことにした。主に風景を撮ることになるとの判断からである。交換レンズは「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO」「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO」の大三元レンズ3本セットを持っていくことにした。

当初予定していた行程では、集合が三崎口駅に正午ということだったので、早朝に家を出て、途中寄り道をする予定だったのだが、もう余裕はない。天気予報を見ると、朝晩の気温差が大きいということだったので、薄手のポケッタブルパーカーを羽織ると、外出した。
日野駅から八王子駅に出ると、横浜線と京浜東北線を乗り継いで、横浜駅に向かう。横浜駅で京浜急行線に乗り換えるのだが、ここで京浜急行線の「三浦半島1DAYきっぷ」を購入する。この切符を買うと、フリー区間内の京急線と京浜急行バスが乗り降り自由となる。

横浜駅から快速特急に乗り込んだ。横浜駅から三崎口駅までは50分弱で到着した。


日中はほぼ快晴で、上空には青空が広がった。日射しが燦々と降り注いでいて、空が眩しく見える。昼間の最高気温は22℃で湿度が低く、北よりの風が吹いている。カラリとした暑さで、日が当たるところは汗ばむほどだが、風が涼しく感じられた。ポケッタブルパーカーをカメラバッグにしまうと、三崎口駅から三崎港行きのバスに乗った。
バスは混んでいたが、運よく座ることができた。「三崎港」バス停に着くと、目の前には三崎港が広がっている。三崎港に来るのはかなり久しぶりである。正面には城ヶ島があって、青い海が広がっていた。


日は既に高くなっていて、日射しが強くなっている。まずは日射しを避けて、バス停の近くにある海南神社に向かった。


まずは海南神社の拝殿で参拝。拝殿に向かって右手にはマグロの頭を模した置物が置かれている。その拝殿側には赤い毛氈が敷かれた長椅子が置かれており、反対側には台が設置されている。どうやら、ここで集合写真や記念写真が撮れるようにしてあるものらしい。


参道をはさんで反対側には変わり種みくじの「三崎鮪みくじ」の入ったカゴが置かれている。色とりどりの張り子のまぐろのお腹におみくじが抱えられているとのこと。


源頼朝手植えとされている公孫樹の前には銀杏を並べてマグロの絵と「三浦」の文字が描かれていた。一部は気づかない人に踏まれてしまっていたが、なかなか絵心があって面白い。


海南神社を後にすると、お昼を三浦市三崎水産物地方卸売市場内にある三崎「魚市場食堂」で食べた。


その後、三崎港付近で写真を撮る。漁港や市場が近いこともあって、路地裏にはネコがたむろっている。


軽トラックの前では2匹のネコが日向ぼっこをしていた。


三崎港のそばにある産直センター「うらり」の周辺は観光客で込み合っているが、少し路地に入るとレトロな街並みが広がる。


古民家や土蔵、雰囲気のある喫茶店などが立ち並ぶ風景に懐かしさを感じながら、バス停に向かった。三崎港のバス停から、再びバスに乗ると、城ヶ島に向かう。城ヶ島は、昔、小学校の時に遠足で行った覚えしかない。「白秋碑前」バス停で降りると、馬の背同門まで歩いて行った。
雑木林の中を歩いていくと、途中、視界が開ける。ウミウ展望台と名付けられた展望台からは、南の方角に大島の姿がくっきりと見えている。正面にはウミウの生息地である赤羽根海岸東側の切り立った崖が夕日に照らされていた。


更に、海岸まで歩いていく。雑木林を抜けて急な階段を降り、海岸に出た。海岸の西側には「馬の背洞門」と名のついた海蝕洞穴がある。


高さ8m、幅6m、厚さ2mのこの景観は、凝灰質砂礫岩という柔らかい岩質を長い年月をかけて波浪、風雨によって浸食されて出来上がったものである。落石の危険性があるということで、中に入ることは禁止されている。洞穴の先には東京湾が望めて、遠くには房総半島を見ることができた。
驚いたことに、海岸にはタキシードを着た新郎とウェディングドレスを着た新婦のカップルが何組もいて、カメラマンが写真を撮っている。海岸の海側には釣りをしている釣り人も多く、観光客もいて、なかなか混み合っていた。

日が傾いてくると、西の空に雲が広がってきた。
「馬の背洞門」から城ヶ島灯台を目指して海岸を歩いていく。ごつごつとした岩を歩いていくと、夕日を眺めるネコに出会った。


その視線の先には大きなサギが悠然と羽根を広げている。


灯台の近くの海岸には3匹のネコが固まっていた。こちらに興味があるようなのだが、近づけば逃げようとするそぶりを見せるので、適度な距離感を持ってネコを撮る。


やがて夕日が雲海に沈もうとすると、夕日の光で空がオレンジ色に染まってきた。


日が沈むと、南の空に細い三日月がその姿を表してきた。白い線で円弧を描くような月は晩秋を思わせる。


まだ空が明るい内に、海岸から「城ヶ島」バス停にに向かって歩き始める。バス停に着くころにはすっかり日が暮れてしまっている。停まっているバスに乗り込んで、窓から外を眺めると、ダイビングショップの壁に張り付いたスパイダーマンの姿が見えた。


バスで三崎口駅に着いた頃には既に、あたりは暗くなっていた。帰りに一杯飲んで帰りたいところだったが、駅の周囲に店は少なく、不案内な土地で歩き回るのも得策ではない。今日はおとなしく帰宅することにした。
三崎口駅から京浜急行線快速特急電車に乗って横浜駅に向かう。横浜からは横浜線と中央線を乗り継いで、日野駅に向かった。

日野駅で電車を降りると、空気が冷たくて思わず身震いをした。昼間の気温がまるで嘘のようである。カメラバッグからポケッタブルパーカーを取り出し、体に羽織った。改札を抜けて、家路を急ぐ。
交差点で信号を待ちながら空を見上げると、上空には暗い空に薄い雲が広がっていた。雲の合間から星が瞬いているのが見える。夜風が冷たく感じられた。


コメント    この記事についてブログを書く
« 試し撮り(@PENTAX K-3 MarkⅢ) | トップ | AdGuard導入 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。