春になりますと花見の季節が訪れます。
道端を歩いてますと、地面にはイヌノフグリという花が咲いていました。
イヌノフグリ、フグリというのは睾丸の部分。男性のタマタマの部分をフグリということがありまして。
そのイヌノフグリはどういう訳か用水路、昔で言いますと小川などに面して咲いている花でもありまして。
昔ばなしに出てくる、一寸法師の時代にイヌノフグリが咲く小川からお椀に乗って一寸法師は旅にでました。
旅先で鬼が現れ!
「鬼ババア!」
「鬼ババアとはなんだ!」
「このチビめ!」
「うるせーこの剣を受けて見ろ!」
「いててて」
「お腹がよじれる いててて」
「いててて いててて」
鬼はお腹を抱え逃げてしまいました。
そこに姫が現れ、
「一寸法師様、あの鬼には常日頃虐められていたのです」
「これはご褒美です」
「さあ 鬼の居ぬ間に、どうかその袖にお入れください」
姫は打ち出の小槌をふり、成人の大きさになった一寸法師は褒美を頂きました。
鬼の居ぬ間の出来事。
居ぬだけに、イヌノフグリと一寸法師のコラボレーションばなしでした。
雑記だねゑ: える天まるのブログ「雑記の宿」から (雑記ノベルズ) | |
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