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ピンクタンサー 参

2018-12-11 14:21:54 | ピンクタンサー
ピンクタンサー壱
ピンクタンサー弐





「奴はリモコン操作で」
「防犯システムに侵入し、警報とカメラを切ってた」

「どこから?」

「少し時間をくれ」



「新顔かな?」



「ベレンジャーです」
「警部のことは存じてますわ」

「職種は?」

「今回の過熱報道に」
「対するため」
「政治的 社会的な礼儀を」
「教授しに参りました」



「セクシーな女性は大歓迎だ」
「ハイヒールが そそる」



「女性にセクシーは 禁句です」



「褒め言葉なのに」

「女性の体に関する発言は」
「禁物なんです」

「なるほど わかった」
「以後 気をつけよう」



「子猫を食べたくなったら」
「ワン!…」

「警部ったら…」



「練習しましょう」
「よく集中して」



「私が何を言っても」
「冷静でいるように」

「お安いご用」

「あなたは廊下にいます」
「美しい若い娘が来ました」



「胸元はピッチリ」
「ボタンが飛びそう」
「エンピツを落とした」



「かがんだ瞬間」
「胸元は はだけ」



「柔らかそうで真っ白な」
「谷間が見えた」
「エンピツが転がり」
「娘は再びかがむ」



「波打つヒップに」
「短いスカートが ずり上がり」
 


「秘すべき場所が…」
「警部?」



「あなたが好きです」



「すんごく好きです」



「レストランは」
「4か所 予約しました」



「好きな店を選んで下さい」



「僕は未だに決めかねてる」
「どちらが美しいだろう?」
「ガートか」



「君か」

「え!」



「個人的な忠告をいいかな」



「ジュレ人の情熱的気質が」
「君を無分別にしそうで」
「心配なんだ」

「そうか?」



「君はニコルに」
「興味があるようだが…」

「何だ?」



「ひょっとして あんた達…」

「違う 我々は」
「ただの仕事仲間だ」

「僕が邪魔か?」

「まさか 彼女とは何でもない」



「よかった じゃ僕が」
「彼女をモノにする」

「待ってくれ」
「君のような男には」
「退屈な女だぞ」

「退屈?」

「そうとも それに」
「ヘドが出るような女だ」
「退屈でヘドが出る」

「どうした 我々は」
「洗練された大人の男だろ?」
「いい女は山ほど抱いてきた」
「あんた また1人」
「落としたじゃないか」



「ソニアだ」



「あんたも罪な男だな」



「ニコルは共に生きる女だ」
「子供を作ってな」

「子供を?」

「ああ 大勢の子供を作る」
「一日中 作る」



「一日中 子作り?」



「ポントン」
「奴と戦闘態勢に入った」
「角を突き合わせた」
「2頭の雄ジカだ」



「昼飯 どうする?」

「君はスシだろう?」



「パープル・フレンド君」

「…」

「どうした?」

「…」



「無礼 極まりない表現ですよ」
「以後 使用禁止です」

「どうして?」

「思考が偏っています」



「アズラン人に」
「偏見が おありで?」

「まさか 運転は怖いがね」
「運転席に座ると 前が見えない」

「警部」

「すみません」
「これじゃまるで」
「金髪の おバカだ」



「金髪女性に失礼です」

「だって おバカだもん」

「あきれた」





「彼女を見たでしょ」

「まさか」

「見ました」



「見てませんよ」

「見たわ」

「見てない」



「また見た」



「私 見たもの」

「ウソだ」

「見ました」



「また見た!」



「見てない」



「大変だ!」



「スゲエ」



つづく


ピンク・パンサーのテーマ(『ピンク・パンサー』より)
クリエーター情報なし
FLAVOUR OF SOUND









ピンクタンサー四


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