悠歩の管理人室

歩くことは、道具を使わずにできるので好きだ。ゆったりと、迷いながら、心ときめかせ、私の前に広がる道を歩いていきたい

何度も読む本

2013-05-27 22:32:18 | 読書

2度読む本は少ない。
詩集は、音楽的な側面があるので、その性格から何度も読むことはありそうだ。
詩集はあまり読まないが、金子みすゞの子ども向け詩集本は、時々読み返している。
私の場合、藤沢周平の時代物の何作かは数回読むことも珍しくない。
映画化された作品も何度か見ている。
理由は、作品に表現された内容や主人公などに対する共感、心地よさにある。
「用心棒日月抄」の青江又八郎と佐知、「蝉しぐれ」の牧文四郎。
刑事物には珍しく、「相棒」の杉下右京も何度も読む本になりそうな感じがしている。
人間的に関心があるし、発想、思想などに共感できることが多いから。

宮部みゆきの蒲生邸事件も3度くらい読んだ。
これは、主人公のおかれた状況が特異で面白いからだった。
その後何作か読んだが、模倣犯を読んで、もう読みたくない作家になってしまった。
どうしても認められない主要登場人物に対し、不快感が募り、我慢ができないからだ。
このような本が書ける作家は、他に良いものを書いていても認めたくないと思ってしまう。

また、人物という点では、田中正造、熊沢蕃山、大塩平八郎、城山三郎の描く人物像など、
その人をもっと知りたいと思い、関連本を探すことになることもある。
今少し迷っているのが、小川芋銭の全作品をまとめたとされる本が刊行された。
値段が張るので迷っているが、刊行元の牛久市の生涯学習課に問合せをしてみたい。
まさか、まけてはくれないだろうが。
ついでにもう一つ、今だに迷っているのが、ジュディオングの版画。

画像が小さくてわからないかもしれないが、ガラス窓に庭の木々が映り込んでいる。

この作品が好きなのだが、ちょっと手が出ない。

版画の大きさは、こんな感じです。

<今日の歩行~6.3㎞>20:51~21:56