こんにちは。虫好き林業職員です!
今回も林業技術の研修紹介です。前編は野外実習でしたが、後編は林業機械をご紹介します。

①チェーンソー実習
林業機械と聞いて最初に思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
今回は横に置いた丸太を切断したほか、丸太を縦に設置し、木の伐倒方向を定めるための受け口作りを練習しました。
受け口は水平切りと斜め切りを駆使して作ります。方法はシンプルですが、いざ実践するとまったくキレイに切断できず、とても難しい技術であることを痛感しました…。
実技演習後は目立てとよばれるチェーンソーの刃を研ぐ練習を行いました。チェーンソーの目立てには丸ヤスリを用います。チェーンソーの刃は上刃(うわば)と横刃(よこば)が一体となった形状をしているため、研ぐ際にはヤスリを当てる角度に注意する必要があります。

②スイングヤーダ実習
重機にも乗りました!伐倒した木を効率よく集めるための高性能林業機械で、スイングヤーダとよばれています。赤丸で囲んだ部分が簡易な集材装置となっており、ここからワイヤーを伸ばすことで木を引っ張ることができます。
急傾斜の地形で活躍するため、日本の林業では重宝されています。
今回は架線を実習することはありませんでしたが、代わりに木を掴んで運ぶグラップルの操作をしました。初めて特殊機械を扱ったため、今回の研修では特に印象に残りました。
【今日の昆虫…?】

こちら、何の生き物かお分かりでしょうか?
ナナフシのような見た目ですが、実はオナガグモというクモの仲間です。細長い奇抜な姿が目を引きますが、クモを食べるクモとしても知られています。