【徹底解剖！】 ドッペルゲンガール2

今回のドッペルゲンガールは大容量‥‥
想像以上に「長編」で、見終わった私も、もうグッタリです（＾＾；


前作同様、ドラマ仕立ての全6編。
怪しいクスリを飲んで変身する、ドッペルゲンガールの仕様はそのままに、軽いノリだった前作と趣きは、だいぶ異なりました。
‥いや、厳密には軽い描写もなくはないのですけど、後半からは一転、“ダークテイスト”で攻めてきて、不意打ちを食らいますｗ
その辺りも含めまして、新たなジャンルを確立しつつある「女体化他者変身モノ」作品を、独自に振り返ってまいります――



（C）TSF僕はドッペルゲンガール2


《ＡＣＴ．1》お前は風邪で休んでな、俺が代わりに上手くやってやる！！

「変身」に至るまで。序盤はスローかつ丁寧に。
同シリーズ、動機やキッカケといった部分もしっかりと描かれているのが非常に好印象。
また、のちにオトコが“豹変”するのは、ここでのシーンが伏線的な役割を果たしてくれています。


《ＡＣＴ．2》本人の制服に着替えて異性のカラダでオ○ニー

前作の宿題（？）だった、実際に本人が着ている服を身につけ「よりホンモノに近づけるように‥」が、ついに！実現したパートｗ
今回は「制服」バージョンで、これがなかなかに見ごたえあります（当作品のＯＬ風制服のセンスがまた抜群！）。
裸の状態から‥つまり、ゼロから衣類を身に着けていくことで、徐々にカノジョが「完成」されていく様が、なんとも素晴らしく（笑）
『僕、ピンクなんか着ちゃってるよ』 なんて、いちいち感動したように言うセリフの数々も秀逸です。


《ＡＣＴ．3》本人になりすまして取引先にハニートラップ

ＴＳＦ流「ハニートラップ」、最近になってわりと見られる演出です。
ややもすると、雑になりがちなパート‥。ＴＳ後とはいえ、男を誘惑するのを“自然に”演出するのは難しい。
ただ、今回は一応それに転じた相応な理由があり、無理やり納得（笑）。逆に、迫られる方が良かったかもしれない。


《ＡＣＴ．4》よこしまに考えに支配され‥‥

いったん会社から離れ、カノジョの自宅へ。
初めて本物とドッペルゲンガール「偽者」がご対面。
本物が、ついさっきまで着ていた服を奪い取ったり、（成りすまして）電話をかけたり‥。
冒頭記したとおり、ここから一気にダーク。バックミュージックも心なし、不気味に感じられます（笑）


《ＡＣＴ．5》本人になりすまして同僚をレズレイプ

オトコなりの、本格的な“復讐”を開始。手始めに、まずカノジョと仲が良かった同僚にイタズラするというパート。
ちなみに同僚役の今井ゆあ嬢‥。演技が自然体で、かなり上手。
一本調子になりそうな同パートで今井嬢が果たした役割は、けっこう大きかったと思います。
さらに、短い時間ながら嬢にも変身します。


演劇経験が過去にあったらしい、主演・川菜美鈴嬢の演技も及第点か

（Ｃ）同上


《ＡＣＴ．6》ドッペルゲンガール大量出没！？

最後はまた少しテイストが変わって、本物と偽物が手を取り合う‥‥これぞまさにドッペルゲンガールの神髄！？
上司のセクハラから守るため、本物の「身代わり」になった偽者（尚、業界初？ワイプ画面使用で両者の表情が確認できる）。

‥うん、いいじゃないですか。入れ替わりや憑依ではできない、変身モノの特性を実に活かしてらっしゃる（笑）
こういったシチュエーションが増えてくれば、他ＴＳＦとも棲み分けが出来て、ますます感度良好です。


当シリーズは、各パート毎「オチ」にも、こだわりを持たれているようで感心してしまいます。
“続き”を匂わせるテロップには、もう期待しかない！

《俺評価》★★★★☆　※通常このクラスなら余裕で満点だが、前作と比べると‥という意で★4


《関連》
■「変身モノ」にハズレなし？の私見 （前作レビュー・過去記事）