とっても楽しかったお母ちゃんとの日々もあっという間に過ぎてしまって
いよいよ明日は、お兄ちゃんが迎えに来てくれる中間地点まで、送っていくことになってるんよ
お母ちゃん、前にも言ったけど、去年の冬、口の中に悪いものが出来てるのが見つかって、今年の初めに難しい口の手術をしたから、もう下の歯茎はなくて、人口のものが入れてあるんだよね・・・
少し下あごの骨にまで、病気がいってたらしいわだから、手術をしてくれた先生がこの手術をした患者さんは、術後、「自分のあごがないって、びっくりされるんですよ、、、慣れるまでが大変です」とおっしゃっていた
そして、「多分、ミキサー食しか食べれないと思います~」と先生に説明を受けたとき、大きな手術をして、食べ物もろくに食べられないのかナァ~って、お母ちゃんが可愛そうに思ったよ
でも、義理の姉さんが「お母さんなら、きっと頑張って何でも食べるようになりますよ」って、まさちゃんを慰めるように言ってくれてた
お姉さんの慰めの言葉は本当だった。お母ちゃんは、最初少しこぼしたりしてたけど、今では一本も歯がないのに、とっても上手に歯茎と舌を使って、たいがいのものをうまく食べれるようになったんよようここまで頑張ったよ、お母ちゃん!
もちろん、堅いものは無理だけど、みかんなんか、ひとつひとつ、うまく美味しそうに食べてるわ
お母ちゃん、結構長い間、カラオケ教室にいってたから、今回も二人でカラオケに三回行ってきたよ
お母ちゃんの習った演歌って、結構難しくて、まず一度目に行った時はメロディーを思い出すのにやっとって感じやった
二度目に行った時、やっとメロディーもなんとなく思い出せてきて、体でリズム取りながら、楽しそうに歌ってた
今日は、最終日、メロディーもだいぶん思い出せて、声もだいぶん出てきて、一時間半二人で途切れることなく歌ってきたわ
もう持ち歌も一通り歌ったころ、まさちゃん、『ふるさと』をお母ちゃんと一緒に歌おうと曲の予約入れて、故郷の懐かしいメロディーが流れてきた。お母ちゃんが歌い、まさちゃんも一緒に歌おうとしたら、なんだか急に胸がつまって声が出なくて、すぐに歌い出せなかったよ~涙がこぼれそうになっちゃった・・・
お母ちゃんに見られたらヤバイと思って、すぐ気持ち切り替えて、一緒に歌った。お母ちゃんが、こうしてまた大好きな歌が歌えるようになって、ほんとによかったと心から思う神様、また、母が歌えるようにしてくださってありがとう
この日は夕日がめちゃくちゃキレイで、お日さまが沈むのを追っかけながらか海岸の方へ車で走った
普段はほとんど、お父ちゃんの夢を見ないっていうのに、お母ちゃんが、まさちゃんちに来ると、たいてい夢を出てくるらしいよ・・・
春に来た時もそうだった。きっと、お父ちゃんも、まさちゃんに会いに来てくれてるに違いないわ~
お母ちゃんと、思いっきりのんびりさせてもらったのも、お母さんの優しい気持ちと、パパさんが快く迎えてくれてるからだし、感謝しなきゃいけないよね パパさん、ありがとうお母さん、ありがとう
あしたは、また車で少し走ってきま~す
気をつけて、ガンバガンバだわ フフフ