ファイトまさちゃん!

今日も一日、笑顔でガンバ!

またガンバ!

2008-10-05 23:02:33 | Weblog




ここはね、病院から十五分ほど離れた場所にあるオシャレなレストランから見える景色だよ~

病院の付き添いに少し本を読む時間もあるだろうと思い、病院に向かう前に本屋さんに寄って、一冊の本が目にとまって、買ってから行ったんよ

『がん哲学外来の話』って本で、帯に「がんになっても、がんでは死なない・・・殺到した患者と家族が笑顔を取り戻す~」とか書いてあったので、買ってきたんだけどね





まだ、途中までしか読んでないから、詳しくは分からないけど、ガンの病理学者である作者が、がん患者や家族が最も、ほしいと願っている病気のことについての話を聞いてくれる場所を作ることが必要でないかと、がん哲学外来というのを作られた話のようだわ

この本の中でね、

・・・病理学者には暇があります。暇といっても、やることがなくて時間をもて余しているわけではありません。外来でたくさんの患者さんを診る臨床医と違い、病理学的な自分のペースで時間を配分できるのです。

国際連盟の事務次官を勤めたことでも知られる新渡戸稲造は、「大人物は田舎からしか出ない」といいました。忙しくて落ち着きのない都会人に比べ、暇で見るものもあまりない田舎の人物は物事をじっくり考えるからだそうです。今は地方の生活も都会と変わらずに忙しくなっていますが、「暇であること」はすべての原点だと思っています~

                        本からの抜粋。。。






田舎ののどかな風景を見ていると、この本の一節を思い出し、なるほどな、、、なんて、まさちゃん、思ったよ

人間、忙しいけど、ふと振り返る時間って、大事なんだよね

病院からの帰り道、これもまた、いいお天気で、まさちゃんのふるさとを通り過ぎるのも、もったいなくて、いつもの懐かしい風景に足と止めて眺めてきたよ

この風景、いつも、まさちゃんをあたたかく迎えて待っててくれるんだよね~






宮津湾、まさちゃんが小さいころから、こんな大きな船がいつもよくとまってたよ~






まさちゃんのお母ちゃんね、お陰様で、少しずつ良くなってきてくれてるんだけどね、たくさんの悪いところとってもらったから、少し顔は変わってしまたんよ~

でも、すごく立派な腕をもってらっしゃる先生に手術をしてもらったので、まだまだ女性として、顔は一番大事にしたいだろうと、最善の手術をしたもらえたんだけどね・・・

ちょっと変わっちゃったお母ちゃんの顔は、頑張った勲章がいっぱい、くっついてるわ

痛い、辛い思いをした分、少しでもこれから楽しい時間を過ごしてほしいな







まさちゃんが、帰り道、宮津に寄ってこの風景を写真に撮ってたころ、交代に来てくれてた兄貴から、メールが送られてきた

「今、海に来ています~」とってもキレイな海をバッグにお母ちゃんが車椅子に乗って、お姉さんと写ってる写真も一緒にね

「へ~!?海まで?どうやって行ったんやろう、、、」って、まさちゃん思いながらメール見てたんよ

病院から、そんなに遠くはないけど、まさちゃんが病院を出るときにお母ちゃんが車椅子に乗って見送ってくれてから、そのまま海まで、散歩に連れてってくれたらしい。。。


         


そしたらね、散歩に出かけたお母ちゃん、病院に帰るのが一時間ほどあとになって、海まで行ったことが看護婦さんの間に瞬く間に広がって、先生の耳にも入り、そんなときは外出届けを出すように、忠告されたんだって

まさちゃんもね、その話を聞いたとき、「もう、そりゃ、そうだわ、病院だって責任あるもんなぁ、、、、」って思ったけど、お母ちゃんにしたら、一ヶ月ぶりに外のきれいな景色見れて、青い真っ青な海を見れて、きっと幸せな時間を過ごしたに違いないな・・・って、思えたよ

このこと、帰って来て、うちのパパさんに言ったらね

「お兄さんらしいな・・・長男にしか出来ない行動だよ」って言ってたよ
まさちゃんが、「へ~、そう?」って聞いたらね

「自分が長男だから分かるけど、何かあったら自分が責任持つって思ってるから出来るんだよ~」なんて言ってくれてたよ




さぁ、明日から、まさちゃんもまたガンバです

みんなも、笑顔でガンバだよ~

来てくれて、ほんとにありがとうね






ただいま~

2008-10-05 00:14:35 | Weblog



ただいま~帰って来たよ

お母ちゃんの病院に行く日、とってもお天気よくて、まさに秋晴れの爽やかな一日だった。。。

それに風が吹いてたから、海に、少しさざなみが出来て、それがまた、とってもキレイだったよ~






こないだ病院に行ったときは、一番状態も悪いときで、先生から心配なお話を聞かされたけど、今度、病院で見たお母ちゃんは、随分頑張ってて、少しずつだけど、自分で歩けるようになり、かすかに声も出るようになり、確実に快復してきてくれてるみたいで、本当に有難かったよ






まさちゃんのお母ちゃんが、お世話になってる京丹後にある病院は、田んぼの真ん中にあるような田舎の小さな病院だけど、そこにいらっしゃる先生って、みんなすっごく温かい看護婦さん達も、みんなが、明るくて、優しくて、心から母が元気になっていくのを、喜んでくれていた

先生方も、みなさん、とても立派な方々なのに、ちっとも偉そう?な感じでなく、患者と、ちゃんと向き合ってくださるから、患者も、家族もホッよするんだよね






おとといの夜、病室で、もう簡易ベッドの準備して、まさちゃん、ちょっと横になってたら、主治医の先生が嬉しそうにゼリーを持って来てくれた

手術をしてから、一ヶ月、お母ちゃんは、今も鼻からの栄養で、口からは一切ものを食べられなかったんよ・・・

「今日は、ゼリー食べてみましょうか~そして、少しずつ口から、栄養取れるようにしていきましょう!」そう、言って、先生はお母ちゃんの口へ、一さじ、ちょっと心配そうにゼリーをあげてくれた

お母ちゃん、ゼリーを大事そうにゴックンと飲み込むと、なんとも言えないような幸せそうな顔をして、先生が「美味しいですか?」と聞いて下さると「美味しい!」と、顔で答えてた

それを見てくれてた先生、まるで、自分のことみたいに、「あぁ、よかった~」って、すごく喜んでくれてたよ

ひょっとしたら、お母ちゃん、味覚が無くなってしまうかも、、、と言われていただけに、まさちゃんも、思わず、カメラ取り出して、お母ちゃんの久しぶりに見る満足な顔を写真に撮ってきた。。。






家に帰って、その写真を今、パソコンで見て、まさちゃんは、涙が出そうになったよ~

嬉しそうな母の横で、お母ちゃんのその姿を見守ってくれてる先生のまなざしがただお医者さんとしてでなく、まるで、家族のことを想うような優しいまなざしに、写真の中の先生を見入ってしまったな、、、

こんな立派なお医者さんがいらっしゃるんだなぁ、、、ってね

先生が「お母さんに出会えてよかったです・・・」って言ってくださった

普通、これだけ、しんどかったら、しんどい顔もするもんだけど、ずっと頑張ってたと、、、

素晴らしい先生方と優しい明るい看護婦さんと、家族の祈りに守られて、お母ちゃんも、少しずつ元気になってます

三日間、ろくなものも、食べてないだろうと、まさちゃんの交代に来てくれた兄貴が、素敵なお店に連れてってくれたよ~こんな田舎にこんな素敵なお店があるなんて、ちょっとビックリ!とってもオシャレで美味しいお店だったわ

また、帰りも五時間半、やっぱり、道のりは遠かったけど、気持ちはとっても楽だった・・・

「また、連れてこれるだろうかな、、、」って母を想っていた

また、帰ってきて、こっちで頑張らなくちゃね

とりあえず、今日は「ただいま~」のご報告だよ。。。

お母ちゃんのガンバに負けないよう、まさちゃんもガンバです


コメントのお返事、ぼちぼちさせてもらいます、いつもありがとう