仕事の合間、よく行くラーメン屋さんに行った。
人通りの多い場所にあるお店だし
店名を出せば知っている人も多いだろう。
透き通った和風のスープはすっきりとしていながら
深い味わい。
ここの丼は金継ぎがされている物が多く
ラーメンを茹でる鍋の上の棚に重ねられている。
丼の模様は様々であり、
一度に業務用を仕入れたのとは違うかも知れない。
見た所、一様に厚みの薄い丼であって
欠けることが多いのだろうか。
簡単に捨てずに直して使っているのを見ると
姿勢、というか
ラーメンも一杯一杯丁寧に作られている感じがする。
今までその金継ぎ丼に当たった事が無く
いつかあれで食べたいと思っていた所
今日初めて当たった。
そっと指でその部分を触ってみた。
元の丼のカーブよりも少し盛り上がって
綺麗に補修されていた。
ラーメン共々人の技。
一杯で2度美味しい、と言えよう。
ポポという果物を
奥さんが買って来た。
市内のJAが出している店で
「アケビ」だと言われて買って来たらしい。
それなのにラベルにはポポと印刷されている。
アケビの種類なのかね、と思いながら
たまたま遊びに来た親戚にも差し上げた。
あくまでも「アケビ」として購入したと説明して。
ちょっと分からないので
検索してみたところ、アケビでも何でもなく
ポポはポポでれっきとした果物。ポポーとも言うらしい。
とても美味な味との事であるが
もし、アケビ系であったら正直、苦手な部類。
うちに残った分を奥さんがむいて
冷やして出してくれた。ちょっと訝しげに、どう?
ん!美味くない?
美味しいよ、冷えててきっと余計にいい。
あら、思ったよりも全然美味しい。
メロンのような、バナナのような風味
マンゴーのような舌触り。
ネットの情報にあった通りの食味で
これだけ読むと美味しいのか?
って感じだけど、これが美味しい。
お裾分けした叔母も気に入って
早速タネを鉢に植えたらしい。
羽田空港に到着する航空機の
空路が変わったとかで
都心の真上、低い所を飛行機が通るので
空を仰ぎ見てそれを撮ることが増えた。
見ると撮ってしまう。
自分が飛行機に乗って
上から眺めている時に地形で
今千葉県の上だとか、
江戸川を越えたから埼玉だぞ
とかいう所までは分かるけれど
人の姿、ましてや顔までは判別出来ない。
その時の自分の乗った飛行機より
ずいぶん低くを飛んでいるんじゃないかと思うのだが
乗客から地上でカメラを構えているのは
見えるだろうか。
仕事でポートレートを撮る事がある。
俳優やタレントのインタビュー記事に添える写真。
大体3~5分長くても10分ぐらいの間に撮るが
一番良い表情をしていると思える時間、つまりピークは
一度訪れるだけだと思う。
撮り始めて最初にそれが来る人もいるし
ポットのお湯を沸かすように徐々に上がってくる人もいる。
そうでない時間はその時を待つようにして
シャッターを切っているだけな気はする。
その時を分かっている被写体もいるし
それをこちらが分かっていると認識してくれていると
お互いの沸点が同時にやってきて
なんだか気持ちよく出来ましたね、と言いはしないけど
双方満足感で終われる事もある。
ただ、昨今こうは行かない現場ばかり増えていて
つまらない付け足しばかりに追われる事がある。
そういう仕事だったら私にはもう来なくてもいいのかな、と
書いてはいけないんだけど、
カメラマンであろうとする若い人たちの中で
つまらない付け足しの部分を上手にこなせる事が
よりカメラマンなのだと思うようになってしまっているのを見ると
気の毒に思う。
だから、まず自分が勉強しよう。
良い写真とはどういうものか。
写真の強さは見かけの工夫とイコールでは無い。
自分が理解をして、より素敵な写真を残して下さい。
れんけつそうすいかん、と入力しても
すんなりとは変換されない。
おそらく知名度としては低い機器であろう。
消防活動などに使う水栓である。
マンションの駐車場の隅っこに立っている。
今日写真を撮るために近づいて見ると
Yの字の中央辺りに刻印があり
’98とあるのでその頃に設置されたのだろうか。
虫の頭みたいなデザインでツノが2本出ていて
ちょっとかわいいかも。
背後は車がすれ違えるかどうかの細い道で
これに向かってカメラを向けている姿を
不審に思ったか、見惚れたかしたのであろう
歩いていた男の人が辺りに気づかず
後ろから来た車に大層クラクションを鳴らされた。
申し訳ない。
Connected water pipe typeY
If you enter”Connected water pipe=連結送水管”
it doesn’t translate smoothly.
Probably less well known.
This is a faucet used for firefighting activities,etc.
Standing in the corner of my apartment complex’s
parking lot.
When I got closer to take a photo,
there is a stamp around the middle of Y
it says ’98, so maybe it was installed around that time.
It’s designed like an insect’s head with two horns,
which makes it rather cute.
Behind me was a narrow road where cars
could barely pass each other,
Did you find it strange that I was pointing my camera
at this, or were you fascinated?
A man was walking and was unaware of his surroundings,
and a car coming up behind him honked at him loudly.
I’m sorry.
仕事で写真は撮っているが
それはそれで使い道があって
使う人の注文で撮っている。
しかし、こうして何の目的も無く
自分の趣味趣向で撮っている物があって
私が撮らなければ誰も撮らず
写真に納まる事も無いような物を
世界の片隅、つまりインターネットサービスの隅っこに
ポソっと置いてみる事をしてみようかと考える。
写真のネタが無いだとか
もう撮られ尽くしているだとか
いやいや、まるで分かって無いね。
Purposeless
I take photographs for work,
but that means taking photos according to orders.
I'm not dissatisfied with that.
However, there are some things
I take pictures of as a hobby that have no real purpose.
Something that no one would photograph if I didn't
in a corner of the world,
in a corner of the internet service
I thinking about dropping it down and looking at it.
It's not like all the photos have been taken or that there's no material left.
8月が終わってしまった。
こんなに夏らしいドライブも旅行も
まるでしなかったのは記憶に無いぐらい。
4、5日続けて休もうかと思うと
ポツンと仕事が入り
何となく計画を考えるのも億劫になってしまって
夏が終わってしまう。
何より2024年の夏、と言う
写真が残らないのが一番つまらない。
お盆と言い、この週末と言い
台風も変なのがやって来たしね。