-写真の部屋-

奥野和彦

お香

2024-10-20 22:58:23 | ローちこフレッちこ


子供の頃から畑を焼く匂いだとか
お墓から漂ってくる線香の香りだとかが好きで
若い内からお香を焚くようになった。

香を焚くなどと言うと
ちょっと文化人的な趣味と個人的に感じなくもないが
そう言うのでは無い。
上に書いた通り、田舎の匂いなのです。

奥さんの実家に帰り
仏壇に手を合わせ、マッチでも探したのだったか
引き出しを開いてみたら普段立てる線香の他に
香入れの中に抹香と香炭があった。
持って行った自分の飲み薬がちょうど無くなって
空になったチャック付きのビニール袋に
炭とお香を少々頂いて、持って帰って来た。

もしかしたらお母さんは
「あれ?こんなに少なかったかしら?」
と思うかも知れないけれど、気付かないかも知れない。

今回は別れ際の握った手を離さなかった。
いつも以上に目に涙を溜めていた。

週末には撮って来たモノクロフィルムの現像に
取り掛かるが、その作業中少し焚いてみようと思う。

無事終了

2024-07-07 18:57:56 | ローちこフレッちこ


水庵展終了いたしました。
ご来場下さった方ありがとうございました。

壁が空いているとの事で
一部写真は7月一杯残します。
少し写真も入れ替えて
「夏のうら口」にするか。

お近くの方、
ぜひ越谷水庵でかき氷をお楽しみ下さい。
マスターが厳選した素材から
毎年丁寧に仕込んで、シーズン中でも
無くなったらもうおしまいです。
私からのおすすめは紅茶とりんご。是非。



梅雨入り前

2024-06-10 23:57:16 | ローちこフレッちこ


Rolleiflex 3.5 Tessarレンズ付き

これを下げて森に入るが
3分もしないうちにヒルがウェーダーをよじ登って来る。
手や顔の露出部分に辿り着く前に
撮影を終わらせて、払い落として
再び3〜4分で集中して写真を撮る。

こんな所でカメラがあれば
いくらでも遊べると書いたばっかりなのに
そうはいかない場合もあるね。

草を踏む

2024-06-06 22:37:50 | ローちこフレッちこ


気を取り直して再掲載。

カメラがあってフイルムがあったら
いくらでもこんな所で遊んでいられる。
まだ桜がヒラヒラ舞っていた頃の写真だ。
それから仕事が続いていて
もう梅雨の写真になる。
この林も草が腰ぐらいの深さにはなっているだろう。

今日は新宿で仕事だったので
世界堂に寄って額に入れるマットを1枚買って来た。
器の準備は出来ているが
入れる写真をまだ迷っている。