-写真の部屋-

奥野和彦

網戸

2024-07-30 21:42:52 | 街の凸凹


セミはやっと地面から這い上がって来て
自由に空を飛び回れるようになったのに
1週間かそこらで死んでしまうのだな。

と、人間の一方的な見方で言うかも知れないが
地面に出て来るまでに7年だか8年だかも生きていて
幼虫で1年、成虫でひと夏、で死んでしまうカブトムシなどに
比べたらよほど長生きなのである。
地面の中にいる時だって飛べこそしないが
木の根から水分も栄養も摂れて
外敵に襲われる事もないし
その時間が長いことの方が幸せかも知れない。

命の最後の最後に地表に上がって来れば
鳥にも襲われるし、人間には捕まえられるし
生きて10日ほど
死にに出て来るようなものだが
それがセミだから。

便利かな?

2024-07-28 22:38:03 | 街の凸凹


柄はともかくとして、鰻のタレをご飯にかけます、的な。
EIZOUくんがやっと突っ込んでくれたが
そのうちに自分で飽きると思うので。
写真、と言ってはいけないかもねぇ。
コラージュとか、イラストレーションとかになるのかな。

あまりにも、「本当の事」を撮って見せてはいけない事に
なってしまっている。
にわか自称「アーティスト」が増えて表現は自由になったかと思いきや
あれしちゃいけない、これしちゃいけない、
警察だの炎上だのとで何も出来やしないよね。
なので、たとえば 街を撮って、
人の顔や問題ありそな広告やら看板やらも写ってしまった場合
その顔を全部入れ替える。看板も広告も問題なさそうなものに
入れ替える。パッと見では写された人でさえ
分からないようになる。
でも、こちらとしては街を撮っているのであって
そもそも構成物である顔は誰のでもいいのである。
そんなのインチキだよ、なんて言ってる間に
ぱっぱかぱっぱか出来あがっちゃうって。

それは、真のストリートスナップとは言えないけれど
でも、限りなく近い表現は出来るのではないか、と。
そんなんで、ちょっといじってみていますけども。

さて、CAFE水庵に行って
いよいよ、額の引き上げを、と思ったら
夏の終わりまで、このまま置いといて欲しいと
言って頂いたので、またちょっとずつ写真を入れ替えて
お客様に楽しんでもらおうと思います。
壁全部が僕の写真では無いので
写真展とは銘打ちませんが
お近くの方はお立ち寄り下さい。
かき氷、まだまだこれからがシーズンです。

「夏の入り口」 から始まって「夏の最中」「夏の終わりに」
なんてことになるかも知れない。

昨日の現場

2024-07-27 20:21:51 | 街の凸凹


お酒は飲まないので
こんな写真を撮ってはあっても
さ、さ、早く仕事を終わらせてビールビール!
という感じでは無い。

日々、いろいろな場所に行って
仕事をする道すがら、
気持ちに引っかかるものを撮っている。
昭和の匂いがするようなものであったり
暑い日に夏の日差しがやつでの葉っぱを照らすとこだったり
真新しい渋谷のビルのガラスであったり
そういう凸凹で世界は出来ている。





シャッター

2024-07-22 21:10:14 | 街の凸凹


毎日熱中症についての注意勧告が
ニュースでされている。
今日の暑さから生き延びるために使うクーラーが
明日の地球の温度を上げる。
このままでは…。と言いながら
もう後戻り出来無い事になっているのは
皆、わかっている筈だ。
一旦人は滅びて、AI装置に未来を託し
奇跡的に地球が元のような環境を取り戻した時に
仕掛けてあった仕組みが働き出して
人類がよみがえる事になるかも知れない。

また、戦争やら過ちを繰り返しながら、では無く
今度こそ、地球そのものを大切にするような…
何なら、そんなこともAIに組み込んで置けば。
ていうか、AIの一人勝ちか。
じゃあ、悪い仕組みも組み込めるのだな。

悪い方へしか思考が向かないので
赤城しぐれでも買ってきて食べよう。
そういえば、あのお店も閉めちゃったんだよな…。

今日の仕事場

2024-07-21 21:51:48 | 街の凸凹


その人の顔をよく覚えていて
自分に話しかける感じだとかも思い出せる。
髪の毛の短い感じ、着ているシャツの感じ。
それなのに、どこで会った、何のつながりの人だったか
思い出せないぞ、と言う人が数人いる。
いつも頭にあるのでは無くて
何かのきっかけで突然頭の中にフッと出て来て
どうしても、思い出せない。