半世紀を彷徨う

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温故知新?オーディオの現在

2016-03-05 18:22:25 | 日記
最近昔のメディアが脚光を浴びている。レコードやカセットテープ等だ。
昔の財産を再生したいという思いもある一方で、アナログなりの「音の良さ」があるだろう。

パソコンやスマホで再生する音楽はノイズも無くクリアな音だ。
しかしアナログで再生される音楽はノイズが気になるのは音が非常に小さい時だけ。
実にいい音がするのだ。どう言い表せばいいのか。

ハイレゾは人間が聞く事のできる周波数を超えた音波も再生することにより
リアルな音を求めると聞いた。若者が聞ける周波数帯は20~20000Hzだ。
おっさんになるに従って高い音が聞こえなくなる。
それを利用してコンビニにたむろす奴らを大人が聞こえない高温で追い払うシステムがある。

しかしアナログのオーディオは20~20000Hzを再生していた。
最近のデジタル音源はそこまで幅がないんじゃないか?
アナログにはビットレートなんて無いだろうし。

何がうれしいって、おれが秋葉原でオーディオのカタログ集めをしていた頃のメーカー名が、
最近良く見られる事だ。マランツ、TEAC、AIWA、Aurex、山水、懐かしい~
吸収合併したところや潰れてしまったところなど色々だけど、まだ頑張っていてくれたとは。

おれがガキの頃は「カセットテレコ」なんていう名称の物があったね。あったでしょ?
ただのカセットでいいじゃんと思うけど、当時録音ができるのは上級機種で、
テレコはテープレコーダーの略だったのだ。録音ができる機種というわけだ。

レコードを買うのも高いし、貸しレコード屋が出るのはずっと後。
主にラジオで流れる曲を録音したもんだ。
DJによっては曲が始まってるのにしゃべるやつがいて、「くそったれ!!」と録音を中止した。

録音中に電気製品を着けたり消したりするとブツッて雑音が入る。
録音を準備すると「お母さん、電気つけたりしないでよ!」なんて言ったりした。
なんかその頃を認められたような気がして、とてもうれしい。

おれたちが思っていたよりもアナログってすごかったんだ。