若くてもなるぞ！椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアとは、背骨と背骨の間にクッションのように入っている軟骨が、
背中の方へ滑り出し、背骨に沿って走る神経を圧迫する症状だ。

おれの場合は薬品の入れ物から小分けする時に起きた。
背中を丸めて薬品の入れ物を持ち、ビーカーに移していたら、
背中からヌルッという感じがした。なんか出た？そのときは「あれ？」という程度。

少し歩き始めたら腰からケツを伝って右足一本痺れた。
それでも気が付かず後輩と約束した飲み会に行ったり普通に過ごしていた。
あまりにも痛くていよいよトイレから動けなくなった。

そのまま入院。ＭＲＩの画像を見て医師が、
「普通はみ出した椎間板は神経を圧迫する程度なんだけど、あなたの場合
はみ出し過ぎて下へ行っちゃってるね。」

・・・。ブロック注射という痛み止めを脊椎に打つ。結構痛かった。
３日くらい痛みが止まったかな。しかしまた痛み出す。
もう一回ブロック注射をしたがやはりだめ。手術にしようと言われ、二つ返事でお願いした。

確かに失敗して神経を傷つけると、下半身マヒになりかねない。
しかしその怖さより毎日の痛みがつらい。順番を待っている間移動は車椅子だ。
不謹慎なことにおれは初めて乗った車椅子に浮かれ、
シャーっと走ってキュッと曲げて止まって喜ぶ。楽しー！！

手術なんてあっという間、目が覚めてからがきつかった。
手術は背骨の一部を削り取って、手術をしやすくして切開しはみ出した椎間板を取る。
そりゃ切ったり削ったりしてるから痛いよ？だけどそれよりも苦痛な事がある。

かわいい看護師さんに大便の始末をしてもらう事だ！どれだけ苦痛だったかって。
そうならないためにも、一人で２０ｋｇ以上の物を持たない事。
物を持ち上げる時はしっかり腰を落として、足の力で立ち上がる事。

ちなみにおれは、ＭＲＩ画像で見るとあと２か所ヤバいところがあるらしい。
注意してくれ。