2011年5月12日のブログ記事一覧-カトカト日記 ~霊園・墓石の株式会社加登 公式ブログ~

生きよう。その2。


今日が辛い人へ。


嫌なことがあった次の日。
重苦しい気分を引きずっているそんな日。
追い払おうとしてもなお、しぶとく居座りつづける記憶。

それでも、昨日より今日の方が辛いってことはあんまりないよね。
せいぜい同じくらいだと思う。

今日の方が辛いぞって人は、傷ついた箇所が痛むんじゃなくて、治りかけた傷あとが痒くて掻きむしってしまうから辛いんだと思う。
傷そのものは少しずつでも必ず癒えていくもの。
3日経ってもまだ辛いとしたら、その原因は自分自身で作り出してるのかもよ。
試しに、その瞬間の痛みを再生してみたらいい。
まったく同じ痛みを体感することなんて出来ないはず。
簡単に言うなよって思うだろうし、しょせんあなたの痛みは僕には分からない。
でも、これは本当のことだ。本当のことだから簡単に言えるし、本当のことだから乗り越えるのが難しいんだ。

それから、昨日より今日の方がほんの少し良かったなってことをひとつだけ思い出してみてほしい。
どんなつまらないことでもいい。
信号に引っ掛からなかったとか、ごはんが上手く炊けたとか、面白い看板を見かけたとか。

誰かに傷つけられたのだとしたら、その人をゆるすしかない。
相手に非があるかどうかは問題じゃない。憎んだら、自分自身が辛くなるだけだ。
仕返ししたら一瞬は腹の虫がおさまるだろう。
けれど知っての通り、報復は報復を生むだけだ。根本的な解決にはならない。
もちろん、ゆるすなんてのはものすごく大変なことだから、気長にいこう。
今日ゆるせなかったらさっさと諦めて明日にまわせばいい。
明日ダメなら明後日。
あくまでも目標は、ゆるすこと。
それさえ見失わなければ、きっといつか出来る。

最後に、あなたを必要としている人はどこかに必ずいる。
その人のために生きなきゃいけないかどうかは分からない。
ただ、あなたにそれを知っておいてほしいってだけ。

生きよう。


自殺のニュースが続いています。


誰かの痛みや悲しみを共有することなんて決してできません。
そこにあるのは「あなたに死んでほしくない」っていう手前勝手な希望だけです。
大切な人がいたら、その気持ちを今すぐ伝えましょう。

生きててほしい。

そう伝えましょう。