はびきの中央霊園「夏の送り火キャンドルナイト2011」 の一日。
by |2011-08-22 23:31:35|
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平成23年8月20日(土)
◆午前。
朝から雨が降ったり止んだりのイヤな空模様。
羽曳野市のピンポイント天気予報によれば、夜9時まで雨は降らない約束だったのに。
間違えて別の霊園に来てしまったのでは? なんて、
得意の現実逃避もできないほどの雨空。
けれども、前日に決行を決めたからには何がなんでもやらねばならない事情がありまして、
どんよりと、そう、腹立たしいほどに黒い雨雲が、
どこか遠い夢の国まで飛んでいってくれることを祈りつつ、
我々スタッフは準備を進めるのでした。
◆昼。
そんな思いをよそに、すっきりと晴れることのない空。
僕たちは幾度となく雨に降られ、キャンドルの設置もままなりません。
午前中にはキャンドルをすべてのカップに入れておく予定だったのに、
導火線が雨に濡れると火の点きが悪くなるため、それも未だ実行に移せず。
微妙な天候に、霊園にも問い合わせのお電話が。
念のため、傘はご用意くださいと伝えてもらう。
◆15時。
時間がない。
もうひと雨ふた雨来そうでしたが、止むを得ずカップにキャンドルを投入。
かなりの遅れ。
あと2時間でお客様を迎え入れなければならないなんて。
◆16時。
フードカーの皆さんが到着。
ちょっとテンションが上がりましたが、再び強めの雨が。
今のうちにということで、少しはやめの夕食。
急いで食べるので、美味しいはずのお弁当の味も良く分からない。
食べ終えるとすぐに、皆で最後の仕上げにかかる。
こんな天候で、果たしてお客様は来てくださるのだろうか。
◆17時。
はやくもお客様の姿が。
しかも、かなりの人数。
キャンドルを並べる部隊も、テントでの対応に回る。
嬉しい悲鳴というのはこういう時に上げるものなんだろうなと、
こういう時に上げるのがTPO的に最も適切なんだろうなと、
そんなことを思っている暇なんてもちろんないわけですが。
◆17時30分。
フードカーには、既に行列が。
ホルモン焼きうどんの香ばしい匂いが漂ってきます。
スタンプラリーのスタンプを集めたお客様が、ガラポン抽選会場に続々と詰め掛けています。
一等は羽曳野市名産の河内ワイン。
当たったお客様が羨ましいです。
手作りキャンドルコーナーを一瞬だけ覗く。
可愛いお子さんたちが、わいわいと楽しそうに作っている。
良い。古いけど「おかあさんといっしょ」を観ているようです。
こんなに喜んでもらえるなんて、めちゃくちゃ嬉しい。
◆18時。
感慨に耽っている暇なんて当然なく、すぐにキャンドルへの点灯を開始。
雨に濡れたせいで、非常に火の点きが悪い。
点いてもすぐに消えてしまうものもしばしば。
厳しいなあ。
◆18時30分。
雨は相変わらず降ったり止んだりを繰り返している。
なかなか火が点かないので、チャッカマンのガスがすぐになくなってしまいます。
15個用意したうちの半数以上が、わずか1時間ほどでダメになってしまいました。
点灯開始30分を過ぎてもなお、一部のキャンドルに火が点いていない状況。
期待のシャボン玉製造機も、雨のせいでなかなか出せません。
◆19時00分。
意を決して、シャボン玉製造機をスタート。
やっぱりキレイですわ。
でも、予定より光が弱く感じたので急ぎ投光機を取りに走る。
◆19時10分。
10分後に始まる生演奏のステージ設営を、2分だけ手伝う。
キャンドルをざっくり並べただけですが。
◆19時15分。
シャボン玉製造機が止まっている。
液がなくなったのかと思い補充するも動く気配なし。
今日メーカーさんに問い合わせて判明したのですが、どうもはじめから部品の一部が欠損していたようです。
前夜テストしたときはちゃんと動いていただけに残念。
ご来場いただいたお客様に申し訳ない思いでいっぱいです。
◆19時30分。
弦楽カルテットの生演奏を、30秒だけ聴く。
すごく良い音です。
もっと聴いていたい。
ステージとなった休憩所1階に、100人を超えるお客様が集結。
立ち見の方も多数おられ、甘い甘い音色に皆様陶然と耳を傾けていらっしゃいました。
◆20時。
第2回目の生演奏。
一瞬だけ耳にしたのは美しき日本の唱歌でした。
「うさぎ追いしかの山~」って、曲名忘れてしまいました。
ああ、「ふるさと」ですか。
唱歌と言えば「夏の思い出」なんかも四重奏での演奏を聴いてみたいと思いました。
◆20時30分。
生演奏が終わりお客様の大半が帰途に就かれました。
去年より良くなってる、というお声もいただき嬉しい反面、いくつか不手際もあって反省しきり。
◆21時。
終了。
とにかく、終わりました。
それだけは確かです。
頭がボーっとする。
でも、実はここからが大変。キャンドルの火を消して、キャンドルとカップを回収して・・・。
なんて苦労自慢みたいになっても仕方ないので、ここで日記は終わりとさせていただきます。
悪天候にもかかわらず足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございました。
配慮が行き届かず不快な思いをされたお客様もいらっしゃると思います。
今年の反省を活かし、良かった部分はより良く、ダメだった部分はきちんと改善し、2012年のキャンドルナイトをさらに充実させたいと思っています。
来年もどうかよろしくお願いいたします。