お墓の写真、撮影しませんか。
by |2014-02-22 00:19:16|
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お墓を建てるというのは、家を建てるのと同じで、極めておめでたいことなんです。
ですから、お墓を建てたら記念に写真を撮影してみてはいかがでしょう?
実際、開眼法要(建碑式)の後に、参列された皆さんがお墓の前に集まって写真を撮るという光景は珍しくありません。
しかし、お墓そのものを単体で撮影する方は余りいらっしゃいません。
お墓というのはお亡くなりになったご先祖そのものでもあります。
確かにお墓を撮影していると、お墓って本当に「ヒト」なんだなあとつくづく思います。
魂の入っている軸石(棹石)は、言わば「顔」。
人物を撮る時は目にピントを合わせるのが定石ですが、これがお墓だと軸石になります。
様々なアングルからこの「顔」を綺麗に撮影してあげることは、ある意味でご先祖に対する供養にもなるのではと思ったりします。
ぜひ皆さん、一度トライしてみてください。
但し、許可なく知らない方のお墓を撮るのは問題ですので、撮影するならご家族や親戚の方のお墓にしておきましょう。
また、僕は撮影の前に必ず手を合わせ、お墓に向かって「撮影させていただきます」と心で念じるようにしています。それから徹底的に掃除をします。
それは綺麗な写真を撮るために不可欠なことでもありますし、お墓に入っておられる方への礼儀だとも思っています。
それでは、実際に撮影させていただいたお墓を例に、お墓の撮影について簡単にご説明したいと思います。
とは言っても技術的には全くの初心者なのでその辺はご勘弁を。
と言うわけで、まずはこちらの写真をご覧ください。
立派なお墓ですね!
今回は加登 飯盛店の施工例として掲載させていただくための撮影でした。
ご覧の通り大きなお墓なので、全体を写そうとするとなかなか難しいものがあります。
お墓の撮影で最も苦労するのは、他のお墓が建っていて、自分が立つ場所を確保出来ない時です。
人間だったら「もう少しこっちに移動してくださいね」なんて注文できるんですが、お墓ですからそうもいきません。
上の写真も例外ではなく、本来ならもう少し低いアングルから撮影したかったところです。
次の写真はこちらです。
全体を写すことを諦める(?)ことで、このようなアングルからの撮影が可能になりました。
高くもなく低くもなく、ナチュラルな角度です。
見ていて安心感があります。
次はこちら。加登のCMに使用させていただくことになり、別の日に撮影しました。
やっぱり天気が良いと俄然綺麗に撮れますね。
三脚を使用し、出来る限りのローアングル。
人物の場合でもそうですが、低いアングルから撮ると迫力が出ますし、頭も小さく見えるのでオススメです。
左に写っているのは灯籠です。あえて手前に入れることで、奥行きが出るといいなと思ったわけです。
続いての写真。CMに使用させていただいたのはほぼこのアングルです。
広角レンズで角度をつけると、良くも悪くも写真が大きく歪みます。
お墓、それから左右の灯籠が肉眼ではあり得ないような配置になっているのが分かると思います。
最近はソフトで修正も出来るのですが、個人的にはこの歪みこそが写真に迫力を与えると思っています。
特徴的な部分をアップで撮るのもよくある手法ですね。
赤ちゃんなんかだと小さな手だけ、とか耳だけ、とかをクローズアップして撮影したりします。
上の写真は、同じお墓の蓮華台をアップで写したものです。
もっとボカすべきでした。
人物と違って、お墓って思ったより奥行きがあります。
ちょっとだけ専門的な話になりますが、被写界深度が浅い(ピントの合う奥行きが狭い)と、軸石にピントを合わせた場合、手前の水鉢や花立てなどが大きくボケて何の写真なのか分からなくなりがちです。
ですから最初の4枚は、すべて絞りをF8前後に絞っています。
しかし、こちらのように「部分」を強調する時は思い切り絞りを開き、出来るだけ近寄って撮ることで背景をボカすと印象的な写真になります。
レンズを交換できるカメラをお持ちなら、F値の低い単焦点レンズを使用するのがベターですが、そうでなくても出来るだけズームの望遠側を使うことで結構ボケてくれます。
上の写真は別の方のお墓ですが、バケツをひっくり返したような大雨がぱたりと止んだ直後の撮影でした。
晴れた日にはない独特のしっとりした空気が、却って荘厳な雰囲気を醸しています。
重厚さを求める方は、雨上がりの曇り空の下で撮影してみるのも良いかも知れません。
オススメはやっぱり、ローアングルです。
皆様もぜひ、ご家族のお墓を写真に納めてみてください。
株式会社加登ホームページはこちら
お墓を建てるというのは、家を建てるのと同じで、極めておめでたいことなんです。
ですから、お墓を建てたら記念に写真を撮影してみてはいかがでしょう?
実際、開眼法要(建碑式)の後に、参列された皆さんがお墓の前に集まって写真を撮るという光景は珍しくありません。
しかし、お墓そのものを単体で撮影する方は余りいらっしゃいません。
お墓というのはお亡くなりになったご先祖そのものでもあります。
確かにお墓を撮影していると、お墓って本当に「ヒト」なんだなあとつくづく思います。
魂の入っている軸石(棹石)は、言わば「顔」。
人物を撮る時は目にピントを合わせるのが定石ですが、これがお墓だと軸石になります。
様々なアングルからこの「顔」を綺麗に撮影してあげることは、ある意味でご先祖に対する供養にもなるのではと思ったりします。
ぜひ皆さん、一度トライしてみてください。
但し、許可なく知らない方のお墓を撮るのは問題ですので、撮影するならご家族や親戚の方のお墓にしておきましょう。
また、僕は撮影の前に必ず手を合わせ、お墓に向かって「撮影させていただきます」と心で念じるようにしています。それから徹底的に掃除をします。
それは綺麗な写真を撮るために不可欠なことでもありますし、お墓に入っておられる方への礼儀だとも思っています。
それでは、実際に撮影させていただいたお墓を例に、お墓の撮影について簡単にご説明したいと思います。
とは言っても技術的には全くの初心者なのでその辺はご勘弁を。
と言うわけで、まずはこちらの写真をご覧ください。
立派なお墓ですね!
今回は加登 飯盛店の施工例として掲載させていただくための撮影でした。
ご覧の通り大きなお墓なので、全体を写そうとするとなかなか難しいものがあります。
お墓の撮影で最も苦労するのは、他のお墓が建っていて、自分が立つ場所を確保出来ない時です。
人間だったら「もう少しこっちに移動してくださいね」なんて注文できるんですが、お墓ですからそうもいきません。
上の写真も例外ではなく、本来ならもう少し低いアングルから撮影したかったところです。
次の写真はこちらです。
全体を写すことを諦める(?)ことで、このようなアングルからの撮影が可能になりました。
高くもなく低くもなく、ナチュラルな角度です。
見ていて安心感があります。
次はこちら。加登のCMに使用させていただくことになり、別の日に撮影しました。
やっぱり天気が良いと俄然綺麗に撮れますね。
三脚を使用し、出来る限りのローアングル。
人物の場合でもそうですが、低いアングルから撮ると迫力が出ますし、頭も小さく見えるのでオススメです。
左に写っているのは灯籠です。あえて手前に入れることで、奥行きが出るといいなと思ったわけです。
続いての写真。CMに使用させていただいたのはほぼこのアングルです。
広角レンズで角度をつけると、良くも悪くも写真が大きく歪みます。
お墓、それから左右の灯籠が肉眼ではあり得ないような配置になっているのが分かると思います。
最近はソフトで修正も出来るのですが、個人的にはこの歪みこそが写真に迫力を与えると思っています。
特徴的な部分をアップで撮るのもよくある手法ですね。
赤ちゃんなんかだと小さな手だけ、とか耳だけ、とかをクローズアップして撮影したりします。
上の写真は、同じお墓の蓮華台をアップで写したものです。
もっとボカすべきでした。
人物と違って、お墓って思ったより奥行きがあります。
ちょっとだけ専門的な話になりますが、被写界深度が浅い(ピントの合う奥行きが狭い)と、軸石にピントを合わせた場合、手前の水鉢や花立てなどが大きくボケて何の写真なのか分からなくなりがちです。
ですから最初の4枚は、すべて絞りをF8前後に絞っています。
しかし、こちらのように「部分」を強調する時は思い切り絞りを開き、出来るだけ近寄って撮ることで背景をボカすと印象的な写真になります。
レンズを交換できるカメラをお持ちなら、F値の低い単焦点レンズを使用するのがベターですが、そうでなくても出来るだけズームの望遠側を使うことで結構ボケてくれます。
上の写真は別の方のお墓ですが、バケツをひっくり返したような大雨がぱたりと止んだ直後の撮影でした。
晴れた日にはない独特のしっとりした空気が、却って荘厳な雰囲気を醸しています。
重厚さを求める方は、雨上がりの曇り空の下で撮影してみるのも良いかも知れません。
オススメはやっぱり、ローアングルです。
皆様もぜひ、ご家族のお墓を写真に納めてみてください。
株式会社加登ホームページはこちら