物語の復権をねがい。
by |2017-02-08 12:36:00|
皆様おはようございます。
本日も加登(公式ホームページはこちら)の広報スタッフブログ「カトカト日記」をご覧いただきありがとうございます。
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子供を育てていて難しいなと思うのが、「努力」の価値を教えること。
もちろん対価を得るために人は努力するわけですが、求めていた対価が獲得出来ないことなんてしょっちゅうですよね。
頑張ったらきっと出来る、なんて迂闊には言えません。
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最近の育児は「褒めて伸ばす」がセオリーとされていて、私も親として、得られた成果だけでなく努力する過程そのものをも褒め讃えるよう心掛けてはいるものの、大人になったら事あるごと誰かに褒めてもらえたりはしませんよね。
当然「誰も褒めてくれないから頑張れない」なんて理屈が通るべくもなく、対価も得られない、誰も褒めてくれないという状況においても直向きに努力が出来なければ、きっと社会から落伍してしまうことでしょう。
唐突ですが、プロスポーツの世界って、ご存知の通りシビアですよね。
本人の不調や監督の方針などにより試合に出たくとも出られない選手もたくさんいるようですが、腐らずに自らの力を信じ、研鑽を続けることができる人は尊敬してしまいます。
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スティーブン・キング原作の映画に「ショーシャンクの空に」というのがありました。
「the アメリカ」としか形容しようのない特大のカタルシスをもって物語は幕を下ろすわけですが、私が興味を覚えるのは、仮に脱獄の目論見が頓挫し、その科で主人公が例えば絞首刑に処されたとしたらどんな心持ちだったのだろうか、などということです。
死刑台を目前に控え、それでも自らの存在を投企したことによる実存主義的な充実に浸るのか、はたまた己の浅薄を悔いて失望のうちに生涯を閉じるのか。
ハッピーエンドだとね、考えなくていいわけです。
実際の人生もそうだといいのですが、なかなかそうもいかない。
宝くじは当たらないし、ジャニーズ事務所にスカウトもされない。沢村賞もグラミー賞も一切もらえないのが私を含む庶民の姿なのです。
僅かな希望を胸に、不屈の精神をもって見事脱獄を果たした主人公の姿は確かに素晴らしいと思いますが、それは計画が成功したから素晴らしいのではなく、成功するか否か分からないにもかかわらず日々努力を重ねたから素晴らしいのであって、あそこでハッピーエンドを迎えてしまうとその辺りがぼやけてしまう気がするのは私だけ?
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ウルトラマンは、高度経済成長を象徴するヒーローでした。
頑張れば頑張っただけ国が豊かになるという高度経済成長期は遠い昔の話。
このまま成果ばかりを追い求めていては、きっと社会が病んでしまうでしょう。
成果はもちろんのこと、過程にも重きを置く社会って良いと思いませんか?
手作りのお菓子って美味しいですよね。
目隠ししてどちらが手作りかを尋ねられたら当てられないかも知れませんが、そこには作り手の想いがあり、物語がある。
茶碗だってそう。
匠の技と想いが込められたものには、物語があります。
生産性と効率ばかりを追い求めた経済成長の果てに、私達は「物語」という付加価値に対しお金を払うことをしなくなりました。
結果、市場には無味乾燥な品々が並び・・・。
同じようなスペック、デザインの商品であれば価格の安い方が選ばれるのは当然の話です。
出口の見えないデフレの要因は、案外そんなところにあるのかも知れません。
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手前味噌ではありますが、私どもの取り扱う「お墓」って、まさに物語そのものと言っても過言ではないと自負しています。
石に対する匠の想い、加工に対するこだわりに加え、何と言っても施主様自身の物語が詰まっているのですから。
「物語」を喪失したはずのわが国にあって、今もなお「物語」そのものとして存在するお墓文化が、皆様の心の一隅を照らしているという事実が、今後の日本人の精神の在るべきカタチを示唆しているのでは、とすら思っている今日この頃であります。
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子供を育てていて難しいなと思うのが、「努力」の価値を教えること。
もちろん対価を得るために人は努力するわけですが、求めていた対価が獲得出来ないことなんてしょっちゅうですよね。
頑張ったらきっと出来る、なんて迂闊には言えません。
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最近の育児は「褒めて伸ばす」がセオリーとされていて、私も親として、得られた成果だけでなく努力する過程そのものをも褒め讃えるよう心掛けてはいるものの、大人になったら事あるごと誰かに褒めてもらえたりはしませんよね。
当然「誰も褒めてくれないから頑張れない」なんて理屈が通るべくもなく、対価も得られない、誰も褒めてくれないという状況においても直向きに努力が出来なければ、きっと社会から落伍してしまうことでしょう。
唐突ですが、プロスポーツの世界って、ご存知の通りシビアですよね。
本人の不調や監督の方針などにより試合に出たくとも出られない選手もたくさんいるようですが、腐らずに自らの力を信じ、研鑽を続けることができる人は尊敬してしまいます。
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スティーブン・キング原作の映画に「ショーシャンクの空に」というのがありました。
「the アメリカ」としか形容しようのない特大のカタルシスをもって物語は幕を下ろすわけですが、私が興味を覚えるのは、仮に脱獄の目論見が頓挫し、その科で主人公が例えば絞首刑に処されたとしたらどんな心持ちだったのだろうか、などということです。
死刑台を目前に控え、それでも自らの存在を投企したことによる実存主義的な充実に浸るのか、はたまた己の浅薄を悔いて失望のうちに生涯を閉じるのか。
ハッピーエンドだとね、考えなくていいわけです。
実際の人生もそうだといいのですが、なかなかそうもいかない。
宝くじは当たらないし、ジャニーズ事務所にスカウトもされない。沢村賞もグラミー賞も一切もらえないのが私を含む庶民の姿なのです。
僅かな希望を胸に、不屈の精神をもって見事脱獄を果たした主人公の姿は確かに素晴らしいと思いますが、それは計画が成功したから素晴らしいのではなく、成功するか否か分からないにもかかわらず日々努力を重ねたから素晴らしいのであって、あそこでハッピーエンドを迎えてしまうとその辺りがぼやけてしまう気がするのは私だけ?
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ウルトラマンは、高度経済成長を象徴するヒーローでした。
頑張れば頑張っただけ国が豊かになるという高度経済成長期は遠い昔の話。
このまま成果ばかりを追い求めていては、きっと社会が病んでしまうでしょう。
成果はもちろんのこと、過程にも重きを置く社会って良いと思いませんか?
手作りのお菓子って美味しいですよね。
目隠ししてどちらが手作りかを尋ねられたら当てられないかも知れませんが、そこには作り手の想いがあり、物語がある。
茶碗だってそう。
匠の技と想いが込められたものには、物語があります。
生産性と効率ばかりを追い求めた経済成長の果てに、私達は「物語」という付加価値に対しお金を払うことをしなくなりました。
結果、市場には無味乾燥な品々が並び・・・。
同じようなスペック、デザインの商品であれば価格の安い方が選ばれるのは当然の話です。
出口の見えないデフレの要因は、案外そんなところにあるのかも知れません。
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手前味噌ではありますが、私どもの取り扱う「お墓」って、まさに物語そのものと言っても過言ではないと自負しています。
石に対する匠の想い、加工に対するこだわりに加え、何と言っても施主様自身の物語が詰まっているのですから。
「物語」を喪失したはずのわが国にあって、今もなお「物語」そのものとして存在するお墓文化が、皆様の心の一隅を照らしているという事実が、今後の日本人の精神の在るべきカタチを示唆しているのでは、とすら思っている今日この頃であります。
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