2020年7月20日のブログ記事一覧-カトカト日記 ~霊園・墓石の株式会社加登 公式ブログ~

お墓で笑顔をふやしたい。

お墓って何のためにあるのか。
答えは人によってまちまちでしょうが、個人的には「誰かを笑顔にするため」にお墓は存在するのだと思っています。

鎌倉材木座霊園(神奈川県鎌倉市)の撮影を依頼したカメラマンさんから届いた1枚の写真(掲載許可はいただいてます)。




素敵過ぎる笑顔に感激して「めっちゃいい写真ですやん!」と伝えたら、たまたま現地で出会ったというこちらのご夫婦のお話を聞かせてくれました。

7歳の時に他界された息子さんのお墓参りに来られていたそうです。
私にも8歳の息子がいるので、お気持ちを想像するだけで胸が痛みます。




何十年もお参りを続けてこられて、心の空洞がすっかり埋まるということはけっしてないのだろうと思いますが、お子さんを大切に供養してあげられる場所、ご夫婦そろって会いに来られる場所として材木座霊園をお選びになり、こうして笑顔を見せていただけることに、心から感謝したいと思います。




お墓参りという習慣を持つ私たち日本人にとって、亡くなった家族への思いは風化させるべきものではないのかも知れません。
お墓に来ればまた会える、いつか自分が亡くなったら、あの世で再会できる。
非科学的なようですが、多くの日本人は漠然とそう考えています。

だから笑顔は忘却ではなく、タマシイの実在に対する確信がもたらしてくれるのだと、そう思うのです。
装置としてのお墓がそこに介在することによって、私どもは企業としての使命であったり存在意義であったりを与えていただいているのだと。