東日本大震災から1ヶ月以上が経過しましたが、
今回日本ボディビル連盟が募集した被災地での
復興支援のボランティアに参加してきました。
23日はたまたま仕事が休みで、何か自分にも復興のための
お手伝いが出来れば、と思い行って参りました。
4月22日の深夜に東京を出発し、23日の早朝4時に
最寄のサービスエリアに到着しました。
その後6時30分頃まで仮眠をとった後、ボランティアセンターの
ある宮城県仙台市若林区に移動しました。
ボランティアセンターは元々児童施設で、ここでボランティアの受付、
派遣、車での送迎が行なわれています。
私達はだいぶ早く着いてしまい、申し込み用紙に記入を済ませた後、
受付開始の9時まで待つことになりました。
日本ボディビル連盟のボランティアは私達東京組の他、宮城、福島、長野、
秋田からも参加があり、総勢20名程でした。
このボランティアは依頼主(被災された方が仕事をボランティアセンターへ
依頼してきます)からの依頼に基づき、ボランティアセンターのスタッフが
ボランティアに来た人達へ仕事を割り振り、各方面へ派遣する、という形態を
とっています。
依頼される仕事の内容も様々で、アルバム洗いや衣類の整理といった軽作業から
個人宅の中の泥、家具、ゴミの運び出しといったある程度の重労働まであります。
今回は私達は個人宅の泥の運び出しに手を挙げることにしました。
今日は天候の悪さも影響したらしく、通常に比べると依頼件数が少なかった、
とのことです。
ボランティアスタッフが各依頼案件の内容を発表した後、まずはそのお宅に
行ったことのあるボランティア(一度でもそのお宅で仕事をしたことのある人)
の挙手を求めます。
(○○さんのお宅へ行ったことのある方、2名挙手をお願いします、といった
感じです)
その次に、泥の運び出しの作業をしたことのある人の挙手が求められます。
最後に未経験者の挙手が求められます。
だいたい、経験者が3名から5名程、残りの3名程が未経験者といった
構成です。
私達は勿論、未経験者ですからどうしても最後に手を挙げる格好になります。
それでもなんとか未経験のグループで指名され、私を含めた3人が個人宅の
泥の運び出しの作業に向かうことになりました。
目的の個人宅へはボランティアセンターの手配する車で行きました。
派遣されたのは仙台市若林区の権太という地区でした。
同じ若林区でも津波の来たところと、来なかったところでは天と地程の差が
ありました。
車に乗っていてある地点を境に景色が一変しました。
津波の来た地域は大きな樹木が根っこからなぎ倒され、現在はかなり整備された、
とのことですが土砂が道路脇に積まれています。
実際に目の当たりにすると言葉を失います。
センターから車で10分程の場所に、本日作業を行なうお宅がありました。
家の中には津波の爪跡がいたるところに残されていました。
数日前から泥の運び出しを行なっている、とのことでしたが、まだ家の中には
厚さ15cmから20cm程の泥が部屋中を埋め尽くしていました。
最初にタンスや机といった家具類を外へ運び出し、その後泥をスコップですくって
部屋の外へ出す、という順番になります。
泥は水分を含んでヘドロになっており、足場はかなりぬかるんでいます。
そうした中スコップで泥をすくっていくわけですが、最初慣れるまでは
少し息が上がりました。
慣れてくるとスコップ1回ですくう泥の量がだんだんと多くなり、
作業効率が上がってきました。
途中お昼休憩をはさみ、午後3時過ぎにはお宅の中の泥の運び出しが
終了しました。
最後に依頼主さん(お宅のご主人)から、「本当にどうもありがとう
ございました」と何度も言って頂き、東京から行った甲斐があった、と
感じすごく嬉しかったです。
私は、ボディビルダーは自分の体を鍛えるだけではなく、こうした機会に
積極的に社会貢献していく必要がある、と考えています。
今回こうしたボランティアの機会を与えて頂いた、日本ボディビル連盟の
玉利会長をはじめ、連盟役員の方々にはこの場を借りてお礼を申し上げます。
そして参加された皆さん、大変お疲れさまでした。
次回第2弾は5月3日、4日に岩手県陸前高田市、宮城県石巻市で計画されている、
とのことですので、「是非自分もボランティアに参加したい」という方は
日本ボディビル連盟のホームページをご覧下さい。
高梨 圭祐
今回日本ボディビル連盟が募集した被災地での
復興支援のボランティアに参加してきました。
23日はたまたま仕事が休みで、何か自分にも復興のための
お手伝いが出来れば、と思い行って参りました。
4月22日の深夜に東京を出発し、23日の早朝4時に
最寄のサービスエリアに到着しました。
その後6時30分頃まで仮眠をとった後、ボランティアセンターの
ある宮城県仙台市若林区に移動しました。
ボランティアセンターは元々児童施設で、ここでボランティアの受付、
派遣、車での送迎が行なわれています。
私達はだいぶ早く着いてしまい、申し込み用紙に記入を済ませた後、
受付開始の9時まで待つことになりました。
日本ボディビル連盟のボランティアは私達東京組の他、宮城、福島、長野、
秋田からも参加があり、総勢20名程でした。
このボランティアは依頼主(被災された方が仕事をボランティアセンターへ
依頼してきます)からの依頼に基づき、ボランティアセンターのスタッフが
ボランティアに来た人達へ仕事を割り振り、各方面へ派遣する、という形態を
とっています。
依頼される仕事の内容も様々で、アルバム洗いや衣類の整理といった軽作業から
個人宅の中の泥、家具、ゴミの運び出しといったある程度の重労働まであります。
今回は私達は個人宅の泥の運び出しに手を挙げることにしました。
今日は天候の悪さも影響したらしく、通常に比べると依頼件数が少なかった、
とのことです。
ボランティアスタッフが各依頼案件の内容を発表した後、まずはそのお宅に
行ったことのあるボランティア(一度でもそのお宅で仕事をしたことのある人)
の挙手を求めます。
(○○さんのお宅へ行ったことのある方、2名挙手をお願いします、といった
感じです)
その次に、泥の運び出しの作業をしたことのある人の挙手が求められます。
最後に未経験者の挙手が求められます。
だいたい、経験者が3名から5名程、残りの3名程が未経験者といった
構成です。
私達は勿論、未経験者ですからどうしても最後に手を挙げる格好になります。
それでもなんとか未経験のグループで指名され、私を含めた3人が個人宅の
泥の運び出しの作業に向かうことになりました。
目的の個人宅へはボランティアセンターの手配する車で行きました。
派遣されたのは仙台市若林区の権太という地区でした。
同じ若林区でも津波の来たところと、来なかったところでは天と地程の差が
ありました。
車に乗っていてある地点を境に景色が一変しました。
津波の来た地域は大きな樹木が根っこからなぎ倒され、現在はかなり整備された、
とのことですが土砂が道路脇に積まれています。
実際に目の当たりにすると言葉を失います。
センターから車で10分程の場所に、本日作業を行なうお宅がありました。
家の中には津波の爪跡がいたるところに残されていました。
数日前から泥の運び出しを行なっている、とのことでしたが、まだ家の中には
厚さ15cmから20cm程の泥が部屋中を埋め尽くしていました。
最初にタンスや机といった家具類を外へ運び出し、その後泥をスコップですくって
部屋の外へ出す、という順番になります。
泥は水分を含んでヘドロになっており、足場はかなりぬかるんでいます。
そうした中スコップで泥をすくっていくわけですが、最初慣れるまでは
少し息が上がりました。
慣れてくるとスコップ1回ですくう泥の量がだんだんと多くなり、
作業効率が上がってきました。
途中お昼休憩をはさみ、午後3時過ぎにはお宅の中の泥の運び出しが
終了しました。
最後に依頼主さん(お宅のご主人)から、「本当にどうもありがとう
ございました」と何度も言って頂き、東京から行った甲斐があった、と
感じすごく嬉しかったです。
私は、ボディビルダーは自分の体を鍛えるだけではなく、こうした機会に
積極的に社会貢献していく必要がある、と考えています。
今回こうしたボランティアの機会を与えて頂いた、日本ボディビル連盟の
玉利会長をはじめ、連盟役員の方々にはこの場を借りてお礼を申し上げます。
そして参加された皆さん、大変お疲れさまでした。
次回第2弾は5月3日、4日に岩手県陸前高田市、宮城県石巻市で計画されている、
とのことですので、「是非自分もボランティアに参加したい」という方は
日本ボディビル連盟のホームページをご覧下さい。
高梨 圭祐
本当にお疲れ様でした。
そして有難うございました。m(_ _)m
こんばんは。
やはりボディビルダーは心も立派ですね!!
人の為に行動を起こせる人はとても凄い事だと思います。
ますますファンになっちゃいました!!
亡くなった方々に心からお悔やみ申し上げます。
チャンピオンさん、
被災された方々に出来ることは色々あると思います。義援金を送るのも1つですし、現地に行ってボランティアをやるのも1つです。
やはり自分に出来ることをやることが大事だと思います。
Sさんから継続の依頼来ましたか。東京から1日だけ行ってあとは残る人にお任せになってしまい、すみません。
この日記を読んでいたら涙が出てきました。
ひとつは、被災された方たちの姿が目に浮かんでくるからです。
そしてもうひとつは、あなたの気持ちにです。
特に、ボディービルの社会貢献についてのくだり。素晴らしい考えだと思います。
どうかゴリさんに素敵なお嫁さんが見つかりますように。
こんにちは。
被災された方々は少しづつ前に進もうとしています。
お会いして私はそう感じました。
非常に微力ながら少しはお役に立てたかな、と思います。
支援活動お疲れ様でした。
私たちがTVや雑誌等で見る被災地。生で見て来てお手伝いをして感じたことをリアルにお伝えして頂いてありがとうございます。
必死で皆さん「生きてるんだ」と感じました。人としての優しさ温かさも伝わりました。ゴリさんの日記からいろいろと学び教えられました。ありがとうございます。
今は被災地の人のために義援金くらいしかしてないけど、自分ができることからもっと協力したいと思います。ゴリさん、BBの参加された皆様お疲れ様でした。