どーんより曇天を浅く切り裂く…
ψ(`∇´)ψデビル☆カッケー夜明けであります(笑)。
昨日とはまた打って変わった曇天の静かな朝です。
小鳥たちの鳴き声もまばらで、時折土手の上を行く人々の物音が微かに届いてくる程に静かな朝でした。
肌寒く薄暗い川っぺりの鳥たちも今朝は活性が低いと思われ、私も(今朝はあまり時間が無いこともあって)うろつく気分にはなれなかったのであります。
結局、今朝は小一時間、いつもの定位置で大人しく座り続けることになりました。
目を閉じて「静かさ」を意識し始めると今度はかえって小さな物音の一つ一つへの反応が過敏になってきます。
風が揺らす葉っぱがこすれる音。川に流れる水の音。
様々な動きと共に音が生まれ、音が消えています。
原因は結果となり、結果は次の原因となり…
この連鎖は時系列というよりも同時的に、共時的に多発進行していて、そこには始まりも終わりもないことが次第に分かる気がしてくるのです。
すると…
「…ババッ!」
っとの小さな物音が私の右斜め前方2~3mから聞こえてきました。
羽音…だと連想します。
しかし、先ほど聞こえた「ババッ!」という音の大きさに該当する鳥が何なのかが浮かんできません。
カラスやハト、アオサギなんかは離陸する際に大きな羽音を立てるものですが、明らかに音のピッチが大型の鳥のものとは異なります。
強いて言えばヒヨドリ辺りの羽音に近い気もしますけれど、やはり違和感を感じた私は…
ゆっくり……と、目を開き、そこにはアントニオくん(ジョウビタキ♂)がいらっしゃいました。
(﹡ˆ ˆ﹡)「おはよ」
と、私もアントニオくんに向けて小さな音を発します。
アントニオくんは一度尾っぽを震わせて、雑木林の外へ飛んで行っちゃいます。
(◎-◎)そう…羽音と言えば…
蚊が出すあの「プゥーーーンンン」という、イーヤーンな音がありますよね。
一説ではあの音を出す、出さないは蚊自身が任意で選択しているとの説があることを思い出しました。
その目的はある種の威力偵察だそうです。
蚊が狙いを定めた対象に接近しながらアノ音を出すことで、対象がどの時点で反応を示すかを見極めた後。
今度は無音で目標に接近し目標の体液を摂取するのだ、との説であります。
この話を初めて聞いた私は…「なるほど、そうなのかもしれないなあ…」と、関心したものです。
この説をたたき台にして考えると、今朝のアントニオくんの羽音は、もしかしたら彼が何らかの意図を持ってワザと出したかもしれないという可能性を考えてしまいます。
まあ、仮定の上に仮定を重ねることはただの妄想に過ぎないのであります…が。
(﹡ˆ ˆ﹡)多分、アントニオくんの「おはよー!」って挨拶だった可能性に五百円ほど賭けておきますね(笑)。
てなことを考えていると、あっという間に時間は過ぎ去り、早足で…
(﹡ˆ ˆ﹡)みんなおはよ。
と、いつものコースを挨拶回りして帰宅の徒につきます。
それでは今朝の羽音はこれまでに御座います。
よい一日を。
230 拝