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パリ旅行記。その7

2009-07-23 20:48:24 | doux dimanche
どもです。
毎度おなじみ流浪の「パリ旅行記」です。
ついに第7弾まできました。
もうほとんどライフワークに近いものがります(苦笑)

さ、そんなこんなで今回パリに来たのはいいものの
基本的にノープランで
「まあ、ヨーロッパの雰囲気を思い出せればいいや」
くらいに今回の旅を考えていた私。
しかし、いざ着いてみるとさすがに
「ノープランは飽きそうだなあ」
と思いミドリカワさんのプランにのっかってみました。

んで、今回のミドリカワさんの旅の一番の目的と言っても過言ではない
「ジャック・タチ」の回顧展です。

皆さんは「ジャック・タチ」をご存知だろうか?
ジャック・タチは「ぼくの伯父さん (Mon Oncle)」をはじめ、
日本でも有名なフランスの映画監督・俳優です。
パイプをくわえたトレンチコート姿のノッポなおじさん、
「ムッシュー・ユロ」というキャラクターで
いつも自分の映画の主人公として登場するのがジャック・タチなのです。



場所は,ベルシー地区にある「シネマテーク・フランセーズ」です。

シネマテーク・フランセーズは、フランス政府が大部分出資するパリにある私立文化施設で、
映画遺産の保存、修復、配給を目的としていて、
4万本以上の映画作品と、映画に関する資料、物品を所有しています。
やっぱりフランスは残す文化よねー。

ジャック・タチの描くほのぼのとしたノスタルジックなフランスと
モダンなものの対比が面白いです。
インテリア・ファッション・音楽的にもとても興味深いですし。


この回顧展は「ジャック・タチ」の映画達で使われていた小道具やセット等々
とても貴重な資料が展示されていました。


平日だったせいなのかご年配の方がとても多くて
リアルタイムでタチの映画を観ていたんだろうなー、と思いました。
それぞれの若かりし頃の思い出を懐かしんでいる様子でした。

んで、もちろんミドリカワさんもとても楽しそうでした。
自分の青春時代の思い出の映画でみた
本物の小道具やセットが目の前に並んでいるんですから。
最後にタチへメッセージを書く場所があるんですが、
その時の彼の子供のような笑顔が忘れられません。

9月まで回顧展もやっているみたいなので
パリに行く方は是非、寄ってみて下さい。

そういう訳で、まだまだ続く。。。