先日、マニアの方から下取りをさせていただきました、大変希少な
価値の高いバイクが2台入荷しましたので、ご紹介させていただきます。
この二台とも、芦屋の富豪の方が、少しずつ、部品を買い集めて、現在の
形まで、持ってきたそうです。下取りするのが忍びない気持ちになりましたが、
長い間のお付き合いで、下取りをさせていただきました。
まず一台目は、ホンダ モンキーです。これは、一番初期型です。型式は、現在のバイクは
AB27とかなんですが、この最初の型式は、Z50Mという型式で、1967年式なんです。
45年前に発売された当時の部品が一つも欠けることなく、完全な形で残っている大変
素晴らしい車両です。
これだけの程度のモンキーは、10数年扱ったことがありません。一番初期のモデルは、
一年に2-3台は扱いますが、どこか欠損していたり、部品を流用している車両が殆どでした。
これだけの状態に持ってくるまでに、数百万は、かかっているだろうと見ています。
現在のモンキーが、タイヤサイズが、8インチに対し、このモンキーは5インチと大変小さな
サイズになっています。前後ともリジットサス(ショックアブソーバーが付いていないサスペンション)になっています。
ホンダの商品の中で、スーパーカブに次ぐロングセラーモデルであり、世界中に知られている
ブランドであります。
これは、ホンダ ベンリィ―90 型式C201という本当に古い車両です。これも、1967年に
発売されました。ホンダのバイクのモデルで、ベンリィ―という名前がありますが、これは
予想どおり、日本語の「便利」からくる名前です。
この車両は一部、他から流用している部品があるものの、見事にレストアをされています。
エンジンの状態も、完璧に近い状態まで、調整されています。現在保管されている車両では
台数は、モンキーより、はるかに車両台数は少ないとみています。
下取りをしたお客様は、この他にも、たくさんのコレクションをされていますので、保管している倉庫などの、カギを壊されそうになったり、倉庫の保管状態を万全にするために、この倉庫だけを
警備保障に任せたりと、普通では考えられないくらいの、維持管理費と投入して、コレクションを
続けられています。本当に、バイクが好きな方ですね。
最近では、本当に珍しくなりました。これだけ、バイクに目が高いお客様は。