鵤 いかる

2014年10月09日 12時55分08秒 | Weblog

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御嶽山救助隊 捜索活動 自衛隊中隊長談

2014年10月09日 02時36分57秒 | Weblog

  御嶽山の噴火で8日も続けられた行方不明者の救出・捜索活動。台風18号の雨で泥状になった火山灰が少し固まったが、標高3千メートルの山頂付近での捜索では困難を極めている。空気が薄く高山病のような症状を訴え、離脱を余儀なくされる隊員も出ているという。寒さも厳しく冠雪をにらみながらの苦しい活動が続いている。「目の前の20~30メートルがこんなに遠いとは思わなかった」。陸上自衛隊第30普通科連隊第2中隊長の寺田秀文3佐(40)は、山頂付近の活動をこう語る。隊員は10~20キロほどの装備を背負い、火山ガスが検出されると防毒マスクを装着。高所で空気が薄く、少しの活動でも「息が上がってしまう」(寺田3佐)。隊員はゆっくりと動くように心がけているが、ふとした瞬間に急ぐと、頭痛などの高山病の症状が出ることもあるという。7日の捜索では、寺田3佐の隊41人のうち4人が症状を訴え下山を余儀なくされた  寒さも厳しく、山荘の軒先には氷柱が下がっているという。連日の雨で水を含んで泥状になった火山灰に首までつかり、低体温症の症状が出て診察を受ける隊員もいた。斜面で足を踏み出すと火山灰の表面が動き、大崩落につながる滑落の恐れがある地点もあった。8日は泥状の火山灰は多少固まったが、隊員にはロープを持たせ、万一、再びひどくなった場合は、1人での作業を禁じ、5~6人をつないで一緒に作業させる方針が示されていた。寺田3佐は昨年10月の伊豆大島の土石流災害でも救出活動に携わったが、「やはり標高の違いがある。高所の活動がこれほどまでに厳しいとは想像できなかった。ただ、残る不明者の救出のため、一歩ずつ前進させたい」と話していた。

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