東芝は27日、スマートフォンなどに使われる記憶媒体「フラッシュメモリー」で、これまでの製品よりも大容量になる64層の3次元メモリーを世界で初めて製品化したと発表した、容量256ギガ・ビットの製品を2017年前半から量産し、将来的には容量がさらに大きい512ギガ・ビット版の製品化も計画している、今回の製品は、これまで生産していた48層のメモリーに比べて、単位面積あたりの記憶容量を約1・4倍にしたほか、小型化も実現した。3次元メモリーは今後の需要の拡大が見込まれるが、韓国のサムスン電子が先行している。東芝はフラッシュメモリーを事業の柱としており、今回の製品でサムスンを追撃する考えだ
「銃所持が厳しく制限され、大量殺人はほとんど起きない」(CNN電子版)、「先進国で最も犯罪率が低い国の一つ」(英紙ザ・タイムズ同)と評される日本で起きた相模原市の刺殺事件は、テロが頻発する欧米諸国のメディアや政府高官も注目した
英紙ザ・タイムズ(同)は、「ナイフだけの単独犯がどうやってこれだけの殺傷事件を起こせたのか、理解に苦しむ」と論評
「障害者を抹殺する」。植松聖容疑者は今年2月、東京都千代田区の衆院議長公邸を訪れると、今回の凶行を示唆するような大島理森衆院議長宛ての手紙を警戒中の警察官に渡していた。精神保健福祉法に基づき強制的に入院させる「措置入院」となり、尿と血液から大麻の陽性反応が確認された。だが、12日後の3月2日には退院。“犯行のサイン”は行政や医療機関の間で生かされることなく、凶悪な事件が起きてしまった
政府は26日、総合海洋政策本部(本部長・安倍晋三首相)の会合を官邸で開き、「離島の保全・管理のあり方に関する基本方針」を改正した。国境付近の有人離島の保全に向け、国の行政機関の設置や土地の買い取りに努めることを盛り込んだ。中国の海洋進出を念頭に、領土、領海の管理を強化する狙いがあるとみられる、 首相は会合で、「海洋国家であるわが国は、管轄海域の根拠となる離島の保全、管理を図っていかなければならない」と述べ、関係閣僚に対し、住民の継続的な居住が可能となる具体策を講じるよう指示した。新たな基本方針は、国の行政機関を設置することなどで、離島の地域社会を維持することが目的。離島は運賃や物流コストが高いため、交通手段となるフェリーなどの運賃の低廉化や、安定的な漁業経営の確保なども新たに明記し、定住しやすい環境整備を目指す。
会合では、海洋活動を衛星などで監視する「海洋状況把握(MDA)」の能力強化を図り、海上保安庁で海洋情報を集約し、共有するための「海洋状況表示システム」の整備を平成29年度に着手することも確認した。
「最前線の隊員が脅威に感じていることが防衛省首脳や官邸中枢にまで正確に届いていない。東シナ海上空の実態を正確に国民や国際社会に公表しなければ、中国の横暴はさらに加速しかねない」 6月中旬、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の公海上空に中国軍機が接近した。航空自衛隊の戦闘機が沖縄県の那覇基地から緊急発進(スクランブル)して退去を呼びかけたが、中国軍機は“前例のない攻撃動作”を仕掛けて挑発してきた。ドッグファイト(格闘戦)に巻き込まれる危険を察知した空自機は、不測の事態を避けるため敵機のレーダー誘導ミサイルなどを撹乱(かくらん)する装置を噴射しながら空域を離脱した-。
鳥越俊太郎 TV番組で語った〝庶民派アピール”は嘘だった
26日午前2時45分ごろ、相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」から「刃物を持った男が侵入した」と110番があった。神奈川県警によると、侵入した男に刺された入所者十数人が死亡、20人程度が負傷して病院に運ばれた、県警は午前3時ごろに津久井署に出頭してきた自称無職の植松聖(さとし)容疑者(26)=相模原市緑区千木良=を殺人未遂と建造物侵入の疑いで逮捕した。植松容疑者は自らを「津久井やまゆり園の元職員」とし、「私がやりました」と供述。県警が事件の経緯や動機を調べている
神奈川県によると、同園は県が設置し、社会福祉法人「かながわ共同会」(神奈川県厚木市)が運営している。知的障害者を受け入れており、4月末時点で149人が入所している。敷地面積は約3万平方メートルで、東西に分かれた居住棟や作業棟などがある
刃物を持った男が侵入し、多数の死傷者が出た障害者施設
(26日午前、相模原市緑区) 日経新聞
ドイツ南部アンスバッハで24日に発生した爆発事件は、多くの難民や移民を受け入れてきたドイツを大きく揺さぶりそうだ。難民・移民系の出身者が引き起こした事件はこの1週間だけで4件に上る。国内の反移民感情が高まりかねず、寛容政策をとってきたメルケル政権に再び逆風が強まる可能性がある、同国では22日、ドイツとイランの二重国籍を持つ男(18)がミュンヘンの商業施設で銃を乱射し、9人が犠牲になったばかり。18日にはアフガニスタン人の男(17)がビュルツブルクでおのなどで列車の乗客ら5人に重軽傷を負わせた。男は短期間で過激化したとされる。いずれも南部バイエルン州だ。
ドイツに昨年流入した移民らは100万人以上に上った。欧州連合(EU)とトルコ間の不法移民送還措置などで春以降は流入も減少。連邦政府は移民や難民が過激思想に影響されるのを防ぐため、移民らの統合政策にも尽力する。