「ハッピーな気持ちでレースに臨むことが出来た。皆が笑顔でレースを終えられたことはすごい良かった」。新種目の混合400メートルメドレーリレー予選。決勝には進めなかったが、アンカーの池江璃花子(ルネサンス)は笑顔で振り返った。「前半は気持ちよく速く泳げた」と言う通り、バタフライの松元克央(セントラルスポーツ)から7位で引き継ぐと、水面を滑るような泳ぎで前との差を詰めた。350メートルの折り返し時点で6位に。さらに前を追ったが、「バテてしまった」ため勢いが落ち、予選通過ラインに0秒21届かなかった。 24日の女子400メートルリレー以来のレース。池江は「今回、競泳は流れが悪いと言われているけど、リレーで雰囲気を盛り上げたい」と話した。リレー種目に絞った今大会も、残すは30日に予選がある女子400メートルメドレーリレーのみ。奇跡的な復活を遂げてたどり着いた五輪で、最後まで力を振り絞るつもりだ。(工藤圭太) 読売新聞
伊藤美誠、シンガポール選手下し「銅」…卓球の女子個人種目で日本勢初のメダル
東京五輪は29日、卓球女子シングルスの3位決定戦が行われ、世界ランキング2位の伊藤 美誠 (20)(スターツ)が世界47位のモンユ・ユ(31)(シンガポール)を4―1で下し、卓球女子の個人種目で日本勢初のメダルを獲得した。水谷 隼 (32)(木下グループ)と組んだ混合ダブルスを制している伊藤は、今大会2個目のメダル。前回リオデジャネイロ大会の団体で銅を獲得していて通算3個目。モンユ・ユは準々決勝で石川 佳純 (全農)を破っていた。 伊藤はこの日、準決勝で世界3位の孫穎莎(20)(中国)にストレート負けし、3位決定戦に回った。
【経過】
第1ゲームは、終盤にミスが目立った伊藤が6-11で落とした。
第2ゲームも接戦となったが、チキータや多彩なサーブで伊藤が11―8と取り返した。
第3ゲーム、後半に6連続ポイントを挙げた伊藤が11-7で奪った。
第4ゲーム、伊藤のカウンター攻撃が序盤に炸裂。ミスが増えて追い上げられたが、踏みとどまり、11-7で3ゲームを連取した。
第5ゲーム、勢いに乗った伊藤が危なげなく、11-6で奪った。 読売新聞
北京「蚊の発生」5段階で予報…課題は精度、ネット上には「不正確」の声も
北京市の気象当局が今夏から、「蚊に刺される指数」の予報を始めた。世界的に蚊を介した伝染病が増加していることなどから決めた措置としており、今後は精度を高めていくのが課題だ。
指数は、北京市内16区で3日先までの蚊の発生を予測し、蚊の密度の高低を5段階で示す。市気象局が今月16日からSNSなどで公表を始めた。毎年6月から9月末まで予報するという。
市気象局などは、蚊が人間に近寄る要因となる二酸化炭素を用いた観測機器を使って蚊の発生、密度のデータを10年以上にわたって蓄積し、予報に役立てているとしている。夕刊紙・北京晩報によると、専門家が予報の精度を分析したところ、「一定の変動はあるが、最高で80~90%前後」の正確さだったという。今後は各地区の人口密度や植生データなども加え、精度を高めていく方針だ。
ネット上では、「すばらしい」との評価のほか、「不正確だ。出掛けたばかりで3回も刺された」などの声もあり、市民の関心は高まりつつあるようだ。 読売新聞
鄭州地下鉄生存者「もっと早く窓を割るべきだった」
https://www.youtube.com/watch?v=NRpasY7t-uk
ハンター・バイデンが違法薬物を吸引している動画をNewsmaxが主要メディアとして初めて全米に放送
https://www.youtube.com/watch?v=oxVNOHghmVQ
中国の記録的豪雨、取材妨害相次ぐ…衣服つかまれたり「殺害の脅迫」も
中国中部の河南省で起きた記録的豪雨による水害を巡り、国内外の記者に対する取材妨害が相次いでいる。中国当局だけでなく、群衆による記者への嫌がらせも複数報告される事態となった。
29日付の香港紙・明報によると、中国紙・南方都市報などの記者2人は警察に連行された。省都・鄭州の地下鉄駅の出口で、車両内への浸水で死亡した犠牲者を追悼するために地元住民らが献花する様子を撮影したところ、派出所で尋問を受け、写真も削除された。中国当局は政府に批判的な情報が広がることを懸念し、統制を強めている模様だ。
中国に駐在する外国人記者でつくる「駐華外国記者協会」は27日、米紙ロサンゼルス・タイムズなどの記者が鄭州で群衆に取り囲まれ、カメラや衣服をつかまれたとして懸念を表明した。英BBCの職員は「殺害の脅迫」を受けたという。
詳しい経緯は不明だが、現地入りした外国記者に対し、災害でいらだった群衆の敵意が向いたようだ。中国では外務省報道官らが海外メディアの報道を「フェイクニュース」と批判することが多く、庶民の外国記者への敵対心をあおっているとの指摘もある。 読売新聞
安倍晋三前首相が29日付の産経新聞のインタビュー記事で、昨年7月に逝去した李登輝元総統について「状況が許せばお墓参りをしたい」と意欲を示したことが台湾で大きな反響を呼んだ。
台湾の外交部(外務省に相当)は同日までに「安倍氏は国際社会に尊敬される重要な指導者で、台湾の国際組織への加盟を積極的に応援してくれた貴重な友人だ。必要な協力を全力で提供する」とのコメントを発表。超党派議員連盟「台日交流聯誼会」の会長を務める游錫堃(ゆう・しゃくこん)立法院長(国会議長)は「安倍氏の訪台を強く歓迎する。来られるときはぜひお会いしたい」と記者団に語った。
また、頼清徳副総統はツイッターに「とても感動しています。李登輝元総統の精神を受け継いで、ともに自由と人権のために闘いましょう」と投稿した。
日本は7月までに、台湾に330万回分以上の新型コロナウイルスワクチンを無償提供しており、日本に感謝の気持ちを伝えたい台湾の市民は多い。台北市在住の女性歌手は「安倍さんが来られるときは、友人をたくさん誘って空港に迎えに行く」と話している。産経新聞
神奈川県警南署は29日、横浜市南区で特殊詐欺の被害が相次ぎ、1人暮らしの高齢女性2人がキャッシュカードをだまし取られるなどしたと発表した。
同署によると、27日午後5時ごろ、区内に住む70代の無職女性方に、孫を装った男から「荷物をなくした。その中に書類が入っていて、今郵便局に探してもらっている」などと噓の電話があった。約2時間後、女性は自宅に現れた孫の上司の息子を名乗る男に、現金50万円とキャッシュカード2枚を手渡し、だまし取られたうえ、口座から現金計220万円を引き出された。
28日午前10時ごろにも、区内に住む80代の無職女性方に、同じく孫の名をかたる男から「上司に頼まれた書類を間違えて送ってしまった。中に銀行のカードが入っていたので口座を凍結した。これから取引で現金が必要」などと噓の電話があった。女性は2回にわたって自宅に現れた孫の上司の息子を名乗る男に、現金計200万円をだまし取られたという。
いずれの事件も、女性方に現れた「受け子」は、孫の上司の息子を名乗っており、同署は同じグループの犯行も視野に捜査を進めている。産経新聞
中国メディアによると、長期航海中の英海軍最新鋭空母「クイーン・エリザベス」が29日までに南シナ海に入った。同海域の権益を主張する中国は警戒を強めており、南シナ海での軍事演習を予告するなど、にわかに緊張が高まっている。
中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報によると、米海軍の駆逐艦と、オランダのフリゲート艦が英空母打撃群に参加している。同紙は、英空母打撃群が南シナ海で挑発的な行為をとれば「人民解放軍は、さらに強硬な手段をとることもあり得る」という軍事専門家のコメントを紹介し、英側を牽制(けんせい)した。米軍が加わっていることについても「編隊を離脱して中国の領海に勝手に押し入るかもしれない」と警戒している。
中国海事局は27日、海南島沖の南シナ海で実弾軍事演習を29日に実施すると発表。詳細は明らかにしていないが、英側を牽制する意図があるとみられる。
英政府は3月、今後10年間の外交や安全保障などの政策を定めた「統合レビュー」を公表し、インド太平洋地域への関与強化を明記した。5月に英国を出港した「クイーン・エリザベス」を中心とする空母打撃群の派遣は、その柱として位置づけられている。
香港メディア「香港01」は、英空母打撃群の動きについて「対中挑発の意味合いが相当顕著だ」と指摘。中国側は、バイデン米政権が形成を進める「対中包囲網」の強化につながらないか警戒しているもようだ。
最高気温は34℃。夜になっても蒸し暑さの残るその日、東京・国立競技場の貴賓席「プレジデンシャル・ボックス」で、天皇陛下は約4時間、東京五輪の開会式を見守られていた。冷房もないボックスの中、御椅子の背もたれから体を離し、ピンと背筋を伸ばされていた。そのお隣に雅子さまはいらっしゃらない。隣に座ったのは、菅義偉首相だ。“事件”が起きたのは、開会式の終盤、陛下が開会宣言をされたとき。
IOCのバッハ会長の紹介を受け、マイクの前に立った陛下が宣言を始めても、隣の菅首相はぼんやりと陛下とは別の方向を見やったまま。その奥の小池百合子都知事が目配せしながら席を立つと、それに気づいた菅首相も慌てたように立ち上がった。その様子は日本全国、いや、全世界に生中継された。
静岡県熱海市伊豆山(いずさん)地区の土石流災害で、市は28日、前日に発見された身元不明の1人の遺体が、坂本光正さん(44)と判明したと発表した。これにより、死者は22人、行方不明者は5人となった。読売新聞
オリンピックのマラソンコース沿いで、不審火が相次いでいる。
北海道・札幌市の大通公園で、29日午前10時すぎ、「切り株から煙がくすぶっている」と通行人から110番通報があった。
警察などが駆け付けると、植え込みの切り株が焦げているのが見つかった。
けが人はいなかった。
現場は、オリンピックのマラソンコース沿いで、同じくコースに設定されている市内の別の公園でも、26日に切り株が焼ける不審火が起きていた。
警察は、煙の出た原因を調べるとともに、関連などを調べている。FNNプライムオンライン
東京五輪は29日、柔道男子100キロ級が行われ、ウルフ・アロン(25)(了徳寺大職)が、決勝で2018年世界選手権覇者の趙グハム(韓国)に、延長の末に大内刈りで一本勝ちし、五輪初出場で金メダルを獲得した。
日本勢がこの階級を制するのは、2000年シドニー大会の井上康生(現全日本男子監督)以来21年ぶり。今大会の男子日本勢の金メダルは5個となり、1984年ロサンゼルス大会を上回り最多を更新した。女子を含めると8個目で、過去最多の2004年アテネ大会に並んだ。
ウルフは、2回戦でウズベキスタン選手に一本勝ち。準々決勝はイスラエル選手を下し、準決勝では前回リオデジャネイロ大会銀メダリストのバルラム・リパルテリアニ(32)(ジョージア)に大内刈りで優勢勝ちした。
ウルフは世界選手権では2017年大会で優勝。19年大会では3位になっている。 読売新聞
柔道・穴井隆将氏の温かいツイートに反響
2012年ロンドン五輪の柔道男子100キロ級代表だった穴井隆将さん(36)が28日、前日にメダルを逃した東京オリンピック柔道女子63キロ級代表の田代未来選手(27)=コマツ=に送ったツイッター上のエールが反響を呼んでいる。穴井さんもロンドン大会で田代選手と同じ2回戦で敗退した。「負けた悔しさ、つらさ、苦しさは本人にしか分からない」と思いやり、「あなたのチャレンジは素晴らしかった」とたたえた。自らも「生きていく自信さえ失った」と明かしたが、天理大の先輩で当時日本代表の監督だった篠原信一さん(48)の「一緒に天理に帰ろう」という言葉で救われたという。翌年に引退。現在は天理大で監督を務め、東京五輪で男子73キロ級2連覇を果たした大野将平選手(29)=旭化成=らを指導している。
「下を向いている時には周りが見えない。前を向き始めて、周りで温かく支えてくれている人の声が聞こえる」とアドバイス。「数年後、チャレンジしたことを認められる自分に出会う。少なからず、私はこれからも応援する。お疲れ様。田代選手」と締めくくった。 毎日新聞