ポルシェアロイの鏡面研磨

　週末土曜日になると少し時間の余裕ができます。
でも、実習生主体に現場は稼働しています。実習生は基本賃金が地域の最低賃金（静岡県の場合業種にもよるが８３２円／時間）なので労働時間や残業時間を延長しないと実家に仕送りできない・・・。
　今や日本の物作りの現状はこのような人材の確保で成り立っている。現場要員を人材会社から派遣してもらうと今や約１８００円／時間ほど出さないときてくれないし来た人間が役立つかもわからないし、いついなくなるかもあてにならない。

実習生は３年間は確実に定着しますから仕事さえあれば文句も言わず頑張ってくれます。

来月には新たに１人実習生が入社します。うちでは大事な戦力だしせめて研磨技能キャリアだけは身に付けて帰ってもらいたいなと思ってます。



その彼らが一生懸命頑張っています。




何度も何度もやってるポルシェアロイの鏡面研磨
これは以前にやった物の完成写真



今回の依頼品
過去にやった物との違いはなんと２本はメッキ品！！



２本は通常の塗装仕様



こちらがメッキ仕様
クロムメッキした後に黒のペイントをしていますがメッキ特有の腐食が進み醜い
この仕様の物を剥離するためには２回処理しないといけない。
１回目は黒塗装の剥離と２回目はクロムメッキの剥離・・・コストがかかります。



黒塗装の剥離後
メッキ部分の腐食状態、この後クロムメッキ剥離で専門業者さんに流動します。
おそらくそうとう腐食が進んでいますので腐食ピットが無数にありますし、研磨では消せないほどだと思います。


以上