田舎の家では、
(田舎に限ったことではないけれど)
これから夏が来て秋を越え寒くなるまで
せっせと草抜きという作業の必要がある。
しかしどうも、
毎日草抜きばかりは何となく精がない。
そこで終活中の身としては
中途半端な植木類植物の類も、
早めに処分しておくべきでだろうけど、
やはり、
草を抜いた後に何か植えたくなった。
そんな時、
アマゾンでネットショッピング中に、
「ササユリ」を見つけた。
ササユリといえば、その昔学生時代に、
奈良と和歌山の県境付近の山中から持ち帰ったら、
(今、そんなことをしたら顰蹙ものだろうけど)
特に世話も必要なく、
2年後に花を咲かせたことがあった。
そんな訳で何気なく、
「カートに入れる」をクリックしてしまった。
そして、
「それにしてもササユリに限らず、
ユリの球根は秋植えの筈だが」
と、ネットで調べていたら・・・、
ササユリというものは、
物凄く育てるのが難しいらしい。
☆先ず、ササユリは病害虫に大変弱い!!
そういえばあの時、
上手く花が咲いてから20年後位後のこと、
新聞広告の通信販売で球根を見つけて、
もう一度花を見たかったりしたものだから、
数個購入したことがあった。
そして翌年の今頃、順調に芽を出したのに、
根切り虫の被害であっさと全滅してしまった。
☆次に、ササユリは連作障害が発生する。
☆さらに、ササユリは種子から栽培すると、
花を咲かせるのに5年から10年かかる。
そういえば、件の山中で群生地では、
よく目にする山野草の花畑の様な、
密集した花の咲き方ではなく、
ササユリの花はぽつりぽつりと、
ソーシャルディスタンスを守っていた。
それはおそらく、
そこで花を咲かせた個体は、
連作障害等で数年後に消滅し、
周囲に飛び散った種子から発芽した、
新しい個体が5年、10年と掛けて、
花を咲かせているのだろう。
あの時撮った写真を探したが、
こうゆー場合に限って^^既に断捨離済みの様。
そこで代わりの画像を↓↓
↑↑
因みに自生しているのは決して、
前人未到の山奥という訳ではなく、
尾根伝いの幹線道路脇だとかにも自生していて、
お世話になった民宿の庭先にも植えられていた。
さて代金を近くのコンビニで払ったら、
直ぐにメールが来た出店業者の住所は、
伊予市なのでガソリン価格も安値の昨今、
ドライブにはちょうど良い距離である。
ちょっと出掛けてみたくなる季節だが、
生憎の緊急事態宣言!!
店頭販売をしているのなら、
ぜひ覘いてみたかった。
外出自粛の真っただ中で残念だった。
アマゾンのWebページには、
「コロナ対策の物資輸送を最優先中で、
商品到着遅滞の可能性有」
の様なメッセージ表示があったけど、
程なく15センチほどに茎が伸びた苗が届いた。
この時、苗はちょうど前々回のブログの、
エビネの花と一緒に写真を撮ったが、
例によって間違えて生憎消してしまったようだ。
さて「難易度大」と知って、
少し出鼻を挫かれたササユリの栽培。
それでも犬猫ペットを飼うのと同じで、
最後まで、
責任をもって世話をしなければいけない。
ネットで調べたとおりに、
植木鉢の底に木炭を敷いて、
赤玉土に腐葉土を沢山混ぜて植えた。
そして毎日昼間は屋外木陰下に、
夜になれば、
害虫被害を避けて玄関土間に取り込んだ。
そして蕾が大きくなったころ、
やはりと言おうか想定通りと言おうか、
蕾に沢山のアブラムシが発生した。
果たして花き用の殺虫剤購入目的で、
ホームセンターへ行くのは不要不急の外出か??
いや、それより面倒だ!!
手元にあった「アース・ジェット」をひと吹きした。
そしたら1時間しないうちにササユリは、
思いっ切り萎れてしまい全然ヤバい状態!!
慌てて水道蛇口より流水で水洗いしたら、
アブラムシもきれいに流れてリカバリー出来た。
紫蘭もエビネも寒菊も、
「アース・ジェット」は平気だったのに、
やはりササユリは弱いのだろうか。
↑↑ネットには「後ろ姿もきれいです」と、
コメントがあったので4枚目。
撮った後ろ姿は、
葉の方にピントが合ってしまった。
最後の写真は追加注文したスズラン。
スズランも植え付けには少し時季外れ。
どんな風なのが届くのかと思っていたら、
花が付いたのがやって来た。
ササユリは、
花が強く香るのも特徴の一つだそうで、
今日は今、雨降りの屋外に置いているが、
これを書いている、
二階の部屋の中まで、
これもまた何か懐かしい香りが漂っている。