地味に終活はじめました!

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昼食

2011-06-23 12:37:00 | インポート
子供の頃デパートの食堂で、お子様ランチを食べるのが楽しみだった。

で、今でもお子様ランチはあるのだろうかと、ふと思った。
何しろその様なメニューが提供されるような場所で、
もう十数年?猛獣数年?外食したことが無いもので。

で、ネットで調べたらあるらしい。
驚いたのは、オーダーするのに年齢制限があるらしいこと。

それにしても、今考えたらお子様ランチ、
それほど大したメニューでなく、
コンビニ弁当の方がずっと美味しそうだ。

今、出されてるのも昔とそれほど変わった様でもなく、
口の肥えた最近の子供たちは、
        「お子様ランチ」なんて喜ぶのだろうか?

*(ひまわり)**(車)**(ジュース)*

フローレット、五色バナナ

2011-06-12 22:24:00 | インポート
 バス停の脇に路地を挟んで、小さな社か堂の様な建物があった。
路地の奥から、男の子と女の子が2人、それに続いてお婆さんが、
大き目のレジ袋を提げて出て来た。

 孫を連れての買い物帰りにも見えたけど、お堂の前で立ち止まった
お婆さんは、レジ袋から駄菓子を取り出し子供たちに与えていた。
そしてこちらを見て、「おおーい、あんた」と、手招きをした。

 辺りを見回し「さて、自分に掛けられた声なのか」と、
そんな素振りの私を見て、
もう一度「あんた、これ」と、お婆さんは言った。

 「これはお供えじゃきん、あんたも持って帰り」

 お婆さんの手にあったのは、袋入りの駄菓子。
それにしても、小さな子供たちの前でお菓子を貰うのはどうも、
ばつが悪いような気がするが、かといって「要らない」とも言えない。

 受け取った袋をその場で開けて、一つを口にしてから、
「はい、どうぞ」と、男の子の顔の前に突き出した。
躊躇う素振りの男の子に「貰いさい」と、年長の女の子が言った。
 振り返ると家の中にに入ったのか、そこにお婆さんはいなかった。

 雨がほとんど、降っていないのに気が付いて、
   慌ててその場を立ち去った。

・・・・・

 橋の所まで来て、
自転車の前篭に放り込んだ駄菓子の袋を、改めてよく見た。
 賞味期限切れでないのを確かめて、先程口にした時は、
妙に酸っぱく感じたのは、気のせいだったのかと思いながら、
もう一つ口に入れたら、薄荷の味の口の中に広がった。

高尾山

2011-06-08 22:14:00 | インポート
 水路から始終絶え間無く、
さらさらと水の流れる音が聞こえて来る通りは、
赤青白が回転する理容店の看板、
自販機の並ぶ酒屋、高い建家の倉庫と事務所と、
何所にでもありふれた光景が次々と現れる。

 上り坂が続いているのに、不思議ときついと感じないけれど、
どうもこの先、左手側に平行して通ってる幹線道路と、
また合流しそうなので、早めに山の方に右折したい。

・・・・・

 その山は小学校へ通う道、行きには目の前約5キロ先の前にあり、
夕方になると、標高482メートルの頂上に回転する明りが灯っていた。

 高校の頃だったと思う。
毎日のように話をするけれど、
たぶん一度も会うことがなかった、他所の学校の奴。

   ある日曜の午後、

  「今、何所に居るのか」
    と、尋ねたら、

  「たかおやま」
    と、返事があった。

  「何時からいるのか。何があるのか」
    と、尋ねると、

  「今(頂上に)来た。
   何もないから直ぐ帰る」
    と、言っていた。

 そうか、あの山は、そこそこ簡単に登れるのか。

・・・・・

 先日ネットで、調べてみたら登山口は山の裏側の方にあるらしい。
   しかし、
山登りは兎も角、未だ麓の辺りの地区に行ったことがないので、
その辺の様子をみに出かける事にした。

 麓に沿って通る道路を境に、水田と梨畑に分かれている。
梨畑の中を山の上の方に向かう道は、40度を越えそうな
相当急な坂道で、上の方から小学生らしい女の子が二人、
蚊帳吊草の穂の様な茎を手に振りながら下りて来た。
 「周囲に民家もないのに何故」
と、少し不思議に思ったけれど、
梨畑で作業をする大人に付いて来たのだろう。

 帰り道は下り坂だから上手くすれば、
家の前まで自転車を漕がずにすみそうだ。

 梅雨空の下、緑が一層濃く見える
 霧の掛かった山頂は、何度でも仰ぎたくなる。
 道路脇に、

 「ひまわり畑、
       5月6日に種を撒きました」

 と、看板が立っていた。


注;東京都八王子市の高尾山ではありません。