地味に終活はじめました!

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秋風の中で見た夢

2020-08-31 05:51:58 | 日記

 *バチェラー・ガール*

 昨夜見た夢の話。
相変わらず好い年をして、
なんと自分に都合の良い夢を見るのだろうか。

 夢の中で私は若くて、
(今風にはイケメンというのだろうか?)
世の中の女性が放って置かない様な優男で、
最近知り合った女と、
    一週間程前からホテルの一室に籠って居た。
 女とホテルとは言っても「しけ込む」類とは程遠い。
というのも、女は仕事でホテルに滞在していて、
元カノに追い出され、
    行く当を無くした私が転り込んだのだが、
女の言うには、

「あなたは外に出ると碌な事をしないし、
 みんなに迷惑を掛ける。
 私の手が空くまでは部屋から出ないように」

 そして女は付け加えた。

「私が仕事中の部屋は絶対に覗かない様に」

「部屋を覗くな」って何してるのだろうかと、
             少しは気になた。
 しかし、そんな事より外出禁止は苦痛だ。
大体今の世この日本で大ぴらに、
人を監禁する様な事は出来ないだろうと、
様子を窺って部屋から出てはみるのだが、
防犯カメラで見て居るのだろう。

 廊下に出るなり、

「何方に行かれますか」

と、何所からともなく支配人が現れる。

「ステイホームでお願いしますと、
 小池知事も先程TVの記者会見で、
 仰っていたのをご覧になりませんでしたか」

「@ほーむも何ほーむもない!!
 このホテルは客を監禁するのか」

 思いっ切り食って掛かってみても、
大きなマスクを着けた支配人は、
慇懃無礼な態度でパチンと指を鳴らした。

 すると、黒スーツの上から防護服、
顔はマスクにフェイスシールドと云った出立の、
警備担当の厳つい大男が二人現れた。
私は男たちに、
両側から腕を捕まれ部屋の中に引き摺り込まれた。

「今日はもう
 あなたの食事は無しよ。
  大人しく反省して居なさい」

そこには女が仁王立ちで待ち構え、
鋭い目付きで私を睨み付けた。

 女が滞在するこの部屋は、
リビングには白いピアノがあるスイートだった。
そこで私は「これは夢を見てる」と直ぐに気が付いた。
というのもこの間TVで、
「リビングに白いピアノ!これがロイヤルスイート」
と、そんな番組をやっていたから、
あの番組の影響でこんな夢を見ているのだと思った。
それにしても、
 抑々実際のスイートルームがどんなものか知らないが、
あのTVのロイヤルスイート程ではないにしても、
この夢の中の女が仕事に使っているスイートルームは、
部屋数や広さから並みのスイートではない様だ。

 何を生業にしているのか知らないが、
こんな所を、
長期間借り切れるなんて相当金を持っていそうだ。
ピアノがあるから音楽関係だろうか。
いや、
やはりピアノは装飾調度として置かれた物だろう。
 女は殆ど一日中、仕事部屋から出て来ない。
偶にリビングに顔を出しても物凄く機嫌が悪いので、
怖くて私は何時もビクビクしていた。
 TVはコロナの話題か再放送ばかりで詰まらない。
外に出ても例の男たちに直ぐ連れ戻され、
また女の逆鱗に触れるないかと不安で、
そして退屈な毎日を過ごし続けた。

(それにしても何時になく長い夢だ。何時もだと、
そろそろ見ている夢のストリーがガラリと変わるとか。
覗くなと言われた仕事部屋を覗いたら女は化け物に変わり、
何時もの様に化け物に追われる夢になったりして)

 やがて数日後、
すこぶる上機嫌の彼女が部屋から顔を出した。

「もうお昼ね。
 何か美味しいもの食べに行こうか。
 あっ、自粛だったわね。
 折角しばらくお休み取ったのに、
 旅行も・・・」

(そう言いスマホをいじりながら、
私の横に超密に座る超美人の彼女は、
幸いな事に化け物に変身もせず夢は続く)

「そうだ、あなたの田舎に行こうか。
 こんなことになったら、
   きっともう田舎の方がずっと便利だわ。
 一層、向こうに引っ越さない!私たち!!」

「えっ、急にそんな事。仕事、構わないの。
 それに何で俺の田舎なんだ。それに・・・、
 そこの出身と云うだけで向こうには、
 今はもう何もないし知り合いも居ないよ」

「仕事は何所でも出来るわ。
 この前TVで観たのよ。
 インスタ映えする何とかの丘って。
 ほら、1キロ沖合の小島の朝焼けが映える」

「それに知り合い居ないなら、
 その方があなた都合が好いでしょう」

「どういう意味」

「Please don't tell 'em how you found me♪
 Gimme a break, give me a break♪~って」
 
「えっ」

「それじゃあ、みんなに知らせなきゃ。
         少しは私を手伝って。
  私ここ片付けて、色々準備あるから」

 彼女はそう言いながら立ち上がり、
スマホを私に手渡した。

「えっ、何」

「だから先ず、エージェントのS本さんに電話して。
 仕事や後の事はS本さんに任せて置けば良いから。
 電話位出来るわよね」

 エージェントって、
そんな秘書みたいな事までしてくれるのか
と、そんな事考える時間の隙も無く、

「誰某ちゃんと誰某ちゃんにも忘れずに電話してね」

と、
彼女が仕事をしていた部屋の方から声がした。

 エージェントに用件を伝えると、
何故かエージェントの態度は、
「然もありなん」という風に感じられた。
 そして誰某ちゃん達には、
新手の振込詐欺か何かに間違われ、
電話を切られそうになった時、
タイミングを見計ったかの様に、
彼女が現れて私の手からスマホを奪い取った。

「電話も碌に出来ないの。使えない人ね」

 再び彼女は、
部屋の向こうに消え、ドアがバタンとしまった。

・・・・・
夢を見ながら私はふと思った。そう云えば、
遠い昔、昼休みの先輩同僚との雑談だ。

「何か良い仕事無いかなあ。もう飽きた。
 給料安いし」

「無い無い!さっき銀行行った序に、
 ハローワーク見て来たけど」

「いや基本給50万、週数回夜勤有、
 勤務先県立〇×病院というのが^^」

「?要医師免許。ハハハ( ̄∇ ̄;)
 でも医者も言わば3Kだからなあ
 勤務医なんかは大変らしい」

「何か楽して儲かる・・・、紐とか」

そこに大手を定年退職後、
再就職のI屋さんが割って入った。

「お前、紐だって大変なんだぞ。
 女の無茶な我儘にも絶対応えないと、
 直ぐ他の男に乗り換えられるからなあ。
 堅気の仕事さえ
 務まらないお前たちには無理だな」

「I屋さん、まるで紐やってた
 みたいに言うじゃあないっすかあ」

「紐になる」「女に貢がせたい」という下衆な欲望は、
男ならみんなそう思い男の夢の様だったが、
齢を取った今もこんな夢見てるのは私だけだろうか。
何時になく今日の夢は長くまだ続く。


期待

2020-08-24 05:46:23 | 日記

土曜日は午後から雨の予報が出ていた。
気象予報士も、
「暑さのピークは今日まで。
明日からは幾分暑さも和らぐでしょう」
と、言っていた。
日曜日、朝起きてTV点けたら、
天気予報の雨マークが消えていた。

全然暑さも和らいでないし、
約束が違うじゃん( ^ω^)・・・

「誰もお前とは何も約束してないよ」
しかし、
期待と違うことが起こると、
何時もチラッと頭の片隅に言葉が浮かぶ。

さて前回のブログで、
NanoVNAを使ってアマチュア無線(144MHz)2mバンドの
アンテナ調整が出来た(ような気がする)ので、
今回は、
(50MHz)6mバンドのアンテナ調整にチャレンジ。
8月14日このブログ掲載写真の様に、
6mバンドのアンテナは何度も作っているので、
(6m÷2=3mで)
アンテナの全長は2.9m位から始めた。
その結果は↓↓

↑↑同調周波数が48.5MHz付近と低い。
アンテナを縮める方向に再調整。
同調点が50MHz以上になると期待して、
NanoVNAの走査幅も50~52MHzに狭めて再設定↓↓

↑↑赤い点50.8MHzで略スミスチャートの中心。
SWRも十分に低い。しかし、
その昔、私が使ってた周波数は、
  もう少し低かった様に記憶しているので、
今度はアンテナを伸ばす方向に再調整↓↓

↑↑期待して、
50.5MHzを円の中心近くまで持って来た(赤い点)。
しかし、
「ジャストミート!コンプリート!」
とはならずSWRが少し高い。
これがPCで描いたグラフだと、
目標周波数の点が最初に表示された円弧の上を、
滑らかに移動したり直径上を、
中心方向にスーッと移動しそうな気がするのだが~~;
何度やっても、
NanoVNAがスミスチャートに描く軌跡は、
中心を少し上下させ、
時計回り方向に傾きが変わった円弧になるだけ。

「話が違うじゃん」
勿論、NanoVNAもスミスチャートも、
私とはそんな事前の申し合わせはして無い。

まあ50.5MHzだろうが50.8MHzだろうが、
実用上は関係ない。
そして、
昔やってた目的も、
「アマチュア無線の移動運用」で
「アンテナの測定」ではない。
だから、
私が昔使っていたSWR計では、
精密な測定は不可能でも、
多分その結果は、
「中らずと雖も遠からず」
だったのが取り合えず分かったから、
今回はこれで納得する事にした。

しかし今ひとつ気になるのは、
NanoVNAが表示するスミスチャート。
やはり使い方が悪いのか??
妙に右に傾いだ円弧になる。
ネット上、
先輩諸氏のブログを拝見しても、
似たような写真画像なので、
実際のアンテナは、
ああいう風な表示で良いのかも。
しかしまあ序という事で、
今回の様な「DP型アンテナ」を、
またテキストを真似てPCで、
コイル、コンデンサーで描いてみた↓↓
   

↑↑左画像、コンデンサーC3は空気だとしで、
(雷だとか空気もコンデンサーみたいだから)
C3の値を大きくすると、
真ん中の画像の様に右に傾いで、
今回NanoVNAで・・・、
試したアンテナと似て来たと思うが・・・?
そして序に、
C3をコイルL3に変えると果せる哉、
右側画像の様に何故か、左に傾いだりする。

ところで話は前後して梅雨明け前、
地元アマチュア無線クラブの『草刈り』に行ってみた。
草刈り作業は兎も角、
(件のごとく、
日がな一日こんな事ばかりしていたら、
食べ物が家から、
全く無くなっても外に出る気がしなくなるので)
何か良い話は聞けないかと思ったからだ。
それに、
多数のスミスチャート解説書の著者である、
O井さんや、
T○○フォース社長のS田さんといった、
プロフェッショナルな人も来るので、
NanoVNAの情報も、
何か聞けるかもしれないと思った。

そしたらO井さんが、
今年の暮れの出版予定でNanoVNAの解説書を執筆中!
とのことで、期待したい。

   
↑↑上左写真は無線クラブの会長さん。
真ん中の写真、
オフ会も屋外でソーシャルディスタンス。
右側は序の写真で押し入れから出て来た、
8月14日ブログ写真のナショナル、
(パナソニック)ポータブルトランシーバー。

・・・・・
夜遅くに、何度も物凄く大きな雷の音がしていた。
期待していたのに朝起きて外に出たら、

「約束が違うじゃん!雨全然降ってないし・・・」
世の中、
何もかも自分の思い通りには決してならない
という事は、
もう嫌と云う程十分思い知らされた筈なのに、
何時もチラッと頭の片隅で思ってしまう。

TV点けたら、
「コロナ流行はピークを過ぎた様だ」
と、言っていた。
これ、期待しても良いのだろうか??
過度な期待はいけないことと思っても、
何時も何事も期待してないと暗くなる。
天気予報では木曜日に雨マークがある。
期待したい。

追記;
検索の仕方とかによっては全然関係のない結果が、
出て来ることもあるので、
もしここに迷い込んだ方がいらっしたら、
手ぶらでお帰り頂くのも申し訳ないから、
少しは情報になると思うような事を書いておく。

NanoVNA関係のドキュメントやソフトは
ウェブ上の色々なページで同じものを入手可能のようですが、
取り合えず私が入手したのは、
1.取説は、
    NanoVNA に関する非公式なユーザーガイド
  https://cho45.github.io/NanoVNA-manual/
  
  日本語取説 PDF
  http://jp1khy.air-nifty.com/blog/files/nano20vna20e697a5e69cace8aa9ee58f96e8aaac.pdf

2.ソフト「NanoVNA 」等、
  https://drive.google.com/drive/folders/1IZEtx2YdqchaTO8Aa9QbhQ8g_Pr5iNhr?spm=a2g0o.detail.1000023.17.74a81b50CWBerT 

  ソフト「NanoVNASaver」 
  https://github.com/mihtjel/nanovna-saver/releases

3.使用上の注意?
    PCソフト「NanoVNASaver」と「NanoVNA 」は同時に使うことは出来ない。
  「NanoVNASaver」と「NanoVNA 」を交互に切り替えて使おうとすると、
  どちらかで設定した周波数のSweep設定は、もう一方でも有効で、
  再設定しない限り前のソフトの設定が反映される。しかし、
  キャリブレーション設定は引き継がれ無いので、
  キャリブレーションは再設定が必要のようです。
  
4.買い物ガイド
  NanoVNAを単体で使用する時、
  オリジナルサイズのものは小さ過ぎてタッチパネル操作がし辛く、
  画面表示が見辛い。
  大型液晶のNanoVNAと値段差は2~3千円なので特に理由がない場合、
  大型液晶のNanoVNAの購入がお勧め。
  NanoVNAにはバッテリーや付属品の付いて無い商品もあるが、
  僅かな値段差なのでバッテリー、付属品付きの方が良いと思います。


大人の自由研究(実技編)

2020-08-21 05:19:42 | 日記

コロナの影響で、
雨ごい祭りも中止だからか、
先月の末から降雨が全く無い。
このままでは水不足が心配だ。
明日の天気予報「雨」に期待したい。

さて前回のブログ、
あれから「何か間違ってる」と思っていたが、
それが今朝3時目覚めた時に1箇所気が付いた。
前回の
「コイルL1とコンデンサーC1を取り除いて、
抵抗R1の値を10Ω、25Ω、100Ω、250Ωにすると、
青色、水色、黄緑色、緑色の等抵抗円を表示」は、
後の
「抵抗R1の値を50Ωにすると外周円の中心」
と、話の内容が矛盾してる↓↓
  は抵抗だけの時⇒ の様になるのが正解!!

↑↑右グラフの様に直径上に点が並ぶ事になる、
これはPCが表示した画面なので間違いない・・・。
(もっとも私の設定が間違ってたら、これも怪しいけど)

ただ、今ひとつ分かった事。

件の円グラフ、
家電で例えるならテレビ、掃除機とかが
壊れてショートして煙が出て上手く動かなくなる。
これが水平直径線の左端で短絡の状態(上右グラフ紫色の点)
でもこういう時は煙が出る前に、
コンセントのブレーカーが落ちて電気は流れないので、
同じブレーカーの他の家電も止まってしまう。
これが水平直径線の右端で断線の状態(上右グラフ黄色の点)

家電が壊れショートしてブレーカーが落ちて電気が切れるまでは、
連続した現象なので左端と右端が一番調子の良い「1」を中心に、
円で繋がっているのだろうか???
件の円グラフ、中心が一番良く左右どちらへ行っても悪いのは
そんなところなんだろう???

NanoVNAは使う前に「OPEN、LOAD、SHORT」の較正が必要だが、
これは件の右端(断線)、中心、左端(短絡)の点を決定すると、
後はどの様な測定値になってもNanoVNAがガチャガチャ計算して、
円内の何所かに結果を表示する仕組みになっているのだと思う??

怪し話を何時まで続けても埒が明かないから、
直ぐにでも途中放棄状態の実地練習に進みたい。
しかしこのまま間違った事をしてもいけないので、
もう一度、NanoVNAユーザーガイドを良く読んでみる。

『NanoVNA に関する非公式なユーザーガイド』
https://cho45.github.io/NanoVNA-manual/には、
アンテナの調整方法の記述がある。
これを見ながら目標145MHzにアンテナを調整してみた↓↓

↑↑写真、プラスチックケースの左右に銀色のアンテナ棒が付いている。
このアンテナ棒は、
伸び縮みして長さ調整出来るロッドアンテナと呼ばれるもので、
昭和家電(ラジカセ、トランジスターラジオ、ポータブルTV等)や、
昭和のカーラジオ用アンテナはこのロッドアンテナを使っていた。
写真、左右のアンテナ棒は、
プラスチックケースの上側よりNanoVNA付属電線でNanoVNAと繋がっている。

ユーザーガイドによると、
(*ユーザーガイドをそのままコピペもその筋なので適当に要約、
色付き文字の箇所は私が勝手に付け足したコメント*)

アンテナの調整において重要なのは、
1・アンテナが同調=共振状態
  (目的の電波とアンテナが共鳴している)にあるか
  (リアクタンスが目標周波数で 0 に近いか)
「目標点が限りなく件の円グラフ(スミスチャート)の、
水平直径線付近に表示されるという事だろうか」
2・アンテナの SWR が低いか 
  (マッチングがとれているか)
「目標点が限りなくスミスチャートの中心近くという事か」

NanoVNAをアンテナ調整器として使う時は、
0・較正後、CH0にアンテナを繋ぐ。
1・目標周波数をCENTER に設定し、SPAN を適切に設定。
2・リアクタンスが 0 に近い周波数が、
  同調点なので目標周波数が同調点がくる様にアンテナを調整。
3・同調点=目標周波数で、SWRが1に近いかを確認。
  2 以下のSWRを示していない場合、
  スミスチャートを使ってマッチングを行う。
「目標点をスミスチャートの中心に近付ける」

ところで今更だが、
前々回より私が連呼してる「アンテナの調整」。
スミスチャートを見ながら「コンデンサーやコイルの値を増減」
と言っても、
今回の様なシンプルなアンテナは、
     実際のコンデンサーやコイルがぶら下がっていない。
今回の様なアンテナは普通、アンテナの長さを調整して、
同調点を目標周波数に近付ける。
ここで、
「アンテナの長さを長くする事は、
それだけその場を占める面積を増やすので、
コイル、コンデンサーの量(値)を増やす事、
アンテナの長さを短くする事は、
それだけその場を占める面積を減らすので、
コイル、コンデンサーの量(値)を減らす事」
と考えた。

さて、左右のアンテナ棒を伸縮させ
何度か調整を繰り返したNanoVNAで実測の結果は↓↓


↑↑画像の左下SWRのグラフが、
145MHz(赤い点)で最小値1.08を示しているので十分、
アンテナとして使用出来る。
前々回掲載写真の様な道具は、このSWRを測るだけなので、
私の今までのアンテナ調整作業は、これで終わりだった。
しかし左上のスミスチャートを見ると145MHz(赤い点)は、
円の中心より左上側にずれている。
そして円の中心に、より近くて、
アンテナにコンデンサー(成分)も、コイル(成分)も無い、
リアクタンスが0に近い青い点は、
144.6MHzと目標の145MHzより低い事がわかる。
ということは、
「145MHzより低い周波数のアンテナ」なので、
アンテナの長さを短く再調整した結果↓↓

↑↑145MHz(赤い点)がスミスチャートのほぼ中心!
SWRは145MHzで、1.01、
アマチュア無線用の144MHz(緑の点)から、
146MHz(青の点)まで、1.2以下という好成績!
但し実用的性能は再調整前と殆ど変わらないと思う。
しかし、SWRだけの測定では偶然でもない限り、
ここまで追い込むのは難しそうだ。

尚、今回の様に左右にアンテナ棒があるタイプは、
(TV地上波アンテナなどの原型)
普通、左右のアンテナ長は均等なので、
最初の頃は、左右同じ長さだけ伸び縮みさせたが、
SWRの最良点での長さは片側474mm、片側483mmと、
左右の長さが9mm違う結果になった。

ところで上二つのスミスチャート、
前回画像の「仮想アンテナ」の様に、
等抵抗円に沿うきれいな円弧になってない。

「前のはバーチャルな理想のアンテナで、
今回二つは、
実際のアンテナだから色々な周囲の影響とか」
と言い訳も出来るが、
他にも何かまた間違いや勘違いも多いだろうし、
前々回一番最初、
50MHzのアンテナにも再チャレンジしたいので、
ちょっと一休みすることにする。


Mr. Smithに導かれて

2020-08-19 06:04:32 | 日記

前回のブログ以来、
未だに私はNanoVNAワールドをさ迷っている。

前回ブログのNanoVNAの測定結果が怪しいのは、
色々理由は考えられるけど、
兎に角NanoVNAの使い方が分からない。
というのも、
私はこれまで「アンテナの調整」といえば、
アマチュア無線電波の送信(したい)周波数で、
件の調整用道具の指示計が最小値を示せばOK!!
という実に簡単シンプルな作業だった。

それがNanoVNAでは、いきなり各種測定値が、
グラフとなって表示される。
しかしこれまで私が欲しかったのは、
「目的周波数で正常動作するアンテナ」で、
やろうとしている事は「アンテナの調整」だ。
アンテナの性能評価試験をしたい訳ではないし、
沢山の高尚な特性データーが欲しい訳ではない。

いやあ今回やりたいのは、
「過去に使ったアンテナの検証」という事で、
まあ、それに近いものもあるかもしれないけれど、
兎に角早い話、欲しいのは『答え』だけなのだ。
しかし、ものにも金にもならない道楽に付き合い、
「NanoVNAでアンテナの調整をする方法」を、
指導指南してくれる程、暇な人は居ない。

ところで私はNanoVNAの存在を、
偶然アマゾンで見つけるまで、
知らなかったのだが数年前より、
その筋のマニアの間ではNanoVNAが
話題になっているらしい。
そして中には年中、毎日一日中、
数百万円はするという本物の、
VNAを飽きるほど使っている、
プロフェッショナルな人々の中にも、
態態NanoVNAを入手してそのレビュー、
使い方を紹介したホームページやブログが、
数多く見受けられる。

(モノホン使えるのにバッタモンいや、
簡易品を買うなんて物好きだねぇ^^)

しかし如何せん、
プロフェッショナルな人々のブログは高尚で、
その内容が私には殆ど理解出来ない。
頭の良い人なら頭を使い、
「一を聞けば百を知る」何だろうが、
私のように頭の悪いものは、
自分で身体を使い、自分の身体で覚えるしかない。

と云う訳で一度シンプルに考えを見直して、
アマチュア無線受験用テキストを見ながら、
PCの中にバーチャルなアンテナを作ってみた↓↓
 

↑↑
上左の画像、アンテナというものは、
抵抗R1とコイルL1とコンデンサーC1が、
繋がったものだそうだから、その様にした。
右の画像はPCの中のバーチャルなVNAで、
やはり、例の円グラフ出現してくる。

☆ここで念の為、
この後、以下記述は自分の為の備忘録の様なもので
広く万民に
何か有益な情報を知らせようというものではない。
まあこのブログのアクセス解析を見ても一週間で数名。
それは多分、自分自身か検索ロボットか何かなんだろうし、
まさかこの怪しげで自分勝手な解釈を信じる方は、
いらっしゃらないとは思うけど一応、
自分の為の備忘録とはいえ、
誰でも見ることが出来るブログので念の為。
以下記述を真に受けないように!
間違っても他所では言わないように!!
特に学生さん、
間違ってもここに書いてあることをコピペして、
レポート提出しないように。
そんなことしたら先生からもクラスメートからも、
軽蔑の目で見られますから・・・・・☆

さてこの円グラフで、
アンテナの特性を表示した場合、
外周円の中心、「1」の数字がある所が、
アンテナから一番効率よく電波が出る所らしい。
そして、
外周円の水平直径線上の左端(外周円上)が、
電波の出易さが0で中心の1から左に順に、
電波の出易さが0.5、0.2、0と悪くなる。
そして外周円の中心1から右に行っても悪くなり、
電波の出難さが、2、5、∞(右端外周円上)となる。

そして水平直径線上の任意の一点と、
(例えば0.2、0.5、0、2、5)
その右端外周円上になる∞の点を通り、
外周円と接する円を「等抵抗円」と呼ぶらしい。
ここで左側画像の、
コイルL1とコンデンサーC1を取り除いて、
抵抗R1の値を例えば、
10Ω、25Ω、100Ω、250Ωと変えてみると、
PCの中の仮想VNAは右側の画像の様に、
青色、水色、黄緑色、緑色の等抵抗円を表示する様だ。

コイルL1とコンデンサーC1を取り除いて、
抵抗R1の値を50Ωにすると外周円の中心「1」、
即ちアンテナが一番調子良く、
電波が出る点を通る円(右側画像の赤色)が出来る様だ。
因みに∞の点から左に向かって扇状に広がる円弧を、
「等リアクタンス円」というらしいが今回は、
もう私の頭がオーバーフローなので考えない事にした。

ところで左側画像のコイルL1とコンデンサーC1の値だが、
後で実地に試し易い大きさのアンテナという事で、
「アマチュア無線用周波数145MHz付近だと多分これ位」
と私が勝手に決めた値で実際のリアルな、
NanoVNAの測定結果とかとは全く関係ない。
ということは・・・、
私が勝手に設定したPCの画像は正しいのか??
自分が信用出来ないから、
ウェブ上でスミスチャートが描けるサイトや、
フリーのスミスチャートソフトで試してみたが、
同じ様な絵になったので多分、
理想的なアンテナは140MHzから150MHzで、
左側画像の赤い円弧の様なグラフになる??

そして理想の完璧なアンテナを、
NanoVNAの例の円グラフで表示すれば、
円グラフの中心点になる筈だ。
そこで、
円の中心を含む水平直線(直径)上は、
コイルL1とコンデンサーC1の値が、
「0」という事らしいので抵抗R1プラス、
「コンデンサーC1だけ」
「コイルL1だけ」
のものをPCで描いてみた↓↓
  

↑↑
上左画像のコンデンサーC1だけの時、
PC内の仮想VNAの発信周波数を、
低い周波数から高い周波数に変化させると、
限りなく∞に近い点を出発点に、
外周円の中心に向かって、
外周円の下側に円弧を描く。

上右画像のコイルL1だけの時は、
PC内の仮想VNAの発信周波数を、
低い周波数から高い周波数に変化させると、
限りなく外周円の、
中心に近い点を出発点とし∞に向かって、
外周円の上側に円弧を描く。

さて、それではアンテナ調整時に、
例の円グラフ(スミスチャート)を
どの様に見れば良いのか?
下の画像は↓↓

↑↑一番最初の画像の、
コイルやコンデンサーの値を変えて、
140MHzの点の動きを見てみた。
(コイル、コンデンサーの値は説明の為の適当な値)
このグラフで140MHzにアンテナを調整したい時、
140MHzの点を円の中心に持って行けば良いので、
140MHzの点が円の直径線より上にある時は、
コイル(或いはコンデンサー)の値を減らす。
そして、
140MHzの点が円の直径線より下にある時は、
コンデンサー(或いはコイル)の値を増やす。
実際のアンテナではアンテナのコイルっぽい成分、
またはコンデンサーっぽい成分(性質、要因)を、
調整すれば良いのではないか??と、
何となくNanoVNAの示すグラフの意味が、
分かって来たような気がする。

さてさて、「寝食忘れて」は大袈裟だけど、
外気温が40度超えようが、
コロナが一向に収束しなかろうが、
現実逃避してNanoVNAの世界に没頭中!!
以上、今回掲載の画像は私が都合の良い様に、
勝手に想像してPCで書いたもので、
実際のNanoVNAの画面に表示されるグラフとは全く、
関係ないから、これでは私自身納得出来ない。
そこで「さあこれからもう一度、
リアル・アンテナ調整にリベンジ!
    NanoVNAにGo to トラベル!」
         と現実社会に戻ってみたら、
・・・・・
何だか上空をヘリが盛んに旋回!
警察官が数名、通りを走り回り表が騒がしい。
よく分からないが、
三軒程先で捕り物騒ぎがあったらしい↓↓


nanoVNAでステイホーム♡

2020-08-14 06:20:53 | 日記

終活とは『欲の断捨離』だろうか。
もしそうだとしたら前回このブログに、
「食欲の断捨離が思う様に進まない」
みたいなことを書いたけれども、
物欲の断捨離も一向に出来ない。
それどころかお金の当ても無いのに、
毎日ぶらぶらしていると次々と、
欲望の赴くままに余計な物を買って、
貯金の目減り量に反比例して身の回りに、
ジャンク、バッタ物の類が増えていく。

それは、
未だ風が冷たかったころの事、アマゾンで、
蒸気機関車の設計図面集を物色していた時、
「NanoVNA」というものを見つけてしまった。

何でも50kHから900MHzまでの電気信号が、
電線の中を流れている様子が分かるらしい。
この手の本物は、
数百万円をくだらない価格だと聞いている。

このNanoVNAの様な簡易型セットは、
6、7年前から、
5万6万円の価格で多数売られていた。
しかしその時は、
5万円といっても私には高額だし、
何よりも時間的な余裕が無かった。

ところが今回は更にリーズナブルで、
税込み送料込み五千円でお釣りがある!
しかし、メーカー保証付きとはいえ、
取扱説明書もPCソフトも付属せず、
必要なら各自ウェブサイトよりダウンロード。
(そーゆ場合普通なら、
ダウンロードURLのメモ書きくらいは付いてるのに、
ダウンロードURLも、
「各自検索して探せ」みたいな雰囲気で、
メーカー保証を謳っていてもトーゼン、
保証付き?なのに保証書なるものも付いて無い^^;

「大丈夫かなあ」

それでもやっぱり買ってしまう事になる。
そして程無く届いたNanoVNAを、
手元にある物に適当に繋いでみた↓↓
      

↑↑左側の写真、NanoVNAには二つの差込口がある。
その一つ、
CH0は目的の測定物に測定用信号を送り込むと同時に、
測定物から跳ね返ってくる信号を取り込むらしい。
もう一つはCH1で目的の測定物を通過した、
CH0から送り込んだ信号を取り込む入口らしい。
NanoVNAはスマホサイズということで、
写真左下、桃色の診察券よりほんの少し大きい。
(私はスマホをもっていない^^;)

NanoVNAの二つの差込口はSMAという規格だが、
私が持っているアマチュア無線機器等の多くは、
MやNだとかBNCという規格の差込口なので、
SMAからMやNやBNC等に変換用接続器具が必要になる。
写真の周辺に散らばった金銀の小物が変換用器具で、
必要な数だけ追加注文したら、
     NanoVNA本体価格の倍近い価格になった。
そしてNanoVNA本体はアマゾンが発送するが、
これらの変換プラグは台湾の出店業者が発送し、
到着までにかなりの日数を要する様だった。
ちょうどアベノマスク発送の時期だったので、
どちらが先に来るかと楽しみにしていたら、
変換プラグの方が早く到着した!
(それは今これを書いている時なら少し、
開封封を躊躇う様な、
その筋の雰囲気を醸し出した、
白い封筒が郵便受けに投函されていた)

そして真ん中の写真はアマチュア無線用の、
アンテナを調整する時に使う道具で例えば、
これにNanoVNAを繋いでみるとPC画面に、
右側の画像の様な色々なグラフが表示される。
しかし如何せん、
数百万円する本物と同等のデーターを得て、
それの結果を表示したグラフなので、
とても高尚で私には理解出来ない事柄が多い。

そして右側画像の左下の円グラフは、
「スミスチャート」と呼ばれるもので、
このチャートをマスターすると、
およそ他のグラフは不必要なくらい、
多種多様の情報を見て取ることが出来る、
大変便利なツールらしい。
しかしこれをそれなりに理解するには、
ベクトル、複素数、三角関数に行列、
そして微積分などの知識が必要で、
数学の苦手な者には大変高尚で敷居が高い。

しかし兎に角、
小難しい事や細かい事柄は置いておいて、
このスミスチャートと呼ばれる円グラフの、
円の中心に限りなく近く、
限りなく点に近い軌跡が表示されると、
その測定物は希望するような性能で、
予定通りの仕様を満たしている事になるらしい。

ところで冒頭、
「毎日ぶらぶらしている」と書いたが、
実際は日々NanoVNAを使って、
物にもならず金儲けにもならない事を、
やって居られる訳ではなく、
世の中、優先順位が有り同じ暇なら例えば、
草抜きだとか屋内屋外の掃除、
         或いは地区行事等々。
そして、
梅雨が明け猛暑が訪れコロナは勿論、
熱中症予防にも冷房利かして、
ステイホームはNanoVNAと共に♡
NanoVNAで、
アンテナの具合を調べようと思った。

それは昔若かった頃、見晴らしの良い場所で、
アマチュア無線の移動運用をやったりした。
下はその頃の写真↓↓
     

↑↑右側の写真はその移動用道具一式で、
写真の左下の黒いのは
ナショナル(今のパナソニック)製の無線機。
その上にある黄色い枠内は、
伸ばすと長さ1.5mmになるアンテナ棒が2本と、
アンテナ棒と電線を繋ぐプラスチック容器で作った物。

それで写真、無線機の右の黒いやつは、
アンテナ調整の道具で最初の写真のやつと、
同じ仕組みの物だが当時のこの手の道具では、
?本当に完全にアンテナの調整が出来ていたか?
は、判断しかねる事が多かった。
それを今回、NanoVNAで再現検証してみようと思った。

早速、
何十年ぶりかにアンテナを押し入れの中から取り出した↓↓
  

↑↑アンテナは物凄く周囲の影響を受けるので、
(いやあ、
周囲の影響を感知するからアンテナというのだろうけど)
左写真、
ごみ屋敷状態の室内では真面な結果は出ないのは、
分かっているが、
「コロナと熱い屋外を避け家に籠る時間を過ごす」
のが、本来の目的なのでこのままNanoVNAしてみた。
結果は右のPC画面で、
何のグラフも赤い点(アマチュア無線51MHz)で、
一見、略理想的な結果を示している様に見えた。
例えば↑↑PC画面の左上、
例の円グラフを見ると赤い点は略円の中心で、
これで「万歳」と、思ったが・・・、何か変だ!!
いや何のグラフも本来、連続した曲線で描かれる筈!!
しかし左上、例の円グラフも右下のグラフなんかも、
ギザギザで、何か・が・変だ^^;

やはり、NanoVNAは私には高尚過ぎだと、
何時もだと投げ出してしまうのだが、
連日35℃越えの暑さでは、
他に何も出来ない。いや、他はやる気にならない。

ということで、まだしばらくは、
NanoVNAワールドにハマってしまうことになった。