インコちゃんを決める時、選ぶ目安として、本やネットに書かれていたのは、元気が良くて、クチバシなども正常で、人の手を怖がらず、好奇心旺盛な子、ということだった。
その条件に当てはまるのは、ルチノーという色の子(全身黄色で模様がほとんどない子)だったんだけど、お店の人によると、その子は女の子じゃないかとのことだった。だから、やんちゃ(お転婆?)ですごく可愛かったけど、りょうちゃんがとても気に入っていたのでピーくんを選んだ。
ピーくんは、同じカゴに入っていた4羽の中では一番大人しかったけど、元気がないという感じじゃなくて、淡々として落ち着いた感じだった。
他の子は鳴いたり、ウロウロしたり忙しかったけど、ピーくんはほとんど鳴くこともなく、とても静かだった。だけど、店員さんと一緒にしたメディカルチェックで異常はないし、人の手も怖がらず、それなりに動き回ってはいたので、健康に問題はなさそうだから、多分、性格なんだろうと思う。
どうせインコを飼うなら、お喋りする子がいいな〜と思って、より言葉を覚えやすいとされるオスを選んだけど、この子はおとなしいから、お喋りはしないかもしれない。
そう言ったら、りょうちゃんが、
「喋らなくても、りょうちゃん、この子にして良かった🥰」
と言って、とても嬉しそうだったので、ママもパパも、ピーくんで良かったと思ってる。
パパは最初、「鳥を飼うくらいで、お迎えだのなんだの、大げさな」と思ってたらしいけど、いざ色々調べてみたら、「これは結構大変だ😅 本当にお迎えって感じだな」と言って、家に来たら何度も話しかけて、「この子はいい子だなぁ、かわいいなぁ」とベタ惚れ。自分がりょうちゃんに飼ってもいいってにおわせたから、りょうちゃんがその気になったのに、途中、パパは面倒くさくなったのか、「本当に飼うの?」なんて言い出していたこともあった。でも、よそのインコの動画をたくさん見て、すっかりインコのかわいさ、面白さにハマってしまった。
お世話係はパパとりょうちゃんなので、その2人がピーくん大好きになってくれたなら、それが一番だ。
さて、キャリーケースに入れてうちに連れてきたピーくんを、パパとりょうちゃんでケージに移し、しばらくはあまり構わず放っておくことにした。
ところが、ピーくん、止まり木の1か所に固まったままほとんど動かず、一声も鳴かない。まるで彫刻か剥製みたい💦
「大丈夫かな? 具合が悪いのか?」と心配したけど、弱ってるふうでもなく、とにかくおとなしくしてる。
だいぶ経ってから、ケージに入れておいた粟の穂をついばんでたので、ホッと一安心。夜には少しだけ「ピィ」と鳴いたけど、結局それだけだった。
寝る時には寒くないよう、ケージにタオルをかけて、上にお湯を入れてタオルでくるんだ瓶を置き、さらにダンボールをかぶせて保温した。
姿が見えないと、気配も音も何もないのでもしかしたら、朝起きたら下に落ちて冷たくなっているのでは。。。などと心配もした。
でも、朝になって、りょうちゃんがダンボールとタオルを外したら、良かった‼️ 昨日と同じ場所にチョコンと立ってる。
そして、少し経つと「ピィ、ピィ」と、結構鳴くようになった。
よしよし、ちゃんと元気だね。
ケージの下に敷いてある紙を変えたり、ご飯や水を変えたりは、りょうちゃんが1人でちゃんとやりきった。
張り切っちゃって、かわいい😍💕
ピーくんが、りょうちゃんに一番懐いてくれたらいいな。うちの家族になったんだから、大事に大事に育ててあげようね。