フェレット軍団とかあちゃん

天使フェレット達と、縁あってお隣からきた黒猫が1匹。お世話係の怒涛の毎日のご紹介と、旅とグルメもいそしんでおりまする

さらっと、告白してみるけど…

2012-10-30 14:19:25 | フェレット

畑に行く時

すぐ近くまで車の入れる細い道があるにはあるのだが

ちょっと手前のAさんのお宅の駐車場に車を停めさせていただき

そこから、Aさんの畑の中の畔道を

徒歩で通り抜けさせていただいている

クマさんがフリーの身になったので、畑に行く回数も増えた

何かAさんにお礼を、と、たまに手作りのお菓子を持っていっている

ところが、最近知ったのだが、

Aさんは糖尿病だそうだ(けど、甘いもの好き)

ん~~む

で、今回は、

普通の砂糖より○十倍お高い、いわゆるカロリーの少ない砂糖を奮発!

バナナケーキを作って、持って行った

ところが、そういう日に限って、お留守

やむなく持ちかえって冷蔵庫に入れておいたけど、

翌日も、またまた留守

これって、これって…

物が物だけに、仕方がなく、

同じ砂糖を使って、

今度はオレンジピール入りのカップケーキを作った

ところが、またまたお留守

結局、お高い二種類のケーキ、全然渡せなかった

あきらめた翌日、例によって畑仕事を終えた帰り道

喪服姿のAさんたちを見かけた

ああ、そういうことだったのか

と納得した

いいんじゃい カロリー低いし…

 

ところで、なぜ、車で行けるのに、

わざわざAさん宅の駐車場をお借りしているかというと

実は、畑を借りてすぐの頃、

朝早く車で行って、畑への細道の大きな木の脇を曲がった途端

70代男性の首吊り死体があるのを発見してしまった…

さすがに、すんごい悲鳴を上げたらしい私(覚えていない)

運転していたクマさんは、仰天したが、

幸い、彼の席からは見えなかったし

私に言われて、大急ぎでそこから離れ、

以来後ろ方向を見ないようにもしていたから

いまだに実感がなく、その道を通れるけれど

まともに見てしまった私はそうはいかず、

今も通れない

我々の通報で、救急車やらパトカーやらが来て

その近所中が大騒ぎになったが

なにしろ一本道なので、

検分が終わり、死体が片付くまで2時間近く、

帰るに帰れない

いや、途中、警察の方が畑にいらして

遺体はブルーシートで包んだので、今なら通れますが…

と、おっしゃって下さったので、ふと見ると、

遺体が、確かにブルーシートに包まれて、

ミノムシのように木にぶらさがっていた

……

いや、結構です

とても、通れませんって

仕方がないので、ずっと畑の草むしりをしていたというアホさ

そんな中、Aさんご夫妻が、畑にやってきて

あの道は通りたくないでしょうから、うちの駐車場を使って

と、申し出てくださったのだった

あれからもうすぐ一年

考えてみれば、あの事件がきっかけで、

ご近所のみなさまと知り合いになり、随分とよくしていただいた

もしかしたら、あの彼には感謝しなければならないのかもしれない、

とは思うのだけど

あの木の下に行って手を合わせる気には

未だになれない…

なにかとあの話は出るけれど

やっぱり、今でもほっぺが時々ひきつるかあちゃんなのですよ…

 

 

 

コメント (9)
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