呼吸が荒くなったのに気がついてから3日目
副腎腫瘍が発覚していたし、腹水が溜まっていたし
なんだか、体が冷たくなってきていた
いよいよなのかと覚悟はしていた
ナナは、なんとか呼吸が楽にできる姿勢を工夫しているようだったけど
どうにもならずに、ケージであがいていた
このままだと、息が苦しい辛い中で逝ってしまう
ナナのあがく音を聞きながら、安楽死のことを考えていた
傍でうつらうつらしつつ、
夜が明けたら、最期の病院に連れて行こう
私が、ナナにしてやれるのはそれしかないと思った
と午前3時40分、音が止まった
予感がして、ケージを覗き込んだら
ナナは、苦しい戦いから解放されていた
抱っこしての看取りはできなかったけど、
もう苦しくないんだと思ったら
ほおっとため息が出た
ナナ、6歳3ヶ月
大好きなヒメチャが迎えに来てくれたみたいね
チビゴンズも異変を察したらしい
起きてきて、ナナのいたケージに入ろうとする
箱に納めたナナに会わせたら、
匂いを嗅ぎ、耳を舐め、顔を舐め、
あとはナナがもう食べられなくなっていた餌を食べ
2匹で真夜中のプロレスごっこ…
それから、大ちゃんが
「大丈夫?」とい言いたそうな顔をしてかあちゃんの顔を覗きに来た
涙が止まるわい