ずっとずっと昔
地下鉄の駅の階段を、両手に大荷物を抱えて駆け上り
途中でつまづいて思い切り前に転んだことがあった(大恥)
救急車で運んでもらったらしいけど、その記憶もない
自分的には大した怪我もなく、病院で救急隊員の方にお礼を言えるほどだったけど、
代わりに犠牲になったのは、前歯の2本
見事になくなっていけど、痛い絶頂の時は気絶していた時に過ぎていて
トイレで鏡を見るまで気がつかなかった
転んでから気が付くまでの間、夢も見ないで本当に「無」だったので
死ぬということも、こういうことかなあなんて、感じた次第
だったけど
亡くなる3日ほど前に、母が
病室で、壁の方を指差して
ほら、青くて丸いものがふわふわしている
と言ったことがある
白い壁には何にもなくて、
私には見えないよ そんなものないよ
と何度言っても
ほらほら、青くて丸いの
と、それ(?)を人差し指で追いながら言っていた
翌日から、ほとんど意識がなくなったが、
あの青くて丸いものって、なんだったんだろ
ウツボが通訳してくれりゃ、母とも話せるかもしれないねえ
ネルの場合は、たぶん見えてても、相手が誰だかわからないかもと思われるけど