20歳代後半のある時期
元社長さんの邸宅に1ヶ月ほど
住んだことがあります
元社長宅が空き家になっていまして
当時の勤め先の寮として
借りていたところへ
ふたりで住みました
一階の大きな部屋で
ふたつ布団を並べて
いつも仲良く寝ていました
二人ともかわいいもんでした
二階もゆったりと広く
大きな窓扉一面から
日の差す落ち着いた部屋でした
いくつかの部屋がありましたが
たまに上がってみる程度でした
今現在は
寝泊りしていた
下の大きな部屋の印象も余りなく
ともかく
せっかくそういう家に住んだので
楽しく謳歌すれば良かったと
今になって思いますが
多分
人一倍
デリケートな神経であるらしい わたしにとっては
慣れない場所での生活の緊張感に対応するのが
精一杯だったんでしょう
一緒に寝泊りしていた
もう一人さんとは
その後
何処にでもよくある
「親しい知人のような」状況でしたが
いつの間にか音信も不通になってしまいました
ただそれだけの思い出ですが
そうした経験も
わたしの人生にあったんだなぁ~と
ふっと、思い出したりしています
あの頃は
皆若かったんですね
光陰矢のごとし
何想う晩秋の宿 てな感じです