「この曲聴いたらたまらんなぁ~」と
言っていた田舎の従兄弟
昔、若い頃は
よく大阪へ出稼ぎに来ておりまして
いろいろ辛いことも経験した事だと思います
♪「さすらい」 小林旭
夜がまた来る 思い出つれて
おれを泣かせに 足音もなく
なにをいまさら つらくはないが
旅の灯りが
遠く遠くうるむよ
知らぬ他国を 流れながれて
過ぎてゆくのさ 夜風のように
恋に生きたら 楽しかろうが
どうせ死ぬまで
ひとりひとりぼっちさ
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わたしはその頃
気楽な人生を送っていましたので
その人の言うことを
他人事のように聞いていただけでしたが
その歌が
先で
わたしの心に
何度もしみこむ日が来るとは
お釈迦様でもご存知ありますまい
まさに
人生は流転でございます
トホホ
ラジオドラマ「野菊の墓」第三話