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本当の果実は?

2017年02月01日 06時01分31秒 | 日記
昨日は恥ずかしい思い出を
アップしてしまいましたが
イチゴにはもうひとつ
よく話題になることがあります。

イチゴの食べる部分は
果実なのかどうかと
言うことです。


普通の花では
雌しべが子房につながり
その子房が大きく育って
果実になるのですが
イチゴは違います。

イチゴは
花托と呼ばれる
花の付け根の部分が
太ったものなのです。

タンポポの綿毛が 
くっついていた台座の部分を
思い浮かべると
よくわかると思います。
この台座の部分が
花托なのです。
 

イチゴはこの花托が太り
赤くなったものなのです。
本当の実ではないので
偽果(ぎか)と呼ばれています。

それでは本当の果実は
どこにあるのでしょう?

タンポポでは
綿毛に果実がついています。
その果実は
花托についていたので・・・
もう分かったと
思いますが
イチゴの粒々が
果実なのです。


果実には
雌しべの頭柱の跡があると
以前のブログで書きましたが
この粒々一つひとつを
よく見ると
棒状の雌しべの跡が
ついています。


この小さな果実の中に
種子がひとつ入っているのです。

イチゴの赤い実を
縦に切ってみると白
い筋が見えます。


この筋の一本いっぽんが
ひとつの粒につながっています。


この白い筋が
イチゴの本当の果実に
水分や栄養分を
送っています。




次イチゴを食べるとき
まじまじと眺めてから
お食べください。

美味しくなくなる!
などと言わずに・・・。(笑)