木曽Now

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乙女椿 お止め椿 千重咲き

2018年03月16日 07時39分00秒 | 日記

拙宅の乙女椿が

咲き始めた。

 

正確には

木曽から帰ると

咲いていたのだ。

 

母が挿し木から

大きくした木で

枯れる危機を乗り越え

今年も無事咲いてくれた。

 

普通のツバキは

花弁とつながった

雄しべが筒状になり

真ん中から

雌しべが

顔をのぞかせている。

 

八重咲の花は

雄しべが花弁に

変化したと

言われる。

 

そこで咲ききった

乙女椿の花に

蕊があるか調べてみた。

 

花芯の中心まで見たが

蕊の痕跡もない。

 

赤い八重咲の椿が

散歩道にあるので

落下した花を見ると

雄しべらしきものが

見られる。

 

乙女椿が

八重咲きではなく

千重(せんえ)咲きと

呼ばれる所以なのだろう。

 

この椿の種子を

見たことがないのは

当たり前なのだ。

 

もうひとつ驚いたことが。

乙女椿だとばかり

思っていたが

もともとはお止め椿だったと

言う説があるそうだ。

 

江戸時代ある藩が

他藩に出すのを止め

門外不出にしたことから

お止め椿と呼ばれ

そののち乙女椿に

変化したそうだ。

 

よくぞ乙女椿に

変化してくれた。


感謝する!