公園に
白い花を咲かせている
一本の木がある。
今にも雨が降りそうな
曇り空の中
花の白さがやけに
目を引く。
この公園まで
歩くようになって
もうかれこれ
6年ほどたつ。
毎年この時期に
白い花が咲いていた記憶は
漠然とある。
どうして今まで
立ち止まって
観なかったのだろう?
公園の建物の陰で
ぼんやり輝くように
咲くこの花に今日は
吸い寄せられるように
近づいてしまった。
この花の名は
「ナツツバキ」
別名シャラノキ。
夏に咲く
ツバキに似た花
と言うことだ。
5枚ある白い花弁は
紙細工のようでもあり
ほんのり頬を赤らめた1枚が
愛おしくさえ感じる。
この花が一日で
落ちてしまうのは
何とも惜しい。
今ごろの梅雨どきから夏まで咲く、白いさわやかなナツツバキの花は、季節を越えて、清楚な花を楽しませてくれます。
散歩道の途中で、またいい気づきをなさいました。
別名、「沙羅の花」と言いますよね。
己が身の捨身の如し沙羅の花 三浦勲
沙羅の花捨身の落花惜しみなし 石田波郷
また一つ落つ沙羅の花 また仰ぐ 上田美佐子
しあはせな所へ落ちて沙羅の花 ふけとしこ
などの句を見つけました。
fukuourさんの記事にふさわしい句かなと思いまして。
祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす
奢れる者も久しからず ただ春の夜の夢の如し 猛き人もついには滅びぬ ひとえに風の前の塵に同じ
沙羅双樹は寒い日本では育たないため。 沙羅双樹とは、このシャラノキ(夏椿)を指していという説も
あるようですね。一日しか花を咲かせない性質に人生の儚さが感じられるからとか、
葉っぱが沙羅双樹と似ているからとか諸説あるようですが・・・。
真偽はともかくとして、一日花というところが、沙羅双樹と似ているようにも思えますね。
それはいいのですが、毎朝おばさん
たちが落ちた花を一生懸命掃いていて
花の始末をしてます。せっかく綺麗にしても
数時間後はまた落ちていて・・
シャラノキと言ってますが・・
ナツツバキもいい呼び名ですね
蕾に赤みが見えます。お寺には純白のが咲きます。6/23にきっと咲いてるはずです。
大樹にならないので良いのかな?と思いきや、
剪定しなければ10mを越すとのこと。
わが団地にもあったのですが、枯れてしまいました。
アップで撮ると透明感があってステキですね!
1本は鉢植えなので大きくならず花数も少ない、1本は庭に植えて数年はおとなしくしていましたが、今は大きくなってしまい、花はたくさん咲きますが、剪定しなければと思っています。
沙羅双樹の近くだったとか。
その木に似ているから、
沙羅の木とも呼ばれるそうですね。
特別の思い入れのあった時期もありましたが、
すっかり忘れておりました。
やはり、夏椿のほうが、この花には、
似合うようです。
こんばんは。
本当に清楚なですね。
その花が一日で落ちてしまうのは、いかにも惜しいですね。
やはり無常を感じます。