先週は少し母音の復習をしましたが、今日は
半母音のの発音を練習してみましょう。
日本語ではワ行の子音に関係が深い発音ですが、
ワ行には実質“わ”しかありませんね。
ワ行は「わゐうゑを」ですね。しかし、「ゐ」や
「ゑ」は現在では使われていません。「ゐ」=「い」
「ゑ」=「え」と教わったと思いますが、おそらく
文字が違う以上は大昔は発音も区別されていたものと
考えられています。つまり、「ゐ」は“ウィ”に
「ゑ」は“ウェ”に近い発音だったのではないか
ということです。
しかし、日本語としての子音が弱いため、退化して
いき、「わ」以外はア行の発音と同化してしまったの
でしょう。私が習った中学校のときの国語の先生は
その名残りを受け、「を」を発音する場合は“ウォ”と
発音し、普段の話の中でも「お」と「を」の発音を
区別されていましたよ。
退化してしまうほどですから、この[]は日本人に
とっては苦手な発音ですが、コツを覚えると簡単だと
思います。
実はこのの発音方法は2種類あるのです。
今回は日本語に近い方法を説明しますね。私も
こちらの方法で発音しています。
では、まずの口にしてください。舌を宙に
浮かし、口は緊張させずにリラックスさせましょう。
その状態で、“ワ”をゆっくりと発音しようと
してください。“発音しようとする”だけで実際には
息も声も必要ありません。
口のどこかを動かしたくなりませんか? 唇を前に
突き出そうとしませんでしたか? そうです、の
発音はちょうどと同じような格好になります。
ですので、唇を丸く、口笛を吹くような感じで
前に突き出してくださいね。でも、それだけで、
息と声を出せば、母音のになってしまいます。
舌は奥のほうが盛り上がっていて、奥の上あごに
近づけます。そして理論的には、息の出口が狭く
なった唇のあたりで、息の摩擦音と声が混ざり
の半母音が発せられます。
とこんなことを説明しても、実際にを発音するのは
難しいですね。私流のコツをお教えしましょう。
唇は意識して前に突き出します。ほど出さなくても
いいですが、唇と唇のまわりに少し力を入れて、日本語の
“う”よりとがらせましょう。
そしてはすぐに次の母音へ移ってしまうので、子音の
要素が弱いため半母音と言われています。ですので、
次に続く母音の口の形に、緊張させた唇を動かすのです。
そのときに唇のあたりに空気(息)の振動が起こりやすい
ため、に聞こえます。
初めは、次の母音の口の形を確認してからゆっくり発音
してみましょう。
1) wife []
2) well []
3) wood []
4) war [()]
5) sweet []
は口や唇、舌さえも緊張させません(力は要りません)。
はしっかり唇とそのまわりを意識して、口を正しく
動かすことが大切です。
半母音のの発音を練習してみましょう。
日本語ではワ行の子音に関係が深い発音ですが、
ワ行には実質“わ”しかありませんね。
ワ行は「わゐうゑを」ですね。しかし、「ゐ」や
「ゑ」は現在では使われていません。「ゐ」=「い」
「ゑ」=「え」と教わったと思いますが、おそらく
文字が違う以上は大昔は発音も区別されていたものと
考えられています。つまり、「ゐ」は“ウィ”に
「ゑ」は“ウェ”に近い発音だったのではないか
ということです。
しかし、日本語としての子音が弱いため、退化して
いき、「わ」以外はア行の発音と同化してしまったの
でしょう。私が習った中学校のときの国語の先生は
その名残りを受け、「を」を発音する場合は“ウォ”と
発音し、普段の話の中でも「お」と「を」の発音を
区別されていましたよ。
退化してしまうほどですから、この[]は日本人に
とっては苦手な発音ですが、コツを覚えると簡単だと
思います。
実はこのの発音方法は2種類あるのです。
今回は日本語に近い方法を説明しますね。私も
こちらの方法で発音しています。
では、まずの口にしてください。舌を宙に
浮かし、口は緊張させずにリラックスさせましょう。
その状態で、“ワ”をゆっくりと発音しようと
してください。“発音しようとする”だけで実際には
息も声も必要ありません。
口のどこかを動かしたくなりませんか? 唇を前に
突き出そうとしませんでしたか? そうです、の
発音はちょうどと同じような格好になります。
ですので、唇を丸く、口笛を吹くような感じで
前に突き出してくださいね。でも、それだけで、
息と声を出せば、母音のになってしまいます。
舌は奥のほうが盛り上がっていて、奥の上あごに
近づけます。そして理論的には、息の出口が狭く
なった唇のあたりで、息の摩擦音と声が混ざり
の半母音が発せられます。
とこんなことを説明しても、実際にを発音するのは
難しいですね。私流のコツをお教えしましょう。
唇は意識して前に突き出します。ほど出さなくても
いいですが、唇と唇のまわりに少し力を入れて、日本語の
“う”よりとがらせましょう。
そしてはすぐに次の母音へ移ってしまうので、子音の
要素が弱いため半母音と言われています。ですので、
次に続く母音の口の形に、緊張させた唇を動かすのです。
そのときに唇のあたりに空気(息)の振動が起こりやすい
ため、に聞こえます。
初めは、次の母音の口の形を確認してからゆっくり発音
してみましょう。
1) wife []
2) well []
3) wood []
4) war [()]
5) sweet []
は口や唇、舌さえも緊張させません(力は要りません)。
はしっかり唇とそのまわりを意識して、口を正しく
動かすことが大切です。