思えば、私にとって長年待ち焦がれていたコンサートかもしれない。
そもそも私が隆さまのコンサートに行きたいと思ったきっかけは
多分10年以上前のことになると思う。隆さまがシンフォニック・
コンサートをしていると聞いたとき。でも、その頃はそんな情報に
疎くて、おそらくはコンサートがあったというニュースを知った
だけだったと思うから、“そんなコンサートがあるなら行きたかったな”
と思っただけ。
でもその時ふと、隆さまの歌声も映えると思うけど、フミヤさんの
歌声こそオーケストラをバックに合うだろうな~と仄かに思っていた
ものだった。
そして、2年前、初めて隆さまのライブに出向き、ノーマイクに
衝撃を受け、No mic No speakersコンサートにも東京まで2度も
足を運んだ。今度はフミヤさんにも是非ノーマイクを!と思う
ようになってきた。
だけど、そんな中、フルオーケストラの共演が決まったときは
めちゃくちゃ嬉しかった♪ ついに!やっと!やってくれるんだ!って。
Fブラのライブ申込みよりもテンション上がったもん
そうかぁ~、またフミヤさん、妬いちゃって~
てか、私の浮気バレてるんか?
大丈夫、まだ隆さまのフルオーケストラ共演は聴きに行ったことないからね。
指揮者付きのコンサートはノーマイクノースピーカーズで2度見ているけれど。
それでは、前置きが長くなって申し訳ない。6/4のレポです
席は1階の後ろから数えた方が早い列の1番・・・つまりはステージに
向かって左端。まぁ私は近くよりも遠くから全体的な音を聞きたかった
ので、不満はない。会場に入ってまず目に入ったのが、ステージ前方の
上に3本のワイヤーで吊られたでっかいマイク。
これ・・・隆さまだったら、ないんだろうな・・・。
後で気づいたけど、奥の方、管楽器のところにもマイクが何本か
差してある。右奥のチューバ付近にも明らかにマイクが添えられていた。
う~ん、せっかくなんだから生音を聞かせてほしいよな~。でも
ボーカルがマイク使うからバランス取れないのか。
1曲目はアナオリのインストのみ。これで、一気に“フミヤさんの”
シンフォニックコンサートの空気になった。1曲目インストの後、
ボーカルが登場というのは、こういうコンサートの典型的なパターン
なのかしら?(^^;
2曲目は「True Love」で、最初の弦たちのピチカートがいい雰囲気
出してたね。自分の作った曲がオーケストラ用にアレンジされて、
その演奏で歌えるのなんて、どんなに気持ちいいだろう。実際
フミヤさんも歌手冥利に尽きると何度も言ってたけど、本当
その通りだと思う。私は趣味でやってるから実現不可能だけどさ。
だけど、もしするとしたら・・・の話は後日することにして(笑)
しかし、フミヤさん、そのマイク必要ですか?
と言いたくなるくらい、フミヤさんのマイクが邪魔に思えた。
曲の途中で音量が調節されたりしてたし・・・
楽器の音色もフミヤさんの歌声もスピーカー通すことで、
半減とまで言わないが、何か損しているような気がする。
ああ、マイク邪魔だ~と思いながらもしっかりフミヤさんを
双眼鏡で観察しながら聴き惚れる。次は珠玉のバラード
「君が僕を想う夜」 これはオーケストラにいいだろね。
でも、ヴァイオリン主体で奏でられるのだろうなぁ~。
ちなみに私が好きなストリングスの音色は、ヴィオラなのである。
控えめでヴァイオリンと大きさもあまり変わらないし、ちょっと
低めの音程のメロディはチェロに取られるし、ちっとも目立たない!
そもそもどこにヴィオラがいるのかも探すのに苦労する。
フミヤさんが登場している間はフミヤさんを見てしまうので、
あまり楽器の観察はできなかったけど、右側にいたのがヴィオラだと
思う。2本は確認できたが、もっといたのか?チェロが4本くらい
見えたからヴィオラ2本は少なすぎるよね。。。コントラバスも
4本あったもんな。
最初のMCあってから「Life is Beautiful」「地上にない場所」
まぁオーケストラにふさわしいナンバーが続くね。
そして「鎮守の里」。やはりこの曲は雅楽が一番似合うから
雅楽っぽくアレンジはされているけど、それでもちょっと洋風
テイストになるのは否めないね。でも何だか安心して聴けた。
「大切な人」を歌って1部の最後は、私は意外な選曲だと
思った「夜明けの街」。それで、前奏とか間奏とか、マーチっぽいな
と思ったのは私だけ? 夜明けのマーチと違うぞ?
好きな曲だし、華やかなアレンジで、第1部の最後にはピッタリだったね。
休憩後、第2部の始まりはやはりインスト・・・てか、フミヤの曲じゃない。
ドヴォルザークの交響曲第8番の第3楽章だって。
そう、このときに楽器を観察。管楽器では大学時代、クラリネットを
やっていたので、クラリネットが気になるのだ。チューニングのときにクラの
音は聞こえるのだが、どこにいるのか分からず。オーボエやファゴット、
フルートはいるんだけど・・・。と思ったら、やっと見つけた。
フルートの後ろに、ホルンの隣に2本だけ・・・。つうか、2管編成
なのかな。クラ2本てのも何か寂しいな。でもよく見ると近くにマイクが・・・。
そっか、それでチューニングのときでもよく聞こえたんだね。
1部はバシッと銀ラメストライプの燕尾服に、大きめのドット柄のネクタイ
だったけれど、2部はノーネクタイでスムースニット素材?ソフトな生地の
カントリー調スタイルでキャスケットを被って登場。色は濃紺だったのかな。
オーケストラのステージにそのカジュアルさはどうなの?と思ったけど、
きっと曲目がもっとポップス寄りになるんだろうね。
2部はアナオリから歌ってくれたよ。続いて、「トワイライト」。3Way
ライブ思い出したけど、すごい豪華なトワイライトだったわー。次に
「わらの犬」。前奏はクラリネットの音色がすごく良かった♪
だけど、無難な選曲やなぁと思っていたら、次は「愚か者の詩」。
しかも、フミヤさん「オーケストラにこんなもの吹いちゃって…。」と
ブルースハープ吹いてたんだよね。これが意外にマッチしてて、
これはフミヤさんならではだな!と思った。
「次はもっと調子に乗って、アップテンポな曲をお願いしました。
クラシックでアップテンポな曲もありますよね?」とフミヤさん。
思いつくのは運動会で使われる曲・・・あっ私も同じの思い出した!
いや、同じかどうか分からないけど。でも指揮者の大友さんは
なんて言ったっけな?フミヤさんが思いついた曲ではなかった
ような気もする。私が思いついたのは「天国と地獄」・・・でも
運動会と言えば、「クシコスポスト」の方かな? アップテンポな
クラシックで私は「剣の舞」も思い出していた。「剣の舞」って
何だか面白い曲だと思うのよねぇ~。演奏はすごく大変そうなんだけど。
それで、次は「なんかいいこと」。私はもっとアップテンポな
曲かと思ったから、そういう意味でも意外な選曲だったわ(笑)
このときにフミヤさんは左右にダンスステップ踏みながら、リズミカルに
動いていた。うん、これもフミヤさんならではだね!隆さまは
ダンスしないから。
次は私の大好きな「ALIVE」
しかも最初ヴィオラが効いていたよね??
(チェロかも?笑) キャー!素敵ーーー
とかなりテンション上がって
きた。そして、最後は「Go the Distance」。今、「Let It Go」を
覚えている最中だから、ディズニー繋がりで、フミヤさんとの疎通を
勝手に感じる私
前から思ってたんだよ、オーケストラに絶対合うって!!
気分は最高潮! アンコール~~~
アンコールは何を演奏してくれるのかと思ったら・・・なんと
「夜明けのブレス」
チェの曲はしないのかな~と思ってたから、
ちょっとウルッと来てしまって。きっとまーさんも嬉しいんじゃないかと
思って。
チェの曲がオーケストラになってる・・・。それだけで感無量。
涙目になりながらうっとり聴いていたそのとき
フミヤさんは両手を広げて歌い始めた!!! いや、スタンド
マイクじゃなくて、右手にマイクは持っていたんだよ。
そう、このライブ中、ずっと邪魔だと思っていたマイクを
退かせて歌ってくれた。待ってました
ただ、完全なるノーマイクではないんだけど。だって、
上の吊ってあるマイクが歌声拾ってんだもん。一生懸命、
肉声を聴き取ったよ。隆さまのおかげでマイクレスのときの
歌声の響きがどんなものか知ってるんだもーん。
だけど、そのパフォーマンスに感激してついに涙が溢れ出て
しまった。聞くところによると、福岡では外してないそうじゃ
ないか!これは、私のために外してくれたんだね!それか、
最初から念じてた「マイク邪魔」の私の心の声が届いたか。
期待通り良かったぁ~
今度は完全ノーマイクでやりましょう、
フミヤさん!!