1ヵ月ほど前、私の尊敬する読書家の先輩から
ある文庫本の『アッシャー家の崩壊』で誤訳と
思われる箇所があるとの報告を受け、その文庫本の
最新版を調べたり、他の訳本や原文まで確認して
やはり誤訳であるという結論に達した。
ここでは発見したのは私ではないので、その誤訳の
詳細は触れないが、この折りにエドガー・アラン・ポーに
ついてもWikiなどを読み、彼がアメリカ人の作家であることに
気づかされた。いや、私は何となくポーはフランス人だと
思い込んでいたのである。
そして、ポーの生い立ちや家庭環境も複雑で波乱万丈な
人生も40歳という若さで終えてしまったことも知り得た。
またその死の真相は今でも謎に包まれていることにも記憶に
残った。ボルティモアのとある公園で瀕死状態で発見されたのだ。
そんなとき、テレビで映画『推理作家ポー 最後の5日間』の
CMを見かけたのだ。これは行くっきゃないでしょう!!
というわけで、やはりレディース・デーに観に行ってきた
私としては、ポーが学生時代の恋人と結婚できず、お互い
別々の人生を歩んで再会したとき、どちらも再婚できる立場で、
ようやく彼女との結婚がリッチモンドで現実となる直前に、
なぜボルティモアに滞在したのか、その辺の解釈を期待した。
しかし、映画が始まって、タイトルが出てきた時点で、早くも軽い
裏切りに遭う
なぜなら、原題は“THE RAVEN”なのだ。
・・・つまり、ポーの作品に『大鴉(THE RAVEN)』という詩がある
のだが、それそのままのタイトルというわけだ。
これでは死の真相がどうのという話は期待できない・・・それにR15指定
なので、凄惨なシーンも多く、目を背けたことも2,3あった。R15って
低すぎねぇか? 今の日本人にこんな映像見せるべきじゃないよ
政治的な力が動いてボルティモアに滞在することになったのかなどと
勝手に想像をめぐらしてはいたのだが・・・
話はボルティモアから始まってたしね
まぁ確かに最後、なぜ公園で異常なまでの酩酊状態だったのか、その後
運ばれた病院でうわ言のように「レイノルズ」を繰り返していたなどの
理由づけはされてあったけどね。しかし、ポーは公園で他人の服を着せられて
発見されたらしいのだよ? これも1つの解釈が欲しかったなぁ。
私のまわりにはエドガー・アラン・ポーファンは見当たらないけど、
ポーの作品が映画の中にいくつも出てくるし、ポーのファンにとっては
面白いのかなぁ。
もうちょっと感動が欲しかった。
せめて焦点を、犯人との対決か、謎解きか、はたまた恋人への愛情の深さに
絞るのかしてくれたら、もっと、、、う~ん。
まぁ期待外れだったな。
これから見に行く人は、ポーの作品をいくつか読んで(特に『大鴉』を
原文で)、ポーのWikiくらいはチェックしていくとよいだろう。
ある文庫本の『アッシャー家の崩壊』で誤訳と
思われる箇所があるとの報告を受け、その文庫本の
最新版を調べたり、他の訳本や原文まで確認して
やはり誤訳であるという結論に達した。
ここでは発見したのは私ではないので、その誤訳の
詳細は触れないが、この折りにエドガー・アラン・ポーに
ついてもWikiなどを読み、彼がアメリカ人の作家であることに
気づかされた。いや、私は何となくポーはフランス人だと
思い込んでいたのである。
そして、ポーの生い立ちや家庭環境も複雑で波乱万丈な
人生も40歳という若さで終えてしまったことも知り得た。
またその死の真相は今でも謎に包まれていることにも記憶に
残った。ボルティモアのとある公園で瀕死状態で発見されたのだ。
そんなとき、テレビで映画『推理作家ポー 最後の5日間』の
CMを見かけたのだ。これは行くっきゃないでしょう!!
というわけで、やはりレディース・デーに観に行ってきた
私としては、ポーが学生時代の恋人と結婚できず、お互い
別々の人生を歩んで再会したとき、どちらも再婚できる立場で、
ようやく彼女との結婚がリッチモンドで現実となる直前に、
なぜボルティモアに滞在したのか、その辺の解釈を期待した。
しかし、映画が始まって、タイトルが出てきた時点で、早くも軽い
裏切りに遭う
なぜなら、原題は“THE RAVEN”なのだ。
・・・つまり、ポーの作品に『大鴉(THE RAVEN)』という詩がある
のだが、それそのままのタイトルというわけだ。
これでは死の真相がどうのという話は期待できない・・・それにR15指定
なので、凄惨なシーンも多く、目を背けたことも2,3あった。R15って
低すぎねぇか? 今の日本人にこんな映像見せるべきじゃないよ
政治的な力が動いてボルティモアに滞在することになったのかなどと
勝手に想像をめぐらしてはいたのだが・・・
話はボルティモアから始まってたしね
まぁ確かに最後、なぜ公園で異常なまでの酩酊状態だったのか、その後
運ばれた病院でうわ言のように「レイノルズ」を繰り返していたなどの
理由づけはされてあったけどね。しかし、ポーは公園で他人の服を着せられて
発見されたらしいのだよ? これも1つの解釈が欲しかったなぁ。
私のまわりにはエドガー・アラン・ポーファンは見当たらないけど、
ポーの作品が映画の中にいくつも出てくるし、ポーのファンにとっては
面白いのかなぁ。
もうちょっと感動が欲しかった。
せめて焦点を、犯人との対決か、謎解きか、はたまた恋人への愛情の深さに
絞るのかしてくれたら、もっと、、、う~ん。
まぁ期待外れだったな。
これから見に行く人は、ポーの作品をいくつか読んで(特に『大鴉』を
原文で)、ポーのWikiくらいはチェックしていくとよいだろう。