誰も知らない南の島

いつか南の島にいきたい

白夜行を見るか/けものみちを見るか

2006年03月05日 | 夜明けには早すぎる
どんなに若造りをしていても、木曜日の夜にけものみちを見るか白夜行を見るかで年齢がわかってしまうらしい。
私は当然けものみちを見ている。
なんだか時代に取り残されたような気持ちになってきた。
くやしいので、ここは、まずこの作品は原作から先に読んだ方がより楽しめるんだと書いておこう。
ドラマでは冒頭に置かれた事件が小説では最後に描かれる。
つまりテレビは刑事コロンボのような進行なのだ。
え、刑事コロンボなんて知らないって。
要するに、先にテレビドラマを見たのでは原作の味わいが薄れる恐れがあるのだ。まず、原作を読んでから、ドラマを見たほうがいいだろう。
たとえ原作を先に読んでいても、今回のドラマの感動は損なわれない。
それだけテレビドラマとしての完成度が高く、若い出演者たちも好演しているのだ。
こう書いているうちに今週は、けものみちではなく、百夜行を先にみてみたくなってきてしまった。


白夜行

集英社

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逝きし世の面影/道中でござるの閉幕

2006年03月05日 | Weblog
彼らは疑いもなく世界で最も熟練した指物師だった。
いわゆる職人気質がありまして、労働時間が短い。
四時間半ですね。
仕事に誇りをもっていた。
お金も欲しいんですね。
だけど風か吹くと倒れるものが出来ては悲しいです。
子供と遊び、我が子も、他人の子も可愛がり、朝の集まりでは子供の話題が主役ある。
昔の子供は、よその家でよくご飯を食べていた。
隣人に隠すものなど何もなかった。
家と家との結婚なんて一割もない。
殆んど、くっつきですよ。

ハリスは江戸に向かう途中を日記に付けていた。
彼らは皆肥えている。
私は日本の開国が本当によいことか疑問に思うことがある。


私はこの番組を大河コメディだと思います。
この番組に主役はいない。
いや、スタッフ裏方の人たちが主役でした。

NHKさん、素晴らしい番組を十一年間もありがとうございました。


どこを旅して/綾瀬座解散

2006年03月05日 | Weblog
二月は逃げ、三月は去る。
道中でござるも今日が最終回である。
故杉浦日向子さんの出演された「お江戸でござる」を含め、本当に長く楽しませていただいた。
今回の劇中の一座、綾瀬座も家主の都合により解散とあいなる趣向であった。
由紀さおり、竹下景子のコメディもこれで見納めかもしれない。
お芝居の後は、由紀さおりのしみじみとした絶唱だった。

ますむらひろしの銀河鉄道の夜

2006年03月05日 | 夜明けには早すぎる
衛星天文台の十年の観察により銀河鉄道駅が開通いたしました。
春は名のみの今日未明に、牧場駅から銀河駅まで汽車が出ます。
暖房はあまり効いていませんが、無賃乗車はおことわりします。
あらかじめ主要駅のみどりの窓口で鉄道切符をお求めください。
但し小人と仔猫は切符代が半額になりますでお申し出ください。

銀河鉄道の夜―最終形・初期形〈ブルカニロ博士篇〉

偕成社

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アタゴオル (8)

メディアファクトリー

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イーハトーヴ波―ますむら・ひろし画文集

朝日ソノラマ

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