5円のお金がないうちもある/秋山ジョージ原作岡田惠和脚本松山ケンイチ主演/21世紀の銭ゲバ

岡田惠和は、オリジナル脚本美ら島物語ちゅらさんにより、沖縄が日本に復帰した1972年から2001年までを背景に、八重山諸島出身の少女が上京し看護婦として生きていく姿を描いた。

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その岡田が「銭ゲバ」の脚本を担当する。
しかも主演は邦画界期待の新人松山ケンイチなのだ。

わたしがスクリーンで最初に見たケンイチの出演作はYAMATOだつた。
もちろん宇宙戦艦ヤマトではなく角川春樹プロデュースの実写版男たちのYAMATOである。
その映画でケンイチは少年兵として出演していたが、銭ゲバでは当然主演だ。

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原作の「銭ゲバ」は秋山ジョージの漫画であり、1970.年少年サンデーに連載された。
この作品により秋山はギャグ漫画の枠を超え、その彼を「殺人者になりきって描いています」と評したのは蛭子能収だった。

2009年問題の当年である今年、このドラマは見逃せない。

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丸い地球の水平線に待っていたのは、僕らの希望だった

山元護久との共同脚本ではあるけれど、井上ひさしのひょこりひょうたん島は、ひさしの作品なかで最高傑作である。
ひょっこり島がはじめて放映された頃、日本の家庭にカラーテレビが本格的に入りは始めた。
しかし、私の家では、今テレビの右肩にアナログ放送とテロップされる部分にカラー放送と表示された画面を東芝の白黒テレビでみていた。
あのころ、わたしのなかで井上ひさしは最高の脚本家だった。

画面は白黒だったけれど、人形たちの表情は地上波デジタルのハイビジョン映像で見る生の俳優たちよりも、格段に生き生きとしていた。

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