昨日(2023.11.19)、岐阜県揖斐川町にある鍋倉山(1049m)登山に出かけましたが
登山口へのアプローチを間違えて登山を断念する羽目になりました。
時間が余りましたので、揖斐川町春日にある、人呼んで「天空の茶畑」を訪問してきました。
眼下の狭隘な小斜面に茶畑(主にやぶ北茶)があり、谷間からは伊吹山の北尾根の御座峰、大禿山など
山並みのが望めるユニークな景色が展開していました。
散策と言っても、かなりの急斜面を登るミニハイクですので、足元が滑りやすく危ないので
ストックの使用お勧めします。因みに、出発点の売店には沢山のストックが用意されていました。
催行年月日:2023年11月4日(土)、無風快晴
参加者:36人
アクセス:(往路)犬山駅9:00→(犬山市バス)→美濃太田9:56→(長良川鉄道)→10:27美濃市駅
(復路)観光ふれあい広場(バス駐車場)15:40→(犬山市バス)→犬山駅
沿面距離≒6.3 km/所要時間≒4:00 (昼食、見学を含む)
歩行コース:美濃市駅10:50→10:55旧名鉄美濃駅→11:25道の駅、にわか茶屋、昼食12:30→12:40美濃橋→
12:50川湊灯台→13:00観光案内所→13:15あかりアート館→14:00旧今井家住宅→クスの巨木→
14:15小坂酒造→山田家ギャラリー→14:30円通寺→14:35今廣酒販店→15:50観光ふれあい広場
■ノルディックウォーキング旅の概要:
犬山駅から美濃太田駅までバス(犬山市の福祉バス)にて美濃太田駅まで移動。
長良川鉄道に乗車し、美濃市駅まで田園風景の中を30分程、昔懐かしい列車旅を楽しむ。
美濃市駅からノルディックウォーキングを開始する。
約4時間(昼食時間を含む)、市内の名所旧跡を見学し、観光ふれあい広場(バス駐車場)に戻る。
ここで往路と同じバスに乗車し一路、犬山駅に戻り、無事に解散した。
■ノルディックウォーキンの詳細:道順(時系列)に見学各所の概要を紹介します。
(1)出発:快晴の中、犬山駅東口を2台のバスに分乗して美濃太田駅に向かう。
(2)長良川鉄道:
昔懐かしい雰囲気のディーゼルカーに乗車し、レールの継ぎ目の心地よい
振動でまったりした気分になり、田園風景の中を走り美濃市駅で下車。
(3)美濃市駅舎:
開業当時の面影が残っていて、国指定の文化財になっています。
(4)旧名鉄美濃駅:
廃線になった美濃町線の駅舎と車両が良く保存・展示されています。
これらも国指定文化財です。
因みに敷地の一画に美濃市出身の歌手、野口五郎の歌碑が建っています(笑い)。
(5)道の駅 美濃にわか茶屋:
ここで昼食です。道の駅ですから地元の農作物が豊富に並んでいました。
因みに昼食に鮎を食したいと思っていましたが、残念ながら売り切れでした。
土産に昔懐かしい「栃の実せんべい」「瓦せんべい」「野菜」などを購入。
(6)美濃橋:
大正5年に竣工の日本最古の近代吊橋で、国の文化財に指定にされています。
皆で橋を往復しました。
(7)上有知川の川湊:
長良川の川湊で、明治末に鉄道が開通するまで水運の要点として使用されていました。
湊の灯台は住吉灯台と呼ばれ江戸時代に建設されました。
上有知川湊跡として県の史跡に指定されています。
(8)美濃市の繁華街(その1)
観光繫華街の一つで、見どころとして、美濃和紙あかりアート館、旧今井家・
美濃資料館などがあります。中心に銀行があり、往時の銀行の重要性が偲ばれます。
(9)美濃和紙あかりアート館:
和紙で作った様々なランタンが展示されています。
エントランスにはかわいい猫ちゃんがお出迎えです。
毎年秋の夜に「美濃和紙あかりアート展」が開催されるそうです。
(10)旧今井家住宅・美濃市資料館(市指定文化財):
江戸中期に建設された美濃和紙問屋の大邸宅で、中庭の水琴窟、美濃資料館、
うだつ蔵、にわか蔵など見どころが一杯です。
特に興味深かったのは「にわか蔵」で、江戸時代後期に始まった「にわか」とは
各町内の若い者が演じた「社会風刺」的な内容の寸劇で、その内容が人形などを
使って解説されています。
(11)美濃市の繁華街(その2):
もう一つの観光繁華街で、こちらも銀行が中心に位置しています。
こちらでは、クスの巨木、小坂酒造、今廣酒販店、山田家ギャラリー、
円通寺に立ち寄りました。
(12)クスの巨木:
観光地図「美濃マップ」では巨大なクスの木と紹介されていますが、
楠の木としては巨木と言うほど巨大ではありませんでした。
(13)小坂酒造(国指定重要文化財):
うだつ造り、むくり屋根(かまぼこ型の屋根)が特徴の堂々とした
建物の蔵元で、ブランドは「百春」と言います。
(14)今廣酒販店:
全国の特徴ある地酒を取り扱っている酒屋さん。帳場にある明り取りの構造が興味深い。
ここで、土産に製造ロットナンバーの札が付いた珍しい原酒を一本買いました。
(15)山田家ギャラリー:
見越しの松が洒落ている古民家を市民用のギャラリーとして使用していました。
(16)円通寺:
江戸時代初期に創建された妙心寺派寺院。境内には上有知出身で江戸時代後期の
儒学者(頼山陽の高弟であった)村瀬藤城の墓があり市指定の文化財になっています。
(17)購入した土産物:
昔懐かしい「栃の実せんべい」「瓦せんべい」「赤カブ漬」、ロットナンバーが付いた
「幻とは天に入らぬこと」(原酒)、野菜等
■ 雑 感:
(1) 列車旅がとってもノスタルジックで暫しタイムスリップしました。
(2)見どころ多数、適度な歩行距離、フレンドリーな人々、落ち着いた街並みなど、
好印象の観光地でした。
(3)今回は団体行動であり、グルメを楽しむ余裕はありませんでしたので、
折があったら再訪し食も楽しみたいものです。
(4)後日談です。日本酒と赤カブ漬は相性が良く毎日楽しんでます
以下は「犬山ノルディックウオークらぶ」が行ったみたけの森のササユリ鑑賞と、
その後の御嵩宿の散策の記録概要です。
・日 時:2023年6月3日(土)、9:47~14:54(約5時間)
・天 候:快晴無風
・参加者:クラブ会員24名
・集合解散:名鉄広見線の御嵩駅
・歩行距離:7.6km/所要時間:約5時間
・歩行経路:
下図はカシミール3Dで処置したトラック(経路)図で、ひと目盛りが約250mです。
御嵩駅→みたけの森→ササユリ群生地探索→東屋(昼食)→御嵩駅→愚渓禅寺拝観→
かしわ屋でお茶→御嵩駅
・写真と記事
▪みたけの森標識:
入口で威風堂々の石碑が出迎えてくれます。
▪記念写真:
石碑をバックに記念撮影。リモコンのタイミングが悪く、顔の向きがバラバラでした。(笑)
・ササユリ探勝:
広大な斜面に白、薄紫などのササユリが咲き乱れ、楽園の様相を呈していました。
▪昼食:
池際の広場にある東屋で昼食にする。毎々、役員の方々がコーヒーをサービスして下さり恐縮です。
多謝
・流しそうめんの長さの世界記録:
2010年に、流しそうめんを流し、2,500mで世界記録に認定され、ギネスブックに
記載されたようです。認定証のコピーが森林学習館に陳列されていました。(笑)
▪御嵩宿散策:
みたけの森を後に、御嵩駅まで戻りここで一応解散し、24名中、16名の方が
御嵩宿を散策することになりました。
・愚渓禅寺の拝観:
室町初期創建の臨済宗妙心寺派の名刹で、枯山水の石庭が見ものでした。
京都の竜安寺の石庭のモデルだそうで、凛とした素晴らしい佇まいでした。
縁側に座り、暫し時の経つのをを忘れて20分程過ごしました。
▪かしわ屋でお茶:
御嵩駅近くにある古民家を利用した「かしわ屋」とい大きな店で、
1時間位まったりとお茶を楽しみました。これで楽しかった散策を終え帰途につきました。
・所 感:
(1)みたけの森は手入れが行き届き気持ちの良い公園でした。
(2)ササユリの自生地は広大で存分に花を楽しめます。
こんな身近な所にこんな素晴らしい自生地があるのを寡聞にして知りませんでした。
(3)今回は御嵩宿で、愚渓禅寺しか訪問しませんでしたが他にも見ものはあるので、
再度ササユリ見物を兼ねて訪れたいものです。
(4)今回のイベントの計画立案、下見、催行に多くの労力を費やされた役員の方々に
心からお礼を申し上げます。ありがとうございました。今後も楽しい企画を期待しています。
以下は「犬山ノルディックウオークらぶ」が行った前原地区の「ふるさと再発見NW会」に
参加した時の記録概要です。
・日 時:2023年3月19日、8:35~11:25
・天 候:快晴無風、春うらら
・参加者:会員19名
・集合解散:犬山市民健康館(犬山市前原橋爪山)
・歩行距離;7.1km/所要時間:2:50
・歩行経路:
下図はカシミールで処理したトラック(経路)図で、ひと目盛が約250mです。
市民健康館→愛知用水右岸→虫鹿神社→大同メタル工業→天道宮神明社→馬頭観音
→中島池→東屋→竹林→市民健康館
・記事と写真
▪出発点:
犬山市の市民健康館(らささくら)の第二駐車場です。中々立派な施設で入浴もできるそうです。
▪愛知用水:
愛知用水が滔々と流れる右岸に沿って暫く南下します。
愛知用水は岐阜県八百津町から知多の南知多町に至る幹線水路112 km、
支線水路1,012kmの長大な用水路です。1961年に通水開始したそうです。
虫鹿神社:
愛知用水を離れて虫鹿神社に向かう。1633年に入鹿池造成に伴って、今は湖底となった
入鹿村から移設したそうです。
▪天道宮神明社:
虫鹿神社から北上し大同メタル工業(世界最大手の総合すべり軸受メーカー)前を通り
天道宮神明社に向かう。
この神社も虫鹿神社同様に入鹿池造成に伴って移設されました。参道が長いことで知られています。
鄙には稀な立派な楼門がありました。ここで記念写真撮影をしました。
写真を撮る間だけ、皆さんマスクを外しています。
▪馬頭観音:
天道宮神明社を後にして北上すると交差点に昔懐かしい馬頭観音が祀られていました。
冠の上部が馬の顔です。
▪新池と中島池:
良く整備された溜池で犬山市のビオトープ(生物生息空間)に指定されています。
中島池には立派な橋が掛かっています。
釣り人がいたので獲物を聞いたらブラックバスとのことでした。
▪休 憩:
橋を渡ると直ぐにトイレと東屋がありました。
東屋で役員の方が用意してくれましたコーヒーなどを頂き暫し休憩です。
▪竹林:
東屋から直ぐに竹林がありました。
竹が細く、手入れも十分と言えず、京都の竹林とは比べものになりません。
この中を通って出発点へもどります。
▪無事帰還:
全員無事に市民健康館に帰着しました。クールダウンを済ませて解散です。
・所 感:
(1)名所旧跡などは有りませんでしたが、見知らぬ土地の景色、文物など触れ悩活になりました。
(2)梅、モクレン、コブシなどの樹木の花が今を盛りと咲いていて、大いに癒されました。
(3)見るもの聞くもの全てが新鮮で、3時間余りの歩行はあっという間に終わってしまいました。
(4)本ウオーキングのコース設定、下見、催行に多くの労力を費やされた役員の方々、
ありがとうございました。
(以上)
以下は「犬山ノルディックウオークらぶ」が行った「ふるさと再発見NW」会に
参加した時の記録概要です。
・日 時:2022年10月30日、8:30~、晴れ
・参加者:会員18名、リーダー;筒木さん
・集 合:名鉄広見線 善師野駅、8:30/解散:西可児駅
・歩行距離:6.5km/所要時間:2:30/累積標高差:170m
・トラック(歩行経路)図:
名鉄広見線の善師野駅からオブジェ(石彫)の
設置されている道筋(善師野彫刻散歩道と呼ぶ)を辿る。コース中間で「可児やすらぎの森」の
西入口から入園し管理棟で暫しコーヒーブレークし、記念撮影する。
緩い坂道を上がり展望台に上がり四方の景色を眺める。
西入口から出て農村風景を楽しみながら農道を歩く。西可児町外れの小公園で
クーリングダウンをしてから西可児駅に向かい解散する。
・標高図:
善師野駅から展望台までの標高差は約100mである。傾斜は緩やかで息切れしない。
・記事と写真
■善師野彫刻散歩道と彫刻設置場所:
彫刻家の三水 弘氏が昭和54年に工房Mを開き、昭和60年(1985年)に善師野集落の方の
協力を得て、路傍に14個の石の彫刻(石彫)を設置し、彫刻散歩道と名付ける。
■石彫サンプル:
(作品名:パースン)
(作品名:蘇(よみがえる))
■可児やすらぎの森西入口:
■管理棟:
間もなく、管理棟・休憩所「森の家」に着く。I氏持参のコーヒーが皆に振舞われ、リフレッシュする。
■記念撮影:
日頃NWに励んで居るので皆さま、姿勢も良く元気です。撮影者が抜けているので17人です。
写真提供:筒木さん
■コース:
園内には「散歩コース」(赤線、舗装道路10km)、「山歩コース」(青線、山道、1.5km)があり、
今回は「散歩コース」を辿る。
■展望台:
立派な展望台があり大部分の方が上がる。視程は芳しくなく北アルプスなど遠方は見えないが、
東方には恵那・中津川にまたがる秀峰「笠置山」(1128m)、西方には日本百名山の
「伊吹山」(1377m)がはっきりと見て取れました。
また、餌付けされていると見える数羽のアカゲラが直ぐ近くまで寄って来て、
その愛くるしさに大いに癒されます。
■東入口:
公園を出てからは三々五々、話に花を咲かせ、農村風景に癒されながら西可児駅に向かいます。
■感想:
(1)善師野と言う片田舎に、約40年も前からモダンな石彫が道端に置かれているのを寡聞にして
知りませんでした。往時の工房や彫刻家はどうなったのでしょうか?
(2)今回は石彫の5作品を見学しただけですが、残りの9作品も見たいものです。
(3)「やすらぎの森公園」はこじんまりしているが変化に富み、良く手入れさ、誰もが楽しめる、
名前に相応しい公園です。
(4)園内には、散歩コースと山道コースがあり両コースを周回したら面白いNWコースと思います。
(5)善師野~西可児全行程は変化に富み、静かでウオーキングコースとしては面白いが
「やすらぎの森」までの道のりが分かりにくいのが難点でしょう。