G.G.の徒然山遊録

岐阜各務原市周辺の低山の山行記録、折々の雑感、書評などの雑文を記し、山に関する情報を提供します。

平穏な日々

2016-06-22 | 日記

梅雨の最中であるが、今のところ空梅雨で毎日を楽しく過ごしています。
18日(土)は天気予報が登山日和ということで鈴鹿のマッターホルンと呼ばれる鎌ヶ岳(1161m)に登り、周回してきた。その愛称通り、山容はアルペンチックで登山道も厳しく、人工的な鎖、ロープの類もなく登山本来の楽しみを味わえ、大満足であった。
20日(月)にはスポーツジム仲間と歌謡喫茶へ行き、童謡、唱歌、フォークソングなどをタップリ2時間、昔に帰って、声を張り上げてきました。
その後は、ジムで2時間程、筋トレや水泳で汗を流してきました。
昨日21日(火)は久し振りにカメラを持って付近の散策をしてきました。前夜に小雨が降り、露に濡れた路傍のクチナシは生き生きとしてあまーい芳香を漂わせていた。
その花言葉は「私は幸せ者」「とても幸せです」「喜びを運ぶ」・・・等で今の私の気持ちを代弁しているようです。


ショッピングセンターの駐車場の片隅にはネジバナが2本咲いていた。素朴で愛らしい風情です。因みに、別名モジズリで古今和歌集でも歌われている由緒ある花のようです。
 
以前、繊維工場があった塀際にヒマラヤスギが残っていて青々とした鶏卵大の松ボックリ(杉なのに松ボックリとは変ですね)が生っていた。枯れると上部はバラバラになり風に飛んで、後にバラの花の形をした下部が残るそうです。
 
今日は22日(水)ですが、この間、ボツボツと先日の登山の山行記録(ブログ)を作成していましたが午前中に完成し、アップしたので一段落です。
今年も気が付けば、もう、半年が終わろうとしています。歳を重ねると「光陰矢のごとし」と申しますがその通りです。今月中は8月~11月の山行計画作成、料理教室出席、大日ヶ岳(1709m)登山etc.が待っていて暇つぶしには事欠きません。


鎌ヶ岳(1161 m) ~奇特な人と出合って感動する~

2016-06-22 | 山行

6月18日(土)、快晴、爽やか
参加者:G.G.他5名
アクセス:各務原御在所表道付近駐車場、走行距離:90 km、所要時間:2:35
標高差:約450m
歩行距離:5.8 km
所要時間:5:05(昼食1時間を含む)
御在所表道付近P 8:55 →9:25武平峠→10:50鎌ヶ岳、昼食11:50→12:30三ッ口谷分岐→13:05大滝入口→13:30登山道修理箇所→14:00 P

GPS
トラック:
P→武平峠→鎌ヶ岳→(長石尾根)→三ッ口谷分岐→三ッ口谷→三ッ口谷入口→P
青フラグは山行計画時に設定した(道路修理箇所以外)ウエイポイント(WP、通過点)である。
 GPS標高図:
登頂時、頂上付近のガレ場は迂回路があるので安全に登れる。長石尾根下山時は滑り易く、段差の大きいザレ道の急斜面で慎重な歩行が必要である。

 
(クリックすると拡大) 

山行リポート:
8:30に御在所岳表道近くの駐車場に着いた。裏道、中道入口付近では路上駐車が多く駐車場を探すのに苦労するかと思ったが、駐車場には未だ空きがあり幸先を喜ぶ。
■スカイラインは通らず、旧道の山道を辿り武平トンネル前の登山口に着く。

■ひと登りすると武平峠の十字路に着く。左が鎌ヶ岳、前方はトンネルの滋賀県側、右が御在所山、手前が今登ってきたトンネルの三重県側である。

■武平峠から少し登るとヤマボウシが咲いていた。それを前景にして御在所岳が望める。山頂のロープウエイの建屋もハッキリと見える。
 
■左側には東雨乞岳を従えた、雨乞岳本峰の巨体がくっきりと見える。

急登とフラットな部分が交互に現れ歩き易い区間があった。途中、名は知らないが満開の白い花に出会った。

■標高1100mを過ぎ、鋭鋒が次第に接近してくる。凄まじいガレ場は迫力満点である。
 
■山頂間近のガレ場の斜角と不安定な表面を見れば、まともに登るのは危険であるのが分かる。早々に右側の迂回路に逃げこむ。その時、先に登っていた若い二人組が落とした石がガラガラと音を立てて落下して行くのを見て、一瞬、肝を冷やした。

■頂上に着くと、今まで見えなかった南方の展望が一気に開ける。カシミール3Dによる山座同定を下に示す。
左から入道ヶ岳、野登山(正面)、宮越山(水沢岳)(手前)、双耳峰の仙ヶ岳(奥)、宮指路岳が指呼の間である。
 
■山頂は大賑わいである。若い人が多く華やいでいる。それに釣られて我々も岩塊の上に登り記念撮影する。生憎、逆光であったが良い表情に写ったようである。

■頂上到着が10:50で早かったせいか、日陰の場所が確保でき、ゆっくりと昼食を摂る。何時もながら至福のひと時である。時間がタップリあるので1時間程を過ごす。
■下山は長石尾根を下る。標高950m位までは、急斜面の溝状のザレ道で滑りやすく慎重に歩を進める。分岐点で尾根を離れ三ッ口谷に降り立つ。山頂の賑わいが嘘のようで、人の気配がない静かな沢筋である。

■沢を何回が渡渉し下って行くと滝に差し掛る。名前は分からないが立派である。

■やがて大滝の下り迂回路分岐点に来る。迂回路を降り大滝の登り迂回路分岐点に来るも滝の姿は見えない。見るには荒れた沢を遡行しなければならないのでパスする。折があったら見たいものである。
■トラック図で登山道修理のフラグがある所で素晴らし出合があった。一人の高齢者が小さなツルハシで作業をしているので、何をしているのか尋ねたら登山者の為に、登山道の修理をしているとのことであった。誰に頼まれたのでもなく、全くのボランティアで、一人だけで、長年、コツコツとやっているそうである。世の中にこんな奇特な方が居るとは寡聞にして知らず大感激である。
■少し行くと路傍に、ササユリが2輪見事に咲いていた。花言葉は清浄、上品であるがそれに相応しい。ここまで、見た花はヤマボウシ、ツツジ、名がわからない白い花を見ただけ物足りなかったが、それを補って余りがある。

■三ッ口谷から上がると、湯の山温泉から続く御在所岳表道に出会い更に進むと登山道入口に着く。古色蒼然とした歴史を感じさせる石畳、鳥居、石碑、石仏などがあり信仰の山であったのが伺える。 
鳥居前の石碑には「御在所嶽登山口」と刻まれている。
右の石碑には「大正11年11月 御在所嶽御嶽神社登山道」と刻まれている。

■鳥居を潜り更に進むと、スカイラインの下を潜りスカイライン脇の御在所登山道入口に着く。スカイラインを横切れば駐車場は直ぐである。 

雑 感:
■歩行距離:6 km、標高差:400 mでデータだけ見れば、簡単なコースに思えるが、5時間(但し、内1時間は昼食)も要した事から分かるように、登山道は荒れていて歩き難く、慎重さが要求されるのでコース難度としては上級コースに近いと言える。
■山頂へは次から次えとハイカーが登ってきて賑やかであった。岐阜県の山とは違って、我々の様な高齢者は少数派で、圧倒的に若い人が多く華やいだ雰囲気であった。
■登頂時の最後のガレ場は崩落が進んでいて直登するのは危険極まりない。我々が迂回路に入る直前、近くで落石があり、一瞬、肝を冷やした。
■GPSトラックで登山道修理と記した所で、一人で登山道の整備をしている方に出会った。誰に頼まれたのでも無く、どの組織にも属さず、従って無償で、道具は小さなツルハシ一本で長年、整備を続けているそうである。我々が気なしに歩かせて貰っている陰には、このような方も居ることを忘れてはなるまい。今の世知辛い御時世にこのような奇特な人もいる事を知り感動した。

 


浄水公園の花々探訪

2016-06-16 | 日記

■14日、梅雨の最中にも関わらず良い天気なので、ふと思いつき近くにある浄水公園のバラ園を一人、訪れてみた。平日で来訪者は一人もいず、じっくりと花々を鑑賞でき暫しロマンチックな気分に浸ることができた。

■バラは些かピークを過ぎたようであるが、中には元気なのもあり楽しませてくれた。

■バラ園の近くの林の周辺にはアジサイが今を盛と艷やかで、ボリュームたっぷりの大輪の花を咲かせ、主役はこっちと言っているようであった。

 
■車道近くに、高さ5m位のタイサンボクが径20cm位ありそうな巨大な花を咲かせていた。始めて見る花で物珍しかったが、余りにも大柄で愛らしさより、逞しさを感じた。

 ■写真の花以外では、池には睡蓮、池の辺りにあやめなどが咲いていて、思いがけなく多くの花々に出会えて大いに癒された。


初夏の探鳥会~老いを鮮明に自覚する

2016-06-14 | エッセイ

麗しの新緑に誘われて、久し振りに6月12日開催の探鳥会に参加した。場所は岐阜市の最高峰、百々ヶ峰の北側、三田洞弘法近くの「ながら川ふれあいの森」である。
集合場所の駐車場は百々ヶ峰ハイキングの基地であり、高齢のハイカーで賑わい、三々五々登山姿で颯爽と出発して行った。

 

 当日の参加者は探鳥会の講師も驚くほどの盛況で50人位で、子供が3人いたが、殆どが高齢者である。そこで2班に分けて出発した。
 
   目当ての鳥はホトトギスとサンコウチョウである。
但し、ホトトギスは、声は良く聞こえるが、姿をみるのは至難だそうである。
講師や聴力の良い人は鳴き声を聴いたそうであるが後期高齢者の私は聞き取れなかった。
   ヤブサメと言う雀に似た鳥は虫のように「シシシ」と鳴くそうで講師などには何回も聞こえたが、やはり私は駄目であった。
サンコウチョウは声も、姿にもお目に掛からなかったようである。
   2時間ほど鳥の習性などの話を聞きながら、鳥を求めて“まったり”と森の中を歩き最後に鳥合わせを行い、観察した、或いは声を聞いた鳥を確認した。全部で22種もあったそうである。
   私が確認できたのはウグイス、ヒヨドリ、カラス位で、若い人に較べて、目と耳の悪さを思い知らされ、歳は争えないと寂しい気分になった。
   日頃、月に数回も登山をし、7,8時間も歩け、スポーツジムにも通い、人並み外れて元気であると自負していたが、確実に老いてきている事実を鮮明に自覚したのは大きな収穫でもある。
   他方、探鳥の成果は芳しくなかったが、小鳥を求めて新緑の林の中を気持よく、ゆったり歩き、清々しい気分になれるだけでも、大変に幸せで、大いに感謝しなければならない。
    これからも、鳥は二の次にして、この細やかな幸せを求めて折節、探鳥会に参加したいと思っている。


「野菜の桂剥き」は難しい!

2016-06-14 | 日記

6月11日に、私が入会している「料理サークル」の野外実習で16名が料理店に出向き、店の主人に野菜の「桂剥き」を教わった。
始めに、主人から基本的な事項要領の説明を聞き、直ぐに実習に移った。


材料は5 cm位の長さの大根、人参、きゅうりの3種で、これらの桂剥き行った。大根は柔らかいので比較的剥きやすく、厚さは不揃いであるが15 cm位の長さは剥けた。
きゅうりも柔らかいが、細くて剥きにくく、何とか、5cm 位の長さは剥けた。
人参は細く、堅いので、鈍らの包丁では旨く剥けず、削ったような感じで、桂剥きと言い難いが、どうにか5cm位の長さは剥けた。
剥けた野菜を何枚か重ね、繊維方向に1mm の幅で刻んで一応出来上がりである。
これを水に晒し、錦糸卵と共に店が予め用意した刻み素麺の上に乗せ懐石ランチの中の一品とした。

 
野菜の味と食感が千切りなどとは全く異なり、料亭の見映え、味がしたのに驚いた。
桂剥きの応用は刺し身の妻、野菜サラダ、酢の物、素麺や吸い物のトッピングなど色々応用が効くので、今後、自宅で練習に励み、料理のレパートリーを広げたいものである。