G.G.の徒然山遊録

岐阜各務原市周辺の低山の山行記録、折々の雑感、書評などの雑文を記し、山に関する情報を提供します。

ダブル権現山(桐谷坂周回)

2014-02-25 | 山行

各務原と芥見の両権現山の山行記録である。
六所神社~各務原権現山~芥見権現山(317m)~各務原権現山東登山口周回ロングコース
2014年02月23日(日)、快晴、暖か
参加者: G.G.,他4人
歩行距離:  約11km
行動時間: 5:00(休憩、昼食を含む)
アクセス: 各務原9:00→9:15六所神社駐車場
コースタイム:
9:30→9:50展望台→10:25各務原権現山10:35→11:20芥見権現山、昼食11:50→12:35桐谷坂→東登山口→13:15幻の滝→13:30二つ岩→13:50 展望台14:00→14:20六所神社 14:30→14:30
コース:実際に歩いたGPSトラック(赤:登り、青:下り、紫:フラット)を下に示す。

 

山行記事:
先週に続いて各務原と芥見の両(ダブル)権現山を楽しんできた。この時期の陽だまりハイクとしは手頃なコースである。
■鄙には稀な立派な六所神社(各地に有り。六柱の神を祭神とするそうである。)の駐車場を出発し、階段を10分ほど登って小さな祠の白山神社に到着する。今日の山行の安全を祈願する。

 ■右折すると道は雑木林の尾根道になる。木漏れ日が影を落とし、穏やかで清々しい雰囲気がとても宜しい。
道の左側(北側)には、北山からの尾根の山腹にある荒々しい岩場が望め一際、目を引く。芥見権現山の南斜面にある岩場は有名で、多くのハイカーが登っている。こちらの岩場もそれに劣らない岩場のように見えるが、寡聞にして、こちらの岩場に登ったという噂は知らない。

■尾根道を右に分けて、各務原権現山への長い階段を登る。山頂の東屋からは今、登ってきた尾根道、これから行く芥見権現からの尾根道がハッキリと確認できた。

 ■東屋で360度の大展望を楽しむ。正に気宇壮大な気分になる。快晴の青空をバックに白銀の伊吹山、能郷白山、御嶽山、恵那山の巨体が一際、目を引く。先週は各地に降雪の被害があったのとは、対照的に、指呼の間にある矢坪ヶ岳、高賀山など美濃の山々は全く冠雪していない。南方には濃尾平野が広がり、霞んでいたが名古屋市街の高層ビル群も望まれた。
■東屋を後に北山に向かう。北山から老洞峠に直降下し、次は芥見権現山に直登する。130m位の下り、登りであるが斜度が大きく、木々やロープに縋らなければならないので今日一番の難所であった。
■芥見権現山に着き、早めの昼食とする。何時ものように熱々のラーメンをすする。ランチタイムは何時も通りで約30分であった。先客は5人程おり、その中の一人の女性は岩場に挑戦したのであろうかヘルメットを被っていたのが場違いの感がした。記念撮影を済ませ桐谷坂を目指して出発する。

 ■こちらの尾根道は白山神社からの雑木林と違って常緑樹が少なく殺風景である。見晴岩への分岐点には新しい看板があり、その先は一本道で迷うことなく桐谷坂に降り立つ。周回は一般道を通っても帰れるが今回は東山団地の後ろにある各務原権現山への東登山口から再度、
現山の階段下に達するルートを登り、そこからは往路と同じ尾根道を戻った。
■途中、普段はなく雨後のみ現れるのでそう呼ばれる幻の滝と嘗て雨乞いに使われたと言う二つ岩などがあり、暫く立ち止まって眺めたが特段の感慨は湧かなかった。

 所感:
・   天気さえ良ければ各務原権現山は低山でも360度の大展望であり、気宇壮大な気分が味わえる。
・   今回のコースは北山からの直降下、芥見権現山への直登コースを辿ったが、何れも急峻で難度は高く初級向けではない。但し、何れもトラバース道があるのでそちらを選べば、問題なかろう。
・ 北山からの西方に続く尾根の南斜面にある岩場は迫力があり、登攀意欲をそそられる。

(以上)

 


芥見権現山(317m)―見晴岩ルート

2014-02-20 | 山行

芥見権現山(317m)―見晴岩ルート
―里山なれどタフな山

2014年2月17日(月)、薄曇り、無風で穏やか
参加者: G.G.他2名
歩行距離:  約 9.5km(ルートミス:約2kmを含む)
行動時間:  5:45(休憩、昼食を含む)
アクセス: 各務原(自宅)9:00→9:20大洞光輪公園墓地駐車場
コースタイム:
駐車場 9:30→10:30 見晴岩 10:50→11:10権現山、昼食11:45→12:10北山尾根→12:50クリーンセンター→13:00リフレ芥見→13:35芳野神社(長山城跡)13:40→13:45槍岩→14:25一服岩→14:55荒神様石碑→15:15駐車場
コース:実際に歩いた周回コースのGPSトラック(赤:登り、青:下り、紫:フラット、印:ルートミス箇所)を下に示す。

山行記事:

■林道に入り、最初の分岐点を左に、次の分岐も左に進むべきところを、うっかりして右に進んだが、すぐ気が付き150m程戻る(1回目のルートミス)。後はコンクリートで護岸された川の左岸を進んで行くと、2段の堰堤があり、ここでコンクリートの護岸は終り、上流は自然の沢になる。沢の右岸に小さな赤テープが1本ぶら下がっており、ここが見晴岩への取り付き点である。若し、赤テープがなければ踏み跡が定かでなく、ルートを見付けるのは難しかろう。

■初めから、かなり急な悪路である。やがて岩壁が現れる。斜度が大で、その上、岩が脆いので、3点ホールドで慎重に登る。最後はロープに助けられて漸く見晴岩の頂きに着く。
本日のバリエーションコースを無事に登頂できヤレヤレである。後は迷う所もなく淡々と歩けばよいと思ったのは油断大敵で、この後2回もルートミスを犯した。
 
■見晴岩と名付けられただけあって、展望は良好である。西方、目の前には谷を隔てて岩峰が聳えている。急峻で直登は不可能に見える。

■足元にクチナシが3株あり、色鮮やかな実をたわわに付けていた。我が家の前の歩道脇にもクチナシの木の花壇があるが、白い花が咲くだけで実は付けず、このように色鮮やかな実を見るのは始めてであり、正月の栗きんとんの着色に使われるのを納得する。

 ■展望とクチナシを楽しんだので権現山に向かう。因みに、桐谷坂からの道との出会いに「桐谷坂方面?」と書かれた小さな白い看板が建てられていた。多くの人がルートミスを犯すので立てたものと思う。昨年の6月の山行時には看板がなく、誤って見晴岩の上に立って引き返した事を思い出した。
■権現山で早めの昼食とする。昼食はストーブで煮込んだ熱々のカップラーメンであるが、冬の山行には欠かせない、ぴったりの食事であり舌鼓をうつ。記念写真を撮り下山にかかる。

 

■芥見権現山を一旦、老洞峠に下り、今度は各務原権現山の尾根に登る。500m位、小春日和の尾根道をのんびりと歩き鉄塔から送電線巡視路を辿り、クリーンセンター脇に降り立つ。センターの駐車場で芥見権現山南面の2本の岩場を暫し眺める。

 

■リフレ芥見の前から芥見権現山の尾根続きにある芳野神社(長山城跡)を目指して、良く整備された尾根道を登る。途中にビューポイントがあり、南西方面の眺望が良好であった。左に三峰山、中央が金華山、右が木陰になっているが百百ヶ峰等がクッキリと同定できた。

下山は芳野神社から少し戻り、往路を左に分け槍岩と一服岩の見物に向かう。5分程、降りた所に槍岩と記された小さな看板があり、左折すると直ぐに槍岩に着く。高さは4m位であろうか。鋭いピークで高齢者には登れそうもない。


  元の道に戻り一服岩に向かう。ここで右折し東へ向かう予定であったが、一服岩を見落とし200m位、直進・降下してしまい登り返す(2回目のルートミスト)。やがて大きな岩塊を見付ける。先ほどは3人共に、下ばかり見ていためか気付かなかったが、見落とすにしては余りにも巨大な岩塊で狐に抓まれたようである。名前は一服岩で親近感を感じるが、実物はグロテスクな恰好である。裏側から見るとゴジラのようである。

 ■一服岩からの道は道幅が狭く、路肩が崩落している箇所もあり油断できない。途中、東進すべき所を誤って左折したが踏み跡が消え、元に戻り東進する(3回目のルートミス)。
石神様の碑の所まで降りると林道に出合い、後は何事もなく駐車場に戻ることが出来た。 

所 感:

■当山は標識が皆無でルートファインディング能力が要求されるので、山行トレーニングに適していると思う。
■標識がないとは言え、今回は3回ものルートミスを犯したので大いに反省している。見晴岩までのコースはバリエーションコースであり十分に調査をしてきたので最初のウッカリミスを別にすれば問題はなかったが、問題は分岐点の一服岩を見落とし、更に200mも行き過ぎた事である。この箇所はバリエーションコースではないので現在位置の確認を疎かにした事によるミスである。
■芥見権現山は里山であるが、見どころが多く、又、バリエーションコースは難易度が高く、低山であるにも関わらず、山行後の充実感、達成感は大きい。

(以上)

 

 

 


 


 

 

 


10kmマラソンに挑戦(その2)

2014-02-16 | 日記

1月半ばに30分、4kmを走れるようになったと報告したが、その後10日間ほど風邪で体調を崩し、練習を中断したので、その後の進捗は余り芳しくない。然しながら現在は同じ30分、4kmでも以前に比べれば、楽に走れるようになった分、地力は着いてきていると思う。暫くはこの練習を続けて、更にスタミナを増強する積もりである。
上記のように、ジョギングの走力そのものは余り進歩はないが、副次的な効用を実感している。
そのひとつは、山行後に疲労が殆ど残らないことである。
もう一つは、毎冬、就寝時に電気アンカのお世話になっていたが、今冬は代謝が良くなり、体温が上がったためか、アンカが不要になったことである。


扶桑緑地公園での野鳥観賞

2014-02-11 | 日記

2月9日、大寒波来襲中に木曽川河畔の扶桑緑地公園へ野鳥観賞に出かけた。アスファルト舗装された遊歩道は良く整備され歩き易い。道路脇には樹木の名札、眺望できる山々の名札などが吊り下げられている。また、渡り鳥の標本図も掲示されていて来訪者を暖かく迎える雰囲気が嬉しい。
遊歩道には散歩する人、サイクリングする人、ジョギングする人、野鳥撮影用の望遠レンズ付カメラを携えた人などが、三々五々ゆったりと自然を楽しんでいるのが印象的である。
小生も皆さんに混じってのんびりと、野鳥観賞しながら写真撮影する。5種類位の野鳥を見たが、写真に撮れたのは2種だけである。名前は分からないが一種はウミウ?
 
 
遊歩道沿いに栴檀の木が数本あり黄金色の実を着けていて冬枯れの景色にアクセント、を付けていた。因みに、栴檀の木の解説には「栴檀は双葉より芳し」で言う栴檀は香木の「白檀」のことで、「栴檀」の木とは別物であると記されていて勉強になった。
 
なお、この緑地はトイレも完備し、遊歩道はフラットで道幅も広く、雑木林や桜の木もありジョギングにはピッタリという感じであるので、今後も、折に触れ、野鳥観賞を兼ねジョギング練習に訪れたい所のひとつとの思いを強くした。