3月25日に山梨の清里から長野の佐久地方をドライブ旅行した。山々は残雪を纏って、美しいを姿を楽しませてくれていた。
甲斐大泉のホテルからの鳳凰三山、甲斐駒ケ岳、鋸岳の姿は絶景である。何しろ山裾の標高が700mで、甲斐駒ヶ岳が約3,000mであるから標高差は2,300mもあり、圧倒的の山容を見せてくれる。北東方向か眺める甲斐駒ヶ岳は百名山中の名山の趣がある。
甲斐駒と鳳凰三山の間の奥には、日本第2の高峰の北岳が白銀を纏った、近寄り難い姿を見せていた。数年前の真夏に喘ぎながら登った山行が思い出された。
長野県の佐久市へ行く途中、八千穂高原を訪れてみた。八千穂高原の白樺林は日本一の規模だそうである。八千穂レーク周辺のドライブウエイ沿いの白樺林は、この時期、静寂に包まれ、青空、白樺林、雪原が美しいコントラストを奏でていた。
佐久市立近代美術館を訪れるため、千曲川沿いに北上し佐久市へ向かった。真正面に行く手を阻むが如くに、浅間山の巨体が聳え立っていた。山容は独立峰で、従って頂は好展望台で、日本アルプス、八ヶ岳、秩父、日光、上信越の山々が指呼できるようである。
どのような景色が見られるか何時か登って確かめたい山のひとつである。
東京で遊んだ帰路、3月27日に田子の浦と三保の松原に立ち寄り富士山を眺めてきた。
田子の浦漁港からの眺めは、万葉集で山部赤人が「田子の浦ゆ うち出て見れば・・・・」と歌った時代の面影は無いかもしれないが、これはこれで現代風の絵になっている。
三保の松原も世界遺産になったので、訪れてみた。富士山は見事であるが、浚渫船らしき船舶が2隻も停泊しており、折角の羽衣伝説を秘めた絶景も台無しであった。