横山岳(1132m)の山行記録
~白谷登山口→白谷本流→横山岳→三高尾根→鳥越峠→白谷登山口~
2014年5月25日(日)、晴れ
参加者: G.G.、他2名
アクセス: 各務原 6:30→各務原IC→高速道路→木之本IC→7:50白谷登山口駐車場(P)
コースタイム: P8:00→8:40 太鼓橋 →11:00 横山岳 11:30→12:35 鳥越峠 →13:15P
行動時間:5:15
歩行距離:約7.8km
コース:実際に歩いたGPSトラックを下に示す。赤線は登り、青線は下りを示す。
(注記)GPSトラックの始点(P)と終点が一致していないがGPSバッテリーの容量不足(電圧低下)が原因かもしれない。
山行記事:
■駐車場は広く、立派な休憩所と、粗末ではあるがトイレ(写真右)もある。休憩所には横山岳案内、関連パンフレット、写真集などが備えられている。
■駐車場東隣から沢沿いの登山道が始まる。40分位で一旦、林道に上がり、左手にある太鼓橋の右側から再び沢沿いの登山道を登る。可なりの急坂であるが、新緑の中を渓流沿いに、小鳥の声と、沢音をBGMにし、次から次へと花が現れ楽しませてくれるので快適である。
但し、何回も沢を左右に渡渉するので水量が多い時は緊張を強いられよう。
■途中、渓流にはナメ滝の経滝と五銚子の滝があり景観にアクセントを付けている。五銚子の滝は落差が10m位の立派な滝である。
■山頂までで、目に留まった主な花はタニウツギ、シャク、ミヤマキケンマ、ヒメウツギ、ヤマブキ、ラショウモンカズラ、ミヤマハコベ、ミツバツツジなどである。
■太鼓橋からの登山道は急坂で、直登に近く所々でロープに縋らなければならない。標高1000m位からは一段と斜度が増し、体力的負荷も大きくなるが満開のミツバツツジが現れ励ましてくれる。
■3時間ほどで、山頂に着き、2等三角点に挨拶する。下界は晴れているようであるが山上は薄曇りで残念ながら眺望は効かない。先客は我々を追い抜いて行った奈良からのご婦人が一人だけである。
このご婦人に記念写真のシャッターを押してもらう。
■このご婦人、実はご夫婦で来ていたが、山慣れていない様子のご主人とはペースが合わないようで、ひとり先行して登頂して来たのである。我々は30分ほどで食事を済ませて出発したが、当のご主人は未だ到着していなかった。何時もの事らしく心配していないと言っていたが、聊か問題であろう。
■三高尾根を下山時に、2組の10人位のパーティーに出会ったがメンバーの多くはシニアのご婦人方であった。横山岳は花の山として知名度が高く、ご婦人方に人気があるのを覗わせる。
■三高尾根は白谷沿いの登路ほどではないが、可なりの急坂で、始めは直下降に近く、所々で、ロープのお世話になった。こちらのルートでは殆ど見るべき花がないが、新緑の森林浴が誠に気持ち良い。
特に頂上から15分位の所はブナ林が広がり、何本かの巨木が目立つ。
■眺望のない林間が続き、やがて鳥越峠に着く。ここは西方の眺望が開けて、正面には昨年 11月に登った七七頭ヶ岳と麓の菅並集落が望めた。
■鳥越峠から少し行った所で左折する。ここからは暫くは未だ、急坂が続くがロープに縋るほどではない。道半ばからは林道となりコエチ谷登山口へ着く。ここで左折すると駐車場は直ぐである。
所感:
■本ルートは登り下り共に、直線的な急坂が多く、ロープに縋る箇所が15ヶ所?位もあり、手袋が必携で、腕力を要する。この点、特段の危険個所はないものの初心者向けでない。
■花は白谷沿いが圧倒的に多く、三高尾根は少ないようである。
■山頂、途中共に眺望は期待できないようである。