山行年月日:2018年4月22日(日)、快晴無風、20℃(山頂)
参加者:G.G.他7名
歩行データ:
沿面距離≒12 km/所要時間≒7:04(昼食、休憩時間などを含む)/累積標高≒1,100 mアクセス:16BK駐車場6:30→8:15 P(路肩駐車)
コースタイム:
P 8:25→8:33コグルミ谷登山口→10:01カタクリ峠→11:05 御池岳→
11:25奥の平、昼食12:00→12:12幸助の池→13:37 元池→14:10幻池→15:29登山口
GPSトラック:
登山口から500m位先の路肩に駐車し、コグルミ谷から時計方向にテーブルランドを周回して、幸助の池~幻池まで10の池を探訪した。なお、丸池の位置を間違えたが別の池(X池)へ行き当たり、ひょうたん池の次には想定外の池(Y池)に遭遇した。 (一目盛約250m)
GPSトラックの標高図:
登山口から御池岳まで約2:30の登りであるが、急登でなく登山道も安定して歩きやすい。御池岳からは緩やかな下りで、池探訪のため登山道を外れても地形は略フラットで枯れ草がクッションとなり足に易しく歩きやすい。また、歩行時間は7時間超であるが、池鑑賞のため、頻繁に休止するので、体力的な負荷は低い。
山行リポート:
■新緑のコグルミ谷をヒメイチゲ、ニリンソウ、シトリシズカ、カタクリなどの花々を鑑賞しながらゆっくりと登る。途中リスが斜面を駆け上る愛らしい姿を3回も目撃した。御池岳に近くなると御池名物のコバイケイソウの大群落に出会う。がっしりした若葉が陽光に輝き生命力の躍動を象徴しているように見えた。
■先ずは鈴鹿山脈の最高峰である御池岳に立ち寄り、記念撮影する。登山開始時には大勢のハイカーがいたが山頂は我々だけなのは意外であった。遅れて岐阜の「やまびこ」?と言う10数人のグループの方々がやってきたので撮影場所を譲り奥の平へ向かう。
■奥の平でも他にハイカーは居らず、占拠状態である。正面に美濃の山々や藤原岳を間近に望みながら草原に足を投げ出し、ゆったりと昼食を楽しんだ。おまけに、爽やかなそよ風が頬を撫で心地よく、将に至福の一時であった。
なお、所々に金網で囲って「笹」を鹿の食害から保護していたが、地球環境変化の一端を垣間見る思いがした。
■奥の平を後にして、先ず幸助の池を訪れてからボタンブチへ行く。大勢のハイカーが三々五々食事をしたり展望を楽しんだりで大賑わいである。次のビューポイントである天狗鼻に向かう。
■天狗鼻は断崖絶壁の好展望地である。眼下にT字尾根、谷を隔てて以前に登った天狗堂~サンヤリの山塊などの山々が望めた。
■御池岳には約30個の池があると言われているが、今回は10個の池を訪問してきた。最大の元池を除けば殆どの池は直径が10m~20m位の小ぢんまりとした水溜り状で、周辺は茶褐色一色で風情がないが、もう1ヶ月もすればコバイケイソウなどで覆われ別天地に変身しよう。
■道中、ヒメイチゲ、ニリンソウ、シトリシズカ、カタクリ、ネコノメソウ、アセビ、キクザキイチゲその他の花々に出会えたが、本格的な花のシーズンはこれからであろう。
雑 感:
■当日は地上ではこの時期としては異常な30℃の真夏日になったが、山頂は20℃位で爽快であった。奥の平では「笹」を鹿の食害から護る金網のフェンスを張り巡らせていた。30℃の気温と言い、金網フェンスと言い昨今の環境変化を象徴しているようである。
■10個もの池巡りをしたが、どれも池の名に相応しい風情がなかった。
昔日に訪れた時は静寂で、コバイケソウなどで緑に覆われ風情があったが、これも環境変化で幻となったのか?
■池巡りをしようとするならば、事前にスマホGPSなどに池の位置をプロットしておき、それを目指してナビゲートしなければ、池の発見は難しかろう。
■今回の山行でのGPSトラック図、標高図はスマホのジオグラフィカに拠るものである。以前のジオグラフィカはGarmin GPSに比べて、動作が不安定で、誤差が大きかったが今回、両者を比較してみるとスマホGPSは改善されているらしく安定性に問題なく、誤差もGarmin GPSより低い結果が得られた。今までは、Garminをメインにスマホをサブに使ってきたが、これからはスマホ(ジオグラフィカ)がメインに使えそうである。