今日、ある会社で説明会があり、専門学校で教えていた生徒が6~7人行きました。たまたま、そこは僕が最初に勤めていた事務所だったので、社長に連絡を入れてみた。なんか、自分が以前いた事務所に自分が教えた学生が行きたい、というので、その会社に連絡を取ってみるというのも変な感じです。というか、年代を感じますねェ~。僕は辞めた人間で偉そうなことはいえませんが・・・学生のためにマメに連絡~。
さて、今日は「景観」について少し。今、住宅の事前協議という申請をしていて(建築確認申請の前に、建築基準法以外の市の条例などを協議しようとする申請)どうも引っ掛かりがあるので、ここに書いてみます。これは行政によって様々な呼び名はありますが、「景観条例」などという条例で色彩、形状、敷地に対する位置など、こまごまとしたことを規制している条例です。
で、中身を見てみると・・・。それが本当に景観を守るようになるの~という気がしています。何でもOKにすると、景観の収拾がつかなくなる恐れがあるので、様々な規制をするのはわかりますが、条例化によって、文字に縛られることにより、本当はまっとうなデザインのものも、その文字のせいで変なデザインに変わってしまうこともあります。例えば、「和風の景観を守るために、必ず庇を付けなさい」などというのは 庇の部分にのみ目がいっていて全体のバランスや、庇自体のデザインには無頓着。それで本当に和風になるのだろうか? 勝手に付けろというが、お金を出すのは一般市民ですよ~。変な庇を付けさせて、市民に負担を強いるのか?などなど、あ~だめだめ、愚痴っぽくなってきた~。
建てる人のモラルの問題もあるのでしょうが、文字によって縛るのでなく、総合的に判断して欲しいなぁ~。建物の景観に関する一般の人たちの認識も必要じゃないかなぁ。例えば住宅はあくまで個人の所有物だけど、外観は町並みを形成する社会の共有物でもあるのですね。外観は外壁だけでなく、屋根も第5(東西南北の4面+屋根面)の立面図といわれるくらいで「鳥さん」が見て気持ちがいい屋根でないと~。あ~今日は「なんだかなぁ~」という文面になってしまった。まあ、みんながみて気持ちのいい建物が並ぶ、町並みが出来たらいいですね~~~。